オースティン・アダムス (1991年生の投手)

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オースティン・アダムス (1991年生の投手)

オースティン・ランス・アダムスAustin Lance Adams, 1991年5月5日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州タンパ出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBボストン・レッドソックス傘下所属。

概要 ボストン・レッドソックス(マイナー), 基本情報 ...
オースティン・アダムス
Austin Adams
ボストン・レッドソックス(マイナー)
Thumb
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州タンパ
生年月日 (1991-05-05) 1991年5月5日(33歳)
身長
体重
6' 3" =約190.5 cm
225 lb =約102.1 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2012年 MLBドラフト8巡目
初出場 2017年7月15日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
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ライブボール時代以降のメジャーリーグにおけるシーズン最多与死球記録保持者として知られる。

経歴

要約
視点

プロ入りとエンゼルス傘下時代

2012年MLBドラフト8巡目(全体267位)でロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイムから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級オレム・オウルズ英語版でプロデビュー。25試合に登板して0勝1敗4セーブ、防御率5.46、31奪三振を記録した。

2013年はA級バーリントン・ビーズ英語版でプレーし、27試合に登板して2勝1敗1セーブ、防御率3.98、36奪三振を記録した。

2014年はA+級インランド・エンパイア・シックスティシクサーズ英語版でプレーし、42試合に登板して3勝2敗1セーブ、防御率3.79、80奪三振を記録した。

2015年はA+級インランド・エンパイア、AA級アーカンソー・トラベラーズ、AAA級ソルトレイク・ビーズでプレーし、3球団合計で38試合に登板して3勝2敗1セーブ、防御率3.27、71奪三振を記録した。

2016年はルーキー級アリゾナリーグ・エンゼルスとAA級アーカンソーでプレーし、2球団合計で34試合に登板して0勝1敗4セーブ、防御率3.05、63奪三振を記録した。オフの11月18日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[1]

ナショナルズ時代

2016年12月10日にダニー・エスピノーサとのトレードで、カイル・マゴウィンと共にワシントン・ナショナルズへ移籍した[2]

2017年は開幕を傘下のAAA級シラキュース・チーフスで迎えた。7月14日にメジャー初昇格を果たし[3]、翌15日のシンシナティ・レッズ戦でメジャーデビュー[4]。この年メジャーでは6試合に登板して防御率3.60、10奪三振を記録した。

2018年、メジャーでは2試合に登板したのみだった。マイナーではAAA級シラキュースでプレーし、41試合に登板して1勝4敗9セーブ、防御率3.50、78奪三振を記録した。

2019年4月30日にDFAとなった[5]

マリナーズ時代

2019年5月4日にニック・ウェルズ及び金銭とのトレードで、シアトル・マリナーズへ移籍した[6]

パドレス時代

2020年8月30日にタイ・フランスアンドレス・ムニョステイラー・トランメルルイス・トレンズとのトレードで、オースティン・ノラダン・アルタビラと共にサンディエゴ・パドレスに移籍した[7]

2021年9月17日のセントルイス・カージナルス戦でヤディアー・モリーナ捕手にシーズン24個目の死球を与え、ライブボール時代以降(1920年~)では1922年にハワード・アームキー(英語版)が記録した23与死球のメジャー記録を99年ぶりに塗り替えた[8]。アームキーの記録がシーズン投球回279イニング2/3に対してのものであったことと比較すると、アダムスのシーズン52イニング2/3におけるこの記録は率としては大幅な更新である。

なお、20世紀以降(1901年~)という条件下ではチック・フレーザー(英語版)のア・リーグ記録である32(1901年、フィラデルフィア・アスレチックス。現オークランド・アスレチックス)が最多となり、アダムスの記録はナ・リーグ記録となる。

2022年は怪我の影響によりわずか2試合の登板に留まった。オフの11月10日にアウトライト・ウェイバーにかけられ、FAを選択した[9]

ダイヤモンドバックス時代

2023年1月25日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、傘下AAA級リノ・エーシズに配属された[10]

5月20日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[11]。しかし、8月2日に右の足首骨折したため、60日間のIL入りし、シーズン終了となった。オフの11月6日に再びAAA級リノに配属された。

アスレチックス時代

2024年3月24日に金銭とのトレードでオークランド・アスレチックスへ移籍した[12]

同年は8月13日までに56試合に登板したものの、8月18日に右前腕の張りを訴えた為、15日間のIL入りした。この影響が長引き、この年は復帰することなくシーズンを終えた。その他の成績は1勝2敗22ホールド・防御率3.92・WHIP1.48の成績だった。オフの11月4日にFAとなった。

レッドソックス傘下時代

2024年12月22日にボストン・レッドソックスとマイナー契約を結び[13]2025年スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。

投球スタイル

全投球の9割近くを占めるスライダーと最速97.8mph[14](約157.4km/h)の速球で抑え込む。スライダーは強力な武器で、2021年は838球投じて被打率.145と優秀だった。反面、この球のコントロールが原因で、上述した最多与死球記録を作ることにつながった。

詳細情報

年度別投手成績

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W
H
I
P
2017 WSH 600000000----295.0408011010423.602.40
2018 200000000----71.010300000000.004.00
2019 100000000----61.000201220119.002.00
SEA 29200022010.50012431.02041400512013133.771.10
'19計 30200022010.50013032.02041601534014143.941.13
2020 SD 300000001----174.031200710224.501.25
2021 65000032011.60024152.228135224764028244.101.20
2022 2000010001.00092.100300200000.001.29
2023 ARI 2400000107.0008117.1161805222012115.711.38
2024 OAK 56000012022.33319141.138423213536020183.921.48
MLB:8年 188200077051.500705155.2110119844422318080714.101.34
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  • 2024年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高

MLBポストシーズン投手成績

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2020 SD NLWC 2010051.000101100119.00
NLDS 2000040.200101000000.00
出場:1回 4010091.200202100115.40
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  • 2024年度シーズン終了時

年度別打撃成績

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O
P
S
2017 WSH 6000000000000000000.000.000.000.000
2018 2000000000000000000.000.000.000.000
2019 1000000000000000000.000.000.000.000
SEA 29110000000000000010.000.000.000.000
'19計 30110000000000000010.000.000.000.000
2020 SD 3110000000000000010.000.000.000.000
2021 65000000000000000000.000.000.000.000
MLB:5年 107220000000000000020.000.000.000.000
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  • 2024年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手(P)












2017 WSH 610001.000
2018 20000----
2019 10000----
SEA 292111.750
'19計 302111.750
2020 SD 301001.000
2021 6525001.000
2022 210001.000
2023 ARI 2402001.000
MLB 1326911.938
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  • 2023年度シーズン終了時

背番号

  • 70(2017年 - 2019年4月29日)
  • 63(2019年5月13日 - 同年終了)
  • 54(2020年 - 2022年)
  • 55(2023年)
  • 29(2024年)

脚注

関連項目

外部リンク

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