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東京都渋谷区の町名 ウィキペディアから
渋谷区南西部に位置する。北で渋谷、東から南にかけて恵比寿西、西で猿楽町と隣接する。住宅地のほか、ブティック、洋菓子店、レストラン、カフェなどの商業施設も多く見られる。東急東横線の代官山駅があり、代官山駅北側には1996年(平成8年)まで、全部で36棟の同潤会代官山アパートメントがあった。これらは再開発(主に代官山一帯の不動産を所有していた音楽制作会社のビーイング)によって取り壊され、2000年(平成12年)に複合施設「代官山アドレス」として開業したが、同施設にあるタワーマンション、「代官山アドレス ザ・タワー」は付近唯一の超高層建築としてランドマークとなっている。このエリアが現在のような瀟洒な雰囲気の街並へと変貌し始めたのは1980年代後半より起こったバブル景気の末期からである。同潤会代官山アパート跡地の開発が終了した2000年以降は原宿・表参道エリアに次ぐ高感度なファッションタウンとして広く認知されるようになった。
代官山駅周辺がファッションの街として買い物客や行楽・観光客に知名度が高まったこともあり、一般的には「代官山町」の町域を含めて駅周辺から八幡通り、旧山手通りにかけての地域全体、渋谷川と目黒川に挟まれた一帯が「代官山(だいかんやま)」として認識されたり、店舗名などとして自称されたりしている。例えば東急が再開発を進める東横線の地下化跡地(のちの渋谷ブリッジ)は、行政区分では渋谷区東1丁目だが「渋谷代官山Rプロジェクト」と呼称している[5][6]。
渋谷区では東の一部、恵比寿西1・2丁目、恵比寿南3丁目、猿楽町、鉢山町、南平台町、桜丘町、鶯谷町と目黒区大橋1丁目、青葉台1・2・3丁目、上目黒1丁目、中目黒1丁目までという渋谷駅・中目黒駅・恵比寿駅・池尻大橋駅を結んだ線の概ね内側すべてを「代官山エリア」とした場合、地域の居住人口は約25,000人となる[7]。汎称地名としての「代官山」は住みたい街のアンケートなどでもしばしば上位にランクインする人気地域となっている。代官山の大部分は閑静な住宅街[要検証]であり、マンション、オフィスビル、飲食店、ブティックなども目立つ。旧山手通りと駒沢通りの交差点付近は、鎗ヶ崎(やりがさき)と呼ばれ、交差点名にもなっている。
江戸時代に小名として「代官山」という地名が登場している。代官の屋敷があったからという説や、代官が管理する山林があったからとする説があるが、由来を示す資料は残っていない[8]。
関東大震災後の住宅欠乏を緩和するために同潤会が発足し、代官山アパート(旧称・渋谷アパート)が建った昭和初期は辺り一面雑木林で、闇夜に梟が鳴くような寂しく鄙びた(ひなびた)地域であった。
2023年(令和5年)1月1日現在(東京都発表)の世帯数と人口は以下の通りである[1]。
国勢調査による人口の推移。
国勢調査による世帯数の推移。
区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる(2023年3月時点)[15]。
番地 | 小学校 | 中学校 | 調整区域による変更可能校 |
---|---|---|---|
13の19・20 18の10 | 渋谷区立長谷戸小学校 | 渋谷区立鉢山中学校 | 渋谷区立猿楽小学校 |
その他 | 渋谷区立猿楽小学校 |
2021年(令和3年)現在の経済センサス調査による事業所数と従業員数は以下の通りである[16]。
経済センサスによる事業所数の推移。
経済センサスによる従業員数の推移。
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