新潟トランシス
日本の東京都千代田区にある車両メーカー ウィキペディアから
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新潟トランシス株式会社(にいがたトランシス、英: Niigata Transys Co., Ltd.)は、鉄道車両・除雪機械・産業用車両などの製造・販売、案内軌条式鉄道システムの設計・製作および建設を行うIHIグループであり株式会社IHIの子会社。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒957-0101 新潟県北蒲原郡聖籠町東港五丁目2756番地3 北緯37度59分34秒 東経139度15分4秒 |
設立 | 2003年(平成15年)2月3日 |
業種 | 機械 |
法人番号 | 8010001081675 |
事業内容 | 鉄道車両・産業用車両・除雪機械等の製造及び販売 |
代表者 | 代表取締役社長 石塚 武文 |
資本金 | 10億円 |
売上高 |
236億2,000万円 (2024年3月期)[1] |
営業利益 |
21億4,500万円 (2024年3月期)[1] |
経常利益 |
23億3,100万円 (2024年3月期)[1] |
純利益 |
15億6,800万円 (2024年3月期)[1] |
純資産 |
43億600万円 (2024年3月期)[1] |
総資産 |
213億4,100万円 (2024年3月期)[1] |
従業員数 | 424人(2024年3月末現在) |
決算期 | 3月31日 |
主要株主 | 株式会社IHI 100% |
外部リンク |
www |
2001年(平成13年)に経営破綻した新潟鐵工所のうち、新交通システム・鉄道車両・除雪機械・産業用車両部門の事業を引き継ぐことを目的に2003年に設立された企業である。
鉄道車両製造では気動車、電車、客車、超低床LRVの新造・改造・修理・整備等の請負を行い、特に気動車の製造で全国シェアの約8割を占める。これは、設立に際して新潟鐵工所と気動車のシェアを二分していた富士重工業の鉄道車両部門をあわせて譲受したためで、富士重工業は新潟トランシスへ鉄道事業を継承する際に設計図などを譲渡、設備・部品等を売却し、アフターサービス等を委託するとともに、業務履行の為に社員を出向させている。
新潟鐵工所新潟構機工場(1998年に大山工場の機能を移転し開設)の土地・設備を引き継いでいる。新潟鐵工所ガスタービン工場(現IHI原動機新潟ガスタービン工場)と同じ敷地にある関係上、工場内に試験用の線路はあるが鉄道路線までの距離がある為、JR線とはつながっていない[2][3]。このため、鉄道車両を含む製品の出荷はトレーラーによる輸送が主体となっている[3]。甲種輸送で鉄道車両を出荷する場合、工場からトレーラーで聖籠町藤寄(国道7号新新バイパス・東港IC付近)まで輸送され、同所の黒山駅分岐新潟東港専用線(通称新潟東港鉄道、旧新潟臨海鉄道)・旧藤寄駅で鉄道に乗せ換えられ、同線を経由して黒山駅でJR白新線に出、納入先まで輸送される[3]。改造等で工場入りする車両については、この逆となる。保線車両の納車についてはトレーラー輸送が主体となっている。
近年においてはブレーメン形と呼ばれる超低床LRV(超低床ライトレール車両)を、ドイツ・ボンバルディア・トランスポーテーション社(カナダに本社を持つボンバルディアグループの鉄道部門。大元は2001年にボンバルディアに買収されたドイツアドトランツ社である)より技術提供を受けてライセンス生産し、全国で7箇所の路面電車事業者に供給を行っている。
一般型車両においても地元の北越急行やえちごトキめき鉄道などへ車両を納入しており、地の利を生かす取引を行っている様子がうかがえる。
除雪機械製造では「ニイガタ」のブランド名で道路用のロータリー除雪車を中心に展開している。
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