小坂町
秋田県鹿角郡の町 ウィキペディアから
秋田県鹿角郡の町 ウィキペディアから
小坂町(こさかまち)は、秋田県の北東部に位置する町である。鹿角郡に属す。かつては小坂鉱山などの鉱産資源に恵まれ、江戸時代には津軽街道が通る盛岡藩の領地であった。
19世紀初頭以降、金、銀、銅、亜鉛の採掘で栄え、鉱山の閉山のあとも、その鉱石精錬技術を活用して、日本を代表するリサイクル基地の一つとなっている[2][3]。
秋田県の北東部に位置し、青森県と境を接している。奥羽山脈の西側、鹿角盆地の北部に位置する。
町の北東部には十和田湖があるが、2008年までは町の境界が確定していなかった。2008年(平成20年)9月に十和田市との境界が覚え書きによって決定して[4]官報に告示され、十和田湖の西側が正式に小坂町の町域となった[5]。
19世紀初頭(江戸時代末期)に小坂鉱山が発見され、金・銀の採掘の鉱山産業地域として町が栄えた。明治時代には銅・亜鉛の採掘も行われ、小坂鉱山事務所を始めとして多数の近代建築が建てられ、町は大いに栄えた。特に銅は、別子銅山・足尾銅山と並び三大銅山と称される産出をほこったが、第二次世界大戦後は鉱山資源が枯渇し、一時期は過疎化が進行した。
近年は明治期の近代建築や十和田湖の観光資源を生かした町づくりを模索している。この他にも、自動車廃触媒や金属スクラップを製錬して貴金属やレアメタルなどを取り出す産業が発達している。
小坂町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 小坂町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 小坂町
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
小坂町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
町内に高等学校は無い。かつては秋田県立小坂高等学校が存在したが[10]、2024年4月に秋田県立鹿角高等学校(鹿角市)に統合された[11][12]。
町内を鉄道路線は通っていない。鉄道を利用する場合の最寄り駅は、JR東日本花輪線十和田南駅。
かつて小坂製錬小坂線、小坂駅・古館駅があったが2009年(平成21年)に廃線(旅客営業は1994年で終了)になっている。
町内を南北に東北自動車道と国道282号が縦断し、東西に横断する秋田県道2号大館十和田湖線が町の中心部で交差する。また、十和田湖畔では国道103号、国道454号が町内を通り、十和田湖北側の平川市との境界付近の平川市域を国道102号が通る。
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