トップQs
タイムライン
チャット
視点
チャーリー・ブラックモン
アメリカの野球選手 (1986 - ) ウィキペディアから
Remove ads
チャールズ・カッブ・ブラックモン(Charles Cobb Blackmon, 1986年7月1日 - )[2]は、アメリカ合衆国テキサス州ダラス出身の元プロ野球選手(外野手)。左投左打。愛称はチャック・ナッツィー(Chuck Nazty)[3]。
2008年にドラフトで指名されて入団して以降、一貫してコロラド・ロッキーズに所属するフランチャイズ・プレーヤーであった[4]。
Remove ads
経歴
要約
視点
プロ入り前
テキサス州ダラスで生まれ、 ジョージア州スワニーで育ち、ノースグウィネット高等学校では左利きの投手と外野手としてプレーしていた。 野球以外にもバスケットボールやフットボールにも参戦し、年間最優秀スポーツ選手に3回選ばれた。
2004年のMLBドラフト28巡目(全体848位)でフロリダ・マーリンズから指名されたが、順位が低かったのでヤングハリス大学に進学した。
ヤングハリス大学では2年間投手として大学野球をプレーした[5]。 1年生のシーズンで15勝をあげ、127イニングで138個の三振を奪った。シーズン終了後の2005年のMLBドラフト20巡目(全体618位)でボストン・レッドソックスから指名されたが、この時も順位を理由に契約には至らなかった。翌シーズンもヤング・ハリス大学でプレーした。
2006年には奨学金を得てジョージア工科大学に転校した[6]。1年目は肘の腱炎のためRedshirtになり、復帰後も球威は下がってしまった。しかしその間に野手として見いだされ、4年生時には外野手として、打率.396、8本塁打、25盗塁の成績を残した[7]。2011年にジョージア工科大学を卒業した[8]。
ロッキーズ時代
2008年のMLBドラフト2巡目(全体72位)でコロラド・ロッキーズから指名され、6月8日に契約。傘下のA-級トリシティ・ダストデビルズでプレーし、68試合に出場して打率.338、2本塁打、33打点、13盗塁を記録した。ノースウェストリーグのオールスターチームに選出された。
2009年はA+級モデスト・ナッツでプレーし、133試合に出場して打率.307、7本塁打、69打点、30盗塁を記録した。
2010年はAA級タルサ・ドリラーズでプレーし、86試合に出場して打率.297、11本塁打、55打点、19盗塁を記録した。
2011年は開幕からAAA級コロラドスプリングス・スカイソックスでプレーし、58試合に出場して打率.337、10本塁打、49打点、12盗塁を記録した。6月7日にロッキーズとメジャー契約を結び[9]、同日のサンディエゴ・パドレス戦でメジャーデビュー。「7番・左翼手」で先発起用され、3打数無安打に終わった。7月1日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦、25歳の誕生日に代打でホアキム・ソリアから初本塁打を記録した。7月8日に左足の骨折で15日間の故障者リスト入りし[10]、7月15日に60日間の故障者リスト入りした[11]。この年メジャーでは27試合に出場して打率.255、1本塁打、8打点、5盗塁を記録した。オフの10月31日に故障者リストから外れた[12]。
2012年は開幕前の4月4日にターフトゥで15日間の故障者リスト入りした[13]。4月14日に故障者リストから外れたが、AAA級コロラドスプリングスへ降格[14]。8月18日に再昇格した[15]。この年は42試合に出場して打率.283、2本塁打、9打点、1盗塁を記録した。
2013年3月5日にロッキーズと単年契約に合意し[16]、3月24日にAAA級コロラドスプリングスへ異動した[17]。5月12日にメジャーへ昇格し[18]、5月29日にAAA級コロラドスプリングスへ降格した[19]。7月8日に再昇格した[20]。9月16日から22日かけて7試合で36打数18安打(打率.500)、5二塁打、1本塁打、5打点、OPS1.222などの成績を残し週間MVPを初受賞した。この年は82試合に出場して打率.309、6本塁打、22打点、7盗塁を記録した。
2014年は開幕ロースター入りし[21]、開幕から7試合で24打数13安打(打率.542)、3二塁打、1本塁打、6打点、OPS1.352などの成績を残し、2度目の週間MVPを受賞した。4月4日、チームとしてはアンドレス・ガララーガ以来19年振り2人目となる1試合6安打を記録した。途中から右翼手のレギュラーに定着し、オールスターにも初選出された。この年は154試合に出場し、自身初のメジャーでの規定打席到達となった。打率こそ.288で2年連続で打率3割とはならなかったものの、19本塁打(5本は初回先頭打者)、72打点という成績を残し、中軸打者として成長した。また走塁面ではリーグ8位となる28盗塁を記録し、俊足を発揮した。右翼の守備ではUZR-4.5、Def-7.5、DRS±0と課題を残す結果になった[22]。
