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『金曜日には花を買って』(きんようびにははなをかって)は、1986年10月10日から1987年1月23日にかけてTBSと木下プロダクション(現:TBSスパークル)が製作し、TBS系列で金曜22時から1時間枠(金曜ドラマ枠)で放送された、核家族間の交流とそこに起きる離婚や不倫を題材にした連続テレビドラマである。全14回。通称「金花(きんはな)」。
物語の舞台は、『金曜日の妻たちへ』の第2、第3シリーズと同じく、大和市中央林間(駅の売店とスーパーでのロケ)と町田市つくし野(自宅及びその周辺でのロケ)。
一時は社会現象まで巻き起こし大人気となった『金曜日の妻たちへ』シリーズの後継作といえる作品であり、東京郊外という舞台設定やスタッフの顔ぶれは『金妻』シリーズとほとんど変わらない。しかし、『金妻』シリーズの生みの親である鎌田敏夫は本作には参加しておらず、脚本は松原敏春が手がけている。また『金妻』シリーズでは女性の不倫を主題にしているが、本作では男性の不倫を主に描いている。
また、このドラマは当時NHKを退職したばかりだった元キャスターの絵門ゆう子[1]が初めて女優として起用された点でも世間の話題をさらった。この甲斐もあってか視聴率は最高で20.4%を記録したが、さすがに『金妻』のマンネリというイメージが拭い切れなかったことに加え、既に不倫ブームが下火になっていたことなどもあり先の『金妻』シリーズほど話題にはならなかった。
このドラマの出演者には後に癌を患った俳優・女優(絵門ゆう子、佐藤B作、小林昭二、堀江しのぶ等)が多く出演しており、このうち絵門と小林、堀江は闘病の末に若くして逝去した。特に堀江は当ドラマ収録の翌年にスキルス胃癌にかかり、23歳という若さでの夭逝となった。
当時のバブル期を反映してか、以前の金妻シリーズより主人公たちは全員広い持家でグランドピアノを所有していたり優雅な生活を送っている。 IIIで話題となったパティオも広い温室になっている。
2022年12月時点で映像ソフト化された事はないが、有料動画配信サービスのU-NEXTで全話の視聴が可能[2]。
金妻シリーズでは東急田園都市線沿線が舞台となっても東急からの協力は得られなかったが、今作は中央林間駅前の東急ストアや旅行で訪れる蓼科の東急リゾートなど東急グループが全面的に製作に協力している。
話数 | 放送日 | サブタイトル | 演出 |
---|---|---|---|
1 | 1986年10月10日 | こまったもんだよ男たち | 飯島敏宏 |
2 | 1986年10月17日 | 心みだれて | 松本健 |
3 | 1986年10月24日 | 冬の来る前に | |
4 | 1986年10月31日 | 25時の誕生パーティー | 赤羽博 |
5 | 1986年11月7日 | 想い出のレストラン | |
6 | 1986年11月14日 | 幸せの白い家 | 飯島敏宏 |
7 | 1986年11月28日 | 風のなかへ | 松本健 |
8 | 1986年12月5日 | 季節が過ぎてゆく | |
9 | 1986年12月12日 | 燃えて、男と女 | 赤羽博 |
10 | 1986年12月19日 | 逢いたくて | |
11 | 1986年12月26日 | いいこと教えてあげる | 飯島敏宏 |
12 | 1987年1月9日 | この深き傷を | 松本健 |
13 | 1987年1月16日 | 悲しみ色の街 | |
14 | 1987年1月23日 | 不倫の終章 | 飯島敏宏 |
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