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かつて存在した日本の音楽レーベル・ゲームブランド ウィキペディアから
5pb.(ファイブ・ピー・ビー)は、株式会社MAGES.がかつて展開していたブランド名。音楽レーベル「5pb.Records」・ゲームブランド「5pb.Games」の2つを指す。2019年7月以降、順次廃止される予定とされ、2020年8月現在は既に移行が完了している(5pb.トップページより。完了時期は不明)。以前は通信販売サイト「5pb.Onlineshop」も運営していた。元来は会社名であった。
便宜上、かつて5pb.ブランドで展開していたMAGES.の現在の音楽レーベル・ゲーム事業についてもここに纏めて記載する。
2011年5月31日までは、株式会社5pb.として、5pb.Records・5pb.Gamesを中核として各種事業を展開する独立企業であったが、ドワンゴと文化放送の合弁会社株式会社AG-ONEと対等合併、同日付官報公告ではAG-ONEを存続会社として5pb.を吸収合併、5pb.は解散し、株式会社MAGES.を発足した[1]。その後「5pb.」は、同社のブランド名となった。
MAGES.のブランドとなった後も独立ブランドとして、関連作品には社名を表記していないことが多く、著作権表記も「5pb.」名義となっている。Animelo Summer Liveでは、合併年である2011年は主催(旧AG-ONE)と共催(旧5pb.)それぞれ旧社名から書き換えて両方「MAGES.」としてクレジットされたが、翌年は主催「MAGES.」、共催「5pb.」として完全に別物としてクレジットされている。メディアでも、一部で「株式会社MAGES.のゲームブランドである5pb.Games」(例:GAME Watch)などの表現をしている以外は、基本的に社名は表記されない。
MAGES.の法人は、合弁会社からドワンゴの完全子会社化を経て、2019年7月12日付で独立を発表。独立と同時に5pb.ブランドをMAGES.本体に統合することが発表された[2]。2020年現在では対外的な名義は基本的に「MAGES.」としているが、5pb.の公式サイトを使用し続けており、5pb.Records・5pb.Gamesのロゴも残されている。
5pb.Records(旧称) | |
---|---|
親会社 | MAGES. |
設立 | 2005年9月22日[注 1] |
設立者 | 志倉千代丸 |
現況 | 活動中 |
販売元 | ジェネオン (2005年 - 2010年[注 2]) KADOKAWA/メディアファクトリー (2006年 - 2017年[注 3]) ヴューズ (2007年 - 2011年[注 4]) ポニーキャニオン (2008年 - 2010年[注 5]) ソニー・ミュージックマーケティング (2011年 - 2017年[注 6]) エイベックス (2011年 - 2012年[注 7]) クラウン徳間ミュージック販売 (2012年 - 2015年[注 8]) MAGES. (2017年 - ) |
ジャンル | ゲームソング、アニメソング |
国 | 日本 |
公式サイト | http://5pb.jp/records/ |
音楽事業(ゲーム・アニメ作品関連音楽)はかつて5pb.Records(ファイブ・ピー・ビー レコーズ)と称していた。設立時点の名称は「Five Records」で、2007年12月にゲームレーベルと共に改称。サブレーベルとしてアイドル専門のStand-Up! Recordsがある。
MAGES.本社事務所内にレーベル運営担当の音楽事業部がある。5pb.時代の本社事務所であった代官山オフィスに所在していたが、本社移転と共に事業部本体は新本社内に移転したものの、旧代官山オフィスが「DAIKANYAMA MAGES. STUDIO」(移転直後の名称は「Studio 5pb.」)となり、レコーディングスタジオ等が残され、制作拠点として引き続き使用されている。
当初は自社流通ルートを保有しておらず、ジェネオン エンタテインメント(現NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン)、KADOKAWA(旧メディアファクトリー)、ポニーキャニオン、アニプレックス(ソニー・ミュージックマーケティング)、クラウン徳間ミュージック販売などに販売を委託していた。2017年より自社販売(MAGES.)がメインとなるが、Stand-Up! Recordsは引き続きクラウン徳間ミュージック販売及びユニバーサルミュージックに、Cana ariaは2020年6月発売の『Candy tuft』よりコロムビア・マーケティングに、それぞれ販売を委託している。
直属の所属では無いものの、短期提携でリリースした事がある外部アーティストを記述する。但し、キャラクターソングは除く。
パッケージリリースした作品を挙げる。
(旧称)5pb.Games | |
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ジャンル | 全年齢美少女ゲーム |
企業名 | MAGES. |
審査 | CERO |
主要人物 | 志倉千代丸 |
公式サイト | 5pb.Games |
Gigas Drop. | |
ジャンル | PCゲーム |
デビュー作 |
STEINS;GATE 変移空間のオクテット (2011年10月28日) |
公式サイト | http://gigasdrop.jp/ |
ゲーム事業はかつて5pb.Games(ファイブ・ピー・ビー ゲームス)と称していた。設立時点の名称は「Five Games Kid」(略して「5gk.」)のブランド名で活動していたが、2007年12月にブランド名に社名を含めるようにするために、レコードレーベル名とともに変更。
ここでは、関連ブランドGigas Drop.(ギガス ドロップ)についても触れる。
この部門にはKID(2006年12月倒産)やトンキンハウス、サイトロン・デジタルコンテンツに所属していたクリエイターが在籍している。
