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マリオシリーズに登場する架空の種族 ウィキペディアから
キノコ族 (キノコぞく、Toads) は、任天堂が発売したコンピュータゲームソフトのシリーズ、マリオシリーズに登場する架空の種族。
キノコのような外見(特に頭)をしていて、基本的に性格は温和である。マリオシリーズのほとんどに登場する種族。キノコ王国全土に住んでおり、人口の大半を占める。ほとんどの者に見られる特徴として、頭部に大きな斑点が付いた、キノコの笠のような帽子をかぶっている。斑点の色は白地に赤が基本だが、そのほかにも様々な色のバリエーションが見られる。
キノピオとキノピコと呼ばれる人型の者がほとんどだが、クリボーなど、一部の敵キャラもこれに含まれる。クリボーの場合、ピーチ側からクッパ側に寝返ったという経歴を持つ。
人間並みの高度な文化を持つ。基本的に善良で平和を好む性格であり、今のところ大きな争いも無く共生している。ノコノコなど、他種族にも友好的である。
『スーパーマリオRPG』と『マリオストーリー』に登場。ピーチ姫の側近のうち、最高位の老人。外交なども担当することがある。両作品ともに緑の水玉の帽子をかぶっているが、ヒゲの色が前者は黒、後者は白と異なっており、さらに英語版では呼称がそれぞれ「Chanceller」「Toad Minister」と異なっている。このため、両作品のキノコ大臣が同一人物であるのかは不明。
『スーパーマリオサンシャイン』以降、新たに登場した「キノじい」が代わってこの役割を担うことになり、その後の作品では「キノコ大臣」がシリーズに再登場したことはない。
キノじい | |
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マリオシリーズのキャラクター | |
初登場作品 | スーパーマリオサンシャイン |
声優 | スコット・バーンズ |
『スーパーマリオサンシャイン』で初登場したピーチ姫のお付きの老人。英名は「Toadsworth」。担当声優はスコット・バーンズ。同作にて登場以降、過去作の「キノコ大臣」に相当する役割で登場することが多いが、「キノコ大臣」との関係は明言されていない。
茶色の水玉模様の帽子に茶系の服を着て、小さな黒縁眼鏡に白い髭を蓄えている。年齢は『ペーパーマリオRPG』によれば60歳。『マリオ&ルイージRPG』ではピーチ姫とともに「マメーリア王国」にでかけ、マメラ女王の側近であるマメばあと仲良くなったり、『マリオ&ルイージRPG2』では彼の若い頃が登場している。『スーパーマリオスタジアム ミラクルベースボール』では老体を押してスポーツに挑むが、ナビゲーターのジュゲムに心配されている。杖をバットにして参加している。『マリオパーティ7』ではゲームの進行役として登場しており、現時点では彼の露出が最も多いゲーム作品である。『役満DS』では頭脳派だけあってボスパックンやクッパをも押しのけ、最強の敵キャラクターとして君臨する。『マリオ&ルイージRPG4 ドリームアドベンチャー』より後のゲーム作品にはリメイク・移植を除いて、キノじい本人の登場は無くなった。
キノピコ | |
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マリオシリーズのキャラクター | |
初登場作品 | マリオカート ダブルダッシュ!! |
声優 | ジェン・テイラー (2003 - 2005年) サマンサ・ケリー (2007年 - ) |
マリオシリーズに登場した「キノピコ」という名前のキャラクターとしては、2000年発売の『マリオストーリー』にてハテナ虫のアシスタントの女性として初登場。ただし、こちらのキノピコは後のシリーズに登場するものとは設定・デザインが異なり、英名は「Vanna T.」となっている。
現行のデザインの「キノピコ」は、2003年発売の『マリオカート ダブルダッシュ!!』で隠しキャラクターとして初登場。こちらの英名は「Toadette」(キノピオの英名「Toad」に女性形の「-ette」を付け加えたもの)。『マリオカートWii』ではキノピオたちのアイドルとされている。本作などのニンテンドーDS及びニンテンドーゲームキューブ作品以降は、外見・設定ともにこちらのキノピコに完全統一されている。
頭部はピンク色と斑点が白色のキノピオで、左右におさげをしているのが特徴。年齢は不明。登場当初の『マリオカート ダブルダッシュ!!』と『ペーパーマリオRPG』では赤のワンピースにワインレッドの上着というスタイルだったが、『マリオパーティ アドバンス』以降はピンクのワンピースに赤の上着というスタイルになった。
