アール・マクトゥーム国際空港
アラブ首長国連邦の空港 ウィキペディアから
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アール・マクトゥーム国際空港(英語: Al Maktoum International Airport アラビア語: مطار آل مكتوم الدولي)は、アラブ首長国連邦のドバイ近郊のジュベル・アリ地区にある世界最大級の国際空港である。ドバイ・ワールド・セントラル国際空港(Dubai World Central International Airport)、ジュベル・アリ空港(Jebel Ali Airport)とも呼ばれる。
ドバイ国際空港までの距離は40kmの位置にある。空港名称は、かつてのドバイの首長であったマクトゥーム・ビン=ラーシド・アール=マクトゥームに因んで付けられた。
建設が進められている人工複合都市ドバイ・ワールド・セントラル計画の一つである。計画では滑走路6本の巨大空港であり、ドバイの物流の中心となる。
2010年6月27日、部分開業し[1][2]、2013年10月27日に旅客ターミナルがオープン。旅客便の発着が開始された[3]。
2014年5月1日、エミレーツ・スカイカーゴがドバイ国際空港より移転し[4]、2015年10月25日にはフライドバイが新たに就航した[5]。
2017年11月12日、第15回ドバイ国際航空ショーが空港内にて開催[6]。この航空ショーには航空自衛隊のC-2輸送機も参加している。
当初の計画では2017年に完全開業する予定になっていたが、2007年からの世界金融危機で2027年に延期された。その後も湾岸経済の減速によって建設計画は遅延し、2018年には開業予定が3年延期され2030年となった。さらに2019年には建設作業が資金不足により中断していることがわかった[7]。記事によれば、当空港の2018年の旅客受け入れ能力は年間2650万人に達しているが、利用客は後述の通り約90万人にとどまっている。
2020年からCOVID-19による航空需要減退によってドバイ政府系列エミレーツ航空の運用を外れた余剰機体の整備保管空港として多くの機体を駐機している。
公式サイトによれば2016年に約85万人、2017年・2018年は約90万人の年間利用者があった。航空貨物の取扱量は2016年に89.8万トン、2017年に97.2万トン、2018年に98.8万トンとなっている。
旅客便
貨物便
航空会社 | 就航地 |
---|---|
キャセイパシフィック航空カーゴ | アムステルダム、香港、ロンドン(ヒースロー)、ミラノ(マルペンサ)、パリ(ド・ゴール) |
チャイナエアラインカーゴ | アムステルダム、バンコク(スワンナプーム)、フランクフルト、ハノイ、ルクセンブルク、プラハ、台北(桃園) |
エミレーツ・スカイカーゴ | アビジャン、アクラ、アディスアベバ、アムステルダム、バーレーン、バーセル、ベイルート、カイロ、カンピーナス、チェンナイ、シカゴ、チッタゴン、コペンハーゲン、ダカール、ダンマン、ダッカ、ジブチ、エルドレット、エンテベ、フランクフルト、広州、ハノイ、香港、ヒューストン、カノ、ハルツーム、ラゴス、リロングウェ、ロンドン(スタンステッド)、ロサンゼルス、リヨン、メキシコシティ、モスクワ(ドモジェドヴォ)、ムンバイ、ナイロビ、ニューヨーク(JFK)、ワガドゥグー、キト、ソウル(仁川)、上海(浦東)、大阪/関西、シンガポール、シドニー、チュニス、サラゴサ |
カリッタ・エア | アムステルダム、バーレーン、カンダハール、香港 |
マーティンエアー | アムステルダム、バーレーン、チェンナイ、ドーハ、香港 |
マレーシア航空カーゴ | アムステルダム、クアラルンプール |
ターキッシュ エアラインズカーゴ | イスタンブール(アタテュルク)、ムンバイ |
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