高橋 元太郎(たかはし げんたろう、1941年1月15日 - )は、俳優、歌手、陶芸家。東京都出身。アネモイエンタテインメント所属(メンバー)。本名は風間 元太郎、旧芸名は高橋 わたる(ワゴンスターズ時代)。
概要 たかはし げんたろう 高橋 元太郎, 本名