『ペーパーマリオRPG』では新しく入手した装備品の説明をしたり、マリオに新しい技を伝授したりと、キノピオより頼れる存在である。また、同作品で動物が好きだということが判明。『マリオパーティ6』からはプレイヤーとして登場し、同ゲームでキノピオとコンビを組むと「キノコカップルズ」と言う名前のチームとなる。マリオとだと「いがいとカップルズ」になる。ピーチ姫を「頼れるお姉さん」として尊敬している。大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでは観賞用のフィギュアとして登場する。
また、『Dance Dance Revolution with MARIO』ではホテルを経営していた。『マリオパーティDS』にて音楽が趣味であることがわかっている。『スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール』のチャレンジモードでは、他のキャラクターたちがクッパJr.を恐れてマリオたちの仲間になることをためらう中、「ダメと言われてもついて行くから」と自ら仲間に入れてもらうことを志願する場面があった。『進め! キノピオ隊長』では初のヒロインを務める。
『スーパーマリオスタジアム ファミリーベースボール』以来長らく登場していなかったが、2014年の『マリオゴルフ ワールドツアー』で約6年ぶりに登場する事になったことを機に再び登場の機会が増えた。
『Super Mario Run』ではスーパーマリオシリーズにて初のプレイアブルキャラクターとなった。基本性能はマリオと同じだが、Ver.3.0.4以降は最初からスーパー状態で始まる。
『New スーパーマリオブラザーズ U デラックス』ではパワーアップアイテム「スーパークラウン」を取るとピーチにそっくりな「キノピーチ」に変身する。キノピーチは2段ジャンプや一定時間の空中浮遊ができ、穴に落ちた時に一度だけ自動で戻ってくることも可能である[1]。キノピーチの状態で三段ジャンプをするとたまに声がキノピコに戻っている。
『スーパーマリオメーカー2』ではプレイヤーキャラとして使用可能な他、ストーリーモードではピーチ城の改築を担当する大工の棟梁、キノピコ親方として登場する。建築デザインの腕は確かだが、若干横暴で自惚れ屋な一面を見せる。なお、プレイヤーとしては上記の『New スーパーマリオブラザーズ U デラックス』とは異なり他のキャラクターとの能力差はない。
プレイアブルとして登場した作品は太字にしてある。
『スーパーマリオギャラクシー』で初登場。英名は「Captain Toad」。赤・黄・緑・青・紫の5人のキノピオで構成された「キノピオ探検隊」(英名「Toad Brigade」)の隊長。普遍的な赤い水玉の帽子だが、頭にヘッドライトをつけており、大きなリュックを背負っている。ヘッドライトの光でテレサを倒すことができる。肩書きこそ隊長であるものの、やや頼りなく他の隊員からの信頼は薄い。『ギャラクシー』ではさまざまな場所に出現し、マリオの冒険を手助けしてくれる。
続編の『スーパーマリオギャラクシー2』にも登場。『ギャラクシー2』でもパワースター集めに協力してくれる。
『スーパーマリオ 3Dワールド』ではキノピオ隊長を操作する特殊コース「キノピオ隊長の冒険」のプレイヤーキャラクターとして登場(『3Dワールド + フューリーワールド』で対応したマルチプレイでは青・緑・黄の隊員も登場)。同作に登場する青キノピオとは違い、足は非常に遅くジャンプもできない。特殊コースでは視点を変えたり地形を動かして仕掛けを解く謎解きステージとなっており、後の『進め! キノピオ隊長』の原型となっている。他、一部のコースにも登場しており、困っているキノピオ隊長を助けるとグリーンスターやコインがもらえる。
『進め! キノピオ隊長』では初の主役を務める。探検の途中で大鳥ウィンゴにされわれたパワースターとキノピコを追って冒険の旅に出る。
『スーパーマリオ オデッセイ』ではキノピオ隊長がパワームーンを所持しているステージが存在する。また、焚いているキャンプファイアに触れるとミスとなる。また、キノピオ探検隊の宇宙船はロス島やハニークレーターなどのショップとして営業している。
任天堂の公式LINEアカウントで、2015年9月22日のアカウント開設当初より案内役を務めたキャラクター。緑色を基調とした姿をしている[2]。
話しかけると返答するチャットボットとして活動し、任天堂関連用語や地名、元素記号など特定の言葉を伝えると特別な説明が返ってくる[3][4]。また、『スプラトゥーン』『スーパーマリオメーカー』などをキノピオくんがプレイするゲーム実況動画や、各種ゲームソフトの公式イラストにキノピオくんがコラージュ形式で入り込んだ画像、「キノピオくん画伯」による独特な絵柄のイラストなどがLINE上で公開された[5][6][7]。
2021年5月21日、同日発売のNintendo Switch版『ミートピア』の告知とともに、案内役からの卒業が発表された[6]。
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