ティム・アンダーソン (野球)

アメリカの野球選手 (1993 - ) ウィキペディアから

ティム・アンダーソン (野球)

ティモシー・デボン・アンダーソンTimothy Devon Anderson, 1993年6月23日 - )は、アメリカ合衆国アラバマ州タスカルーサ出身のプロ野球選手遊撃手)。右投右打。MLBロサンゼルス•エンゼルス傘下所属。

概要 ロサンゼルス・エンゼルス(マイナー), 基本情報 ...
ティム・アンダーソン
Tim Anderson
ロサンゼルス・エンゼルス(マイナー)
Thumb
シカゴ・ホワイトソックス時代
(2017年5月6日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 アラバマ州タスカルーサ
生年月日 (1993-06-23) 1993年6月23日(31歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
185 lb =約83.9 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 遊撃手
プロ入り 2013年 MLBドラフト1巡目
初出場 2016年6月10日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国
WBC 2023年
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概要 獲得メダル, 男子 野球 ...
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経歴

要約
視点

プロ入りとホワイトソックス時代

2013年MLBドラフト1巡目(全体17位)でシカゴ・ホワイトソックスから指名され、プロ入り。この年は傘下のA級カナポリス・インティミデイターズ英語版でに所属し、68試合に出場して打率.277、1本塁打、21打点、24盗塁を記録した。

2014年はルーキー級アリゾナリーグ・ホワイトソックス、A+級ウィンストン・セイラム・ダッシュ英語版、AA級バーミングハム・バロンズに所属し、3球団合計で84試合に出場して打率.303、9本塁打、40打点、10盗塁を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、グレンデール・デザートドッグス英語版に所属した。

2015年は初めてメジャーのスプリングトレーニングに招待された[1]。シーズンではAA級バーミングハムに所属し、125試合に出場して打率.300、5本塁打、46打点、49盗塁を記録した。

2016年は開幕をAAA級シャーロット・ナイツで迎えた。6月10日に同日にDFAとなったジミー・ロリンズと入れ替わる形でメジャー契約を結び、25人枠入りした[2]。デビュー戦となった同日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦にて「9番・遊撃手」で先発出場してメジャー初安打を含む2安打を記録した[3]。7月9日のアトランタ・ブレーブス戦の3回表の無死一・二塁の場面で、フレディ・フリーマンの打ったゴロを捕球して、二塁走者に触球し、二塁ベースを踏んだ後、一塁に送球することにより、2刺殺、1補殺三重殺を完成させた[4]。全体としては99試合に出場。打率.283、9本塁打、30打点、10盗塁という成績を残した。

2017年2月14日、背番号を7に変更した[5]。3月にホワイトソックスと6年2500万ドルで契約を延長した(2023年と2024年は球団オプション)[6]。8月23日のミネソタ・ツインズ戦で自身初のサヨナラ安打を記録した[7]。この年は146試合の出場で打率.257、17本塁打、56打点、15盗塁などを記録した。守備ではリーグ1位の28失策を記録した。

2018年8月23日のミネソタ・ツインズ戦で自身初のサヨナラ安打を記録した[8]。この年は153試合の出場で打率.240、20本塁打、64打点、26盗塁(リーグ7位)などを記録した。守備では2年連続リーグ1位の20失策を記録した。

2019年4月17日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦で、4回に2点本塁打を打った際に三塁側ベンチに向かって挑発的にバットを放り投げた(バットフリップ英語版)ことにロイヤルズのブラッド・ケラーが激怒、6回の次打席で報復死球を投じたことから小競り合いとなり両チームから選手が出て乱闘寸前の状態になった。結果ケラーと共に退場処分を受けた。なおアンダーソンは2018年のロイヤルズ戦でも小競り合いを起こしている[9]。19日にMLBより1試合の出場停止処分を受けた[10]。4月は、26日のデトロイト・タイガース戦で自身初のサヨナラ本塁打を記録[11]するなど、打率.381、6本塁打、17打点、9盗塁などの好成績でプレイヤー・オブ・ザ・マンスを初受賞した。6月25日のボストン・レッドソックス戦の守備でゴロを捕球する際に右足首を捻挫し、その後1ヶ月(26試合)欠場した[12]。この年は123試合の出場で打率.335、18本塁打、56打点、17盗塁などを記録し、首位打者のタイトルを獲得した。守備では3年連続リーグ1位の26失策を記録した。

