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ケイルック
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株式会社ケイルックは、京都市南区に本社を置く企業である。貸切バス、路線バス事業などを行っている。
概要
1993年5月に、運行管理請負業を行う会社として設立され、業務請負事業(アウトソーシング)や一般労働者派遣事業などを行っていたが、2002年に一般貨物自動車運送事業、2005年に一般貸切自動車運送事業に参入した。
2010年10月からは「京都らくなんエクスプレス」の実証運行に参画し、翌2011年10月からは運行主体が同社に移管され一般乗合旅客自動車運送事業へ参入した[2][3]。
路線バス
要約
視点
2025年現在、3路線を運行している。
同社が運行する路線バスは前乗り・先払い方式を採用している。2018年10月にはWAON決済に対応した[4]。2019年12月にはLINE Payに、2020年2月にはPayPayに対応するなどキャッシュレスへの対応を進めており、2024年8月からはクレジットカード、交通系ICカード、QRコード決済全般に対応した[5][6][7]。
京都らくなんエクスプレス(R'EX)
京都大学低炭素都市圏政策ユニットが中心となり2010年10月15日から始まった道路運送法第21条による社会実験において、ケイルックが委託を受け路線運行を担当した。翌2011年10月からは運行主体がケイルックに移管されて本格運行を開始し、同社初の路線バス事業への参入となった[3]。
→詳細は「京都らくなんエクスプレス」を参照
京都観光ループバス(K'LOOP)
京都まちづくり交通研究所、アーキエムズがケイルックに運行を委託し、2015年10月3日に「京都・世界遺産回遊バス K'LOOP」として運行を開始した。2015年9月末まで京阪バスが運行していた京都ひるバスを前身とする。運行日は原則土曜・休日だが、秋の観光シーズンには毎日運行することもあった[8]。
当初の運行ルートは以下の通り。時間帯によってルートが異なり、京都駅8:30-10:00発が西ルート、10:30-13:30発が循環ルート、14:30-16:30発が東ルートを経由していた[9]。
- 西ルート:京都駅八条口 - 東寺 - 西本願寺 - 二条城 - 北野天満宮・上七軒 - 北野白梅町駅 - 金閣寺 - 大徳寺 - 賀茂川・植物園 - 下鴨神社・糺の森
- 循環ルート:京都駅八条口 - 四条河原町・錦市場 - 二条城 - 晴明神社・西陣織会館 - 北野天満宮・上七軒 - 北野白梅町駅 - 金閣寺 - 大徳寺 - 賀茂川・植物園 - 下鴨神社・糺の森 - 京都大学・百万遍知恩寺 - 銀閣寺 - 平安神宮・美術館 - 知恩院・円山公園・八坂神社 - 清水寺(清水道) - 国立大学・三十三間堂 - 東本願寺・京都駅北 - 京都駅八条口
- 東ルート:京都駅八条口 - 京都大学・百万遍知恩寺 - 銀閣寺 - 平安神宮・美術館 - 知恩院・円山公園・八坂神社 - 清水寺(清水道) - 国立大学・三十三間堂 - 東本願寺・京都駅北 - 京都駅八条口
2017年5月13日にはルートを以下の通り変更し、時間帯ごとに分かれていたルートを全時間帯で統一した。名称を「京都観光ループバス K'LOOP」に変更[10]。
- 京都駅八条口 - 四条河原町・錦市場 - 京都市役所・本能寺 - 二条城 - 京都御所 - 北野天満宮・上七軒 - 金閣寺 - 大徳寺 - 賀茂川・植物園 - 下鴨神社・糺の森 - 出町柳駅・賀茂大橋 - 銀閣寺 - 平安神宮・美術館 - 知恩院・円山公園 - 祇園・八坂神社 - 清水寺(清水道) - 国立博物館・三十三間堂 - 京都駅八条口
2018年3月25日をもって一時運休し、翌月より毎月第3日曜のみ運行を再開した[11][12]。
その後「金閣寺ループバス K'LOOP」としてリニューアルされ、2020年2月11日から月1回程度不定期に運行を開始した。運行ルートは以下の通り[13]。
- 京都駅八条口 - 二条城 - 金閣寺 - 二条城前 - 京都駅八条口
2020年7月から、毎週土日に「清水ループ」の運行を開始した[14]。2021年7月ごろから指定日のみ運行に減便された。
- 京都駅八条口 - 祇園・四条河原町 - 河原町御池 - 平安神宮・美術館 - 知恩院・円山公園 - 祇園・八坂神社 - 清水寺(清水道) - 京都駅八条口
2022年5月3日に、新たに「伏見稲荷・東寺ルート」を設定した。ホームページでは「嵐山ルート」の開設も告知されたが、2025年現在運行実績はない[15]。2025年現在、以下の3ルートが設定されているが、事前にホームページなどで告知された指定日のみしか運行せず、事実上の免許維持路線となっている。
- 金閣寺・二条城ルート:京都駅八条口 - 二条城 - 金閣寺 - 二条城前 - 京都駅八条口
- 平安神宮・清水ルート:京都駅八条口 - 祇園・四条河原町 - 河原町御池 - 平安神宮・美術館 - 知恩院・円山公園 - 祇園・八坂神社 - 清水寺(清水道) - 京都駅八条口
- 伏見稲荷・東寺ルート:京都駅八条口 - 伏見稲荷大社 - 東寺 - 京都駅八条口
京大病院ライナー(hoop)
京都駅八条口と京都大学医学部附属病院を結ぶ路線。京大病院がケイルックに運行を委託し、2018年3月19日から運行を開始した。一般の路線バスであり、病院の利用者でなくとも乗車できる。ルートは以下の通り。
- 京都駅八条口 - 四条河原町・祇園 - 河原町御池 - 京大病院前 - 京都大学前 - 川端荒神橋 - 河原町御池 - 烏丸御池 新風館前 - 四条烏丸 - 京都駅八条口
京都駅と京大病院の間は、東山の観光地を通過するため混雑が激しい京都市バス206系統しか直通路線がなく、通院患者等から不便との声が上がっていた[16]。2017年に京大病院が直通バスの公募型プロポーザルを実施し、ケイルック、京都市交通局グループ(市バス・京都バス)、プリンセスラインバスの3事業者が応募した。審査の結果、ケイルックが優先交渉権者に選定され、5億円余で運行受託契約を結んだ[17][18]。
落選した京都市営バス・京都バスも独自に「京大快速」の運行を開始したが、2年間で廃止された。
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出典
外部リンク
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