2015年は中堅手のレギュラーに定着し、打率.287、17本塁打(6本は初回先頭打者)、58打点、176安打、リーグ3位となる43盗塁、93得点、リーグ2位となる9三塁打と活躍した。しかし、守備面ではUZR-5.4、Def-3.3、DRS-8と結果を残せなかった[23]。
2016年も中堅手として143試合に出場した。リードオフマンとしての起用され、打率.324、29本塁打、82打点、チームトップのOPS.933と活躍し、自身初となるシルバースラッガー賞を受賞した。守備面ではUZR-3.9、Def-1.9、DRS-2の指標を記録した[24]。
2017年は5月に打率.359、6本塁打の成績で月間MVPを獲得するなど前半戦で打率.316、20本塁打の成績を残し、2014年以来2度目となるオールスターに選出された。後半戦はさらに調子を上げ、8月8日のクリーブランド・インディアンス戦で通算100本塁打を達成した[25]。最終的には、打率.331、リーグ3位タイとなる37本塁打、104打点は(リーグ8位且つ1番打者としてMLB歴代最多[26])、リーグ4位となるOPS1.000など主要打撃項目全部門でキャリアハイの成績を残し、自身初の首位打者のタイトルを獲得し、「3割・30本塁打・100打点」を達成した。また、自身初の200安打となる213安打を記録した。また、10三塁打、35本塁打、100打点、130得点、210安打を同時に記録したのはナ・リーグ史上5人目の快挙で、1948年のスタン・ミュージアル以来69年ぶりの記録だった。また、マルチ安打66回は1998年のダンテ・ビシェットと並びチームタイ記録だった。守備面ではUZR-0.9、Def+1.4、DRS-5を記録した[27]。
2018年4月4日にロッキーズと6年総額1億800万ドルの契約延長を結んだ[28]。オプションとして2022年シーズンからの2年間の選択権を選手側が所持し、2022年シーズンからは表彰等の出来高が含まれる。シーズンでは前半戦を打率.287、19本塁打、45打点で折り返し、オールスターゲームに選出された[29]。9月30日のワシントン・ナショナルズ戦ではサイクル安打を達成した[30]。最終成績は打率.291、29本塁打、70打点だった。守備面では前年から大きく悪化し、中堅手としてUZR-12.3、Def-10.0、DRS-28と全てにおいてリーグワーストを記録した[31]。
2019年からは昨年の守備状況を鑑み、右翼手へコンバートされた。6月13日~16日に行われた対サンディエゴ・パドレス戦(クアーズ・フィールド)の4試合で、4本塁打を含む15安打を放った。第1戦から第3戦までの3戦連続4安打以上は史上2番目に長い記録であり、1カードで15安打はMLB史上最多となった[32]。3年連続、4度目となるオールスターに選出された。最終成績は打率.314、32本塁打、86打点、2盗塁を記録し、5年連続で記録していた2桁盗塁が途切れた。守備面では右翼手にコンバートされたにもかかわらず、UZR-10.6、Def-16.7、DRS-8と2年連続でリーグワーストを記録した[33]。
Remove ads
選手としての特徴
デビュー以来打者有利であるホーム球場のクアーズ・フィールドの恩恵を大きく受けている選手であり、2019年までの通算成績で、ホーム打率.349に対し、ビジター打率.261に留まっている。
人物
髭が覆っている顔から少し怖い印象を受けるが、自身のSNS上ではチャック・ナッツィー(Chuck Nazty)というキャラクターで気軽で面白いツイートや写真をしており人気を博している[35][36]。
学生時代は学業面でも優秀で、高校時代は学業成績における年間最優秀スポーツ選手に3度選ばれており、短大時代も"ディーンズリスト(成績優秀者名簿)"に名を連ね、大学時代にはスポーツで貢献しながら勉学でも好成績を残した生徒としてESPNの“アカデミック・オール・アメリカ”の大学野球部門セカンドチームに選出されている[37]。
詳細情報
年度別打撃成績
- 各年度の太字はリーグ最高
年度別守備成績
- 各年度の太字はリーグ最高
タイトル
- 首位打者:1回(2017年)
表彰
- シルバースラッガー賞(外野手部門):2回(2016年、2017年)
- プレイヤー・オブ・ザ・マンス:2回(2017年5月、2019年6月)
- プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク:6回(2013年9月23日、2014年4月7日、2016年6月26日・8月14日、2017年5月28日、2019年6月16日)
記録
- MLBオールスターゲーム選出:4回(2014年、2017年 - 2019年)
- サイクル安打:1回(2018年9月30日)
- 1番打者としてのシーズン打点:103[38](MLB歴代最多)[26]※従来の記録はダリン・アースタッドの100(2000年)
背番号
- 8(2011年 - 2012年)
- 19(2013年 - )
Remove ads
脚注
関連項目
外部リンク
Wikiwand - on
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Remove ads