2020年新型コロナウイルスの影響で60試合の短縮シーズンとなる中、8月1日に右股関節の張りで故障者リストに登録された[13]。この年は49試合に出場し、打率は.322でDJ・ルメイユに次ぐ2位、10本塁打、21打点、5盗塁などを記録した。自身初出場のポストシーズンではオークランド・アスレチックスとのワイルドカードシリーズ英語版で3試合連続3安打という史上2人目の記録を残した[14]が、チームは敗退した。オフにはシルバースラッガー賞を初受賞し、MVP投票では7位だった[15]

2021年7月10日に辞退した選手の代替選手として自身初となるオールスターゲームに選出された[16]。7月13日に開催されたオールスターゲームでは8回裏にブルージェイズのボー・ビシェットに変わって遊撃手の守備について途中出場し、オールスターゲーム初出場を果たした[17]

2023年は、シーズン開幕前に開催された第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)アメリカ合衆国代表として参加した[18]。 シーズンでは8月5日のガーディアンズ戦の6回にホセ・ラミレスから足にスライディングを受け、このことで口論となった[19]。アンダーソンがグローブを置いてボクシングの構えをしたことで、殴り合いの乱闘となった[19]。この乱闘によってラミレスと共に退場となった[19]。オフの11月6日に球団から契約延長オプションを破棄され、FAとなった[20]

マーリンズ時代

2024年2月24日にマイアミ・マーリンズと500万ドルの単年契約を結んだ[21][22]。7月2日にゼイビア・エドワーズの復帰に伴ってDFAとなり[23]、その3日後に自由契約となった[5]。この年はこれ以降、どの球団にも所属しなかった。

エンゼルス傘下時代

2025年1月22日にロサンゼルス・エンゼルスとマイナー契約を結び、同年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[24]

選手としての特徴

高校2年から野球を始めたため粗削りだが、バスケットボールで培われた身体能力が売りで、特にスピードは高評価。守備や選球眼に課題がある[25][26]

人物

愛称はB・ボス[27]

家族は妻と2人の娘がいる[28]

詳細情報

年度別打撃成績

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O
P
S
2016 CWS 994314105711622691773010261130111715.283.306.432.738
2017 14660658772151264172365615121130316213.257.276.402.679
2018 15360656777136283202306426823302414915.240.281.406.687
2019 12351849881167320182535617502150310912.335.357.508.865
2020 492212084567111101102152011002504.322.357.529.886
2021 1235515279416329217247611870122111195.309.338.469.806
2022 79351332501001306131251300014155510.301.338.395.734
2023 1235244935212118211462513202260312215.245.286.296.582
2024 MIA 6524123416503005394400700686.214.237.226.463
MLB:9年 9604049385654410711821898158334712131101115042295195.278.308.411.718
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  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別打撃成績所属リーグ内順位

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201623 ア・リーグ --------
201724 --------
201825 ------7位-
201926 1位-------
202027 2位4位------
202128 4位-------
202229 --------
202330 --------
202431 ナ・リーグ --------
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  • -は10位未満(打率は規定打席未到達の場合も-と表記)

ポストシーズン打撃成績

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2020 CWS ALWC 3141429200110000000000.643.643.786
2021 ALDS 419194700071000000050.368.368.368
出場:2回 73333616200181000000050.485.485.545
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  • 2024年度シーズン終了時

WBCでの打撃成績

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2023[29] アメリカ合衆国 62118361109510120010.333.381.500
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年度別守備成績

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二塁(2B)遊撃(SS)
























2016 CWS -981422441450.965
2017 -1461973632885.952
2018 -1511883922072.967
2019 -1221823242675.951
2020 -4965109623.967
2021 -1221522701059.977
2022 -79992031238.962
2023 23210.8331191572391458.966
2024 MIA -6366170934.963
MLB 23210.83394812482314139494.962
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  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

タイトル

表彰

記録

背番号

  • 12(2016年)
  • 7(2017年 - 2024年)

代表歴

脚注

関連項目

外部リンク

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