四条河原町
京都市の繁華街 ウィキペディアから
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四条河原町(しじょうかわらまち)は、京都府京都市下京区および中京区にまたがる、四条通と河原町通が交わる交差点名である。また、同交差点を中心に広がる京都市ならびに国内有数の繁華街、中心市街地を指す呼称でもある。
四条河原町界隈は当交差点を中心に市内最大の繁華街が広がっている。当交差点から四条通と烏丸通が交わる四条烏丸交差点にかけて、市内最大の売上を誇る髙島屋京都店や老舗の大丸京都店、若者向けの藤井大丸といった複数の百貨店や専門店街街、飲食店など他にも多くの商業施設が立地している。当交差点付近から四条烏丸までの四条通および河原町三条までの河原町通や、四条通から御池通までの寺町通・新京極通などの商店街の位置するエリアは「田の字地区」とも呼ばれ、一体化した繁華街、中心市街地を形成している。
西側では京都を代表するビジネス街の四条烏丸と、鴨川を渡って東側では歓楽街の祇園とも隣接し、ともに京都市の中心部(都心)として機能している。また、四条河原町(しじょうかわらまち)を北に面する先斗町(ぽんとちょう)は鴨川と木屋町通の間にある花街及び歓楽街であり、京都らしい昔ながらの街並みが保全されている。当交差点の直下には阪急電鉄京都線の終点である京都河原町駅(地下駅)があり、地下で髙島屋、コトクロス阪急河原町と直結している。コトクロス阪急河原町は阪急電鉄が土地を取得した場所で、過去には京阪特急のネオンサインが設置されていた場所でもある。京阪本線の祇園四条駅(地下駅)へは地下通路こそつながっていないが、鴨川に掛かる四条大橋を渡ってすぐであり、京阪電車沿線へのアクセスも良い。祇園四条駅の東側には祇園や八坂神社があり、この付近へは徒歩圏内である。全国的に見られる中心市街地の空洞化はほとんど見られず、京都駅前のJR京都伊勢丹、イオンモールKYOTO、京都ヨドバシなどの大型商業施設の開業により現在は市街地南部に位置する京都駅周辺との商業地競争が活発となる。
JR西日本やJR東海、近鉄が乗り入れる京都市のターミナル駅である京都駅は七条通と八条通の間に位置しており、市内中心部からは離れているため路線バスが直通している。鉄道を利用する場合は京都市営地下鉄烏丸線の四条駅まで行き阪急京都線に乗り継ぐか、徒歩で四条通やそれに並行する地下通路を通ってアクセスする(東福寺駅経由で奈良線と京阪本線を乗り継ぐ手段もある)。
京都河原町駅と鴨川を挟んで隣接した祇園四条駅を中心としたエリアはゲイ・タウンとしても知られる。所在地でいうと下京区市之町・清水町、中京区鍋屋町・下樵木町などにゲイバーなどが20店舗ほどある[1]。河原町駅から程近い鴨川沿いにある宮川町は、安土桃山時代には若衆歌舞伎の小屋と茶屋が集まり、「陰間」(少年)が接待をする花街として栄えていた[2]。またその後売色専業の陰間茶屋も集まっていた。(詳細はゲイ・タウン#その他の関西)。
四条河原町は四条通と河原町通の交点にある交差点名である。4方向ともに、8時から21時までは路線バスを除く車両は右折禁止である。日本三大祭りの一つである祇園祭における山鉾巡行のコースに含まれており、当交差点で左折する「辻回し」は主たる見どころの一つともなっている。
四条河原町には京都市営バス、京都バス、京阪バス、ケイルックの路線が乗り入れる。終日多数のバスが行き交うためバス停は交差点の西と北と南に分散配置されており、バスターミナルやわかりやすい案内所などはない。
2005年3月31日までは交差点の少し南に現在は乗り入れていない京阪京都交通の前身となる京都交通のターミナルである四条河原町案内所があった。
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