旧ブランド名に「Kid」の名を含むが、KIDのブランド資産を保有しているサイバーフロントとは独立して活動している。しかし一部において業務提携を行い、『Memories Offシリーズ』に関しては5pb.が独占的・排他的に利用する権利を有することになった。現在リリースされているADVの殆どは以前から評価の高かったADV専用エンジンであるKIDエンジンをベースに携帯機やHD据置機用に発展させたものを使用している。
家庭用への展開に際しては、PlayStationプラットフォームでの展開が主であったが、2009年から2011年にかけて、Xbox 360での展開に傾倒。自社オリジナルタイトル(科学シリーズ、Memories Offシリーズなど)についてはXbox 360にまず発売し、翌年以降にPSP、iOS、PS3、PS Vitaなどに移植していく戦略を採用している。一方、アニメ作品のゲーム化タイトルやアダルトノベルゲームの家庭用移植作品については、Xbox 360が初の家庭用機移植だったタイトルを除くと多機種移植は行われていない。結果として、PlayStationプラットフォームでの販売タイトルが最も多い。
MAGES.本社事務所内にレーベル運営担当のゲーム事業部がある。旧5pb.本社事務所(MAGES.代官山オフィス)とは独立した、駒沢スタジオにマーケティング事業部と共に置かれていたが、MAGES.本社移転に伴い、駒沢スタジオは閉鎖され、ゲーム事業部は新本社内に移転となった。
株式会社5pb.(ファイブ・ピー・ビー[9]、5pb. Inc.)は、過去に存在したコンピュータゲームやアニメーションの音楽制作会社で、ドワンゴの持分法適用関連会社である。
サイトロン・デジタルコンテンツ(現・ハピネット音楽企画部・ハピネットレーベル)から独立した志倉千代丸らによって、2005年4月6日に設立された。社名は「The Five powered & basics.」の略である。
TYOグループのひとつであったが、2009年4月15日にマネジメント・バイアウト (MBO) によってTYOの保有する全株式(160株)を1株1円にて志倉に譲渡したことにより同日付でグループを離脱した[10]。その後、2010年4月22日をもって株式会社ドワンゴと株式会社文化放送の合弁会社であった株式会社AG-ONEへ一部株式を譲渡し、資本提携を締結、AG-ONEとグループを結成し、AG-ONE及びその株主であるドワンゴ、文化放送、グッドスマイルカンパニーから社外取締役・監査役を受け入れたと2010年5月13日に発表した[11]。その際、上場企業であるドワンゴの持分法適用関連会社となった[12]。
2011年4月21日に同日付官報公告でAG-ONEを存続会社として5pb.を吸収合併すると発表、株主総会を経て同年6月1日付で合併、株式会社MAGES.が発足し、志倉が代表取締役社長に、AG-ONE社長の中西孝が副社長に就任した。合併後は5pb.、AG-ONE双方のブランドや事業が維持される[13]。なお公告に添付された5pb.の2010年7月期決算では、約7億円の債務超過となっている。
2009年6月19日、Xbox 360版『怒首領蜂 大往生 ブラックレーベル EXTRA』において、開発を担当した株式会社アクアシステムがケイブおよびアリカが権利を持つ、PS2版怒首領蜂大往生のソースコードを盗用、意図的に改竄して制作した事実を発表、謝罪した[14]。さらにXbox 360版には多数の不具合があり、これを受けて5pb.は今後の同ソフトの生産、出荷を行わないと発表。アリカ側の主導で同ソフトの修正版が制作される事が決まり、タイトルアップデートで修正版を配信することが公表された。
また、これによりXbox 360移植版『ケツイ〜絆地獄たち〜 EXTRA』のライセンス契約が無効になったことが判明した[15]。後に別チームによって制作が行われ、当初の予定から大幅に遅れて2010年4月22日に発売されている。
なお、元プロデューサーであるさかりまさきは自身のブログにて、ソニー・コンピュータエンタテインメントのプレイステーション3用ソフト『グランツーリスモ5プロローグ』のバグに対し批判を行っていたが、皮肉にも自身が担当していた同製品に多数の不具合が発見される事態になってしまった。
その煽りを受けた結果かは不明であるが、同日にさかりがプロデューサーとして担当していた(後に開発スタッフから外されている)Xbox 360版『タユタマ -Kiss on my Deity-』の発売日が2009年7月30日から11月5日に変更されている。
その後、最初の発表から11ヶ月にわたり音沙汰のない状況が続いたが、2010年5月12日に同ソフトの公式サイトにて「修正版は現在最終のチェック段階に入っており、準備が整い次第公開できる状況である」ことが公表され、2011年1月19日にようやくタイトルアップデートが行われ、一連のバグはおおむね修正された。
この節には独自研究が含まれているおそれがあります。 |
2011年3月9日Zepp東京にて、同社主催の初音ミクライブを開催した。これは映画館やニコニコ生放送でもライブ中継されていた。
しかし、2010年度のセガ主催のライブの完成度に対し、2011年度の5pb.主催ライブへは一部のネットユーザーからの批判があった[16]。
その影響で公演後から翌日10日午前10時20分まで5pb.公式サイトがサーバー負荷によりアクセスできない状態となった。
2010年度のライブと比較して言及された点として
などの問題が指摘された。
初音ミクの制作メーカーであるクリプトン・フューチャー・メディアの伊藤博之社長は、Twitterで「最後に出演者が全員ステージに上がることを、私でさえ当然に期待していた」[19]と、メンバー紹介の欠如の問題を指摘している。ただし、2011年度のライブは5pbが主催しているとは言え、クリプトン・フューチャー・メディアやセガのスタッフも前回同様に制作に参加しているとも発言[20]している。
以上の意見をふまえ、ライブ翌日の3月10日に志倉千代丸社長はtwitter上で謝罪した[21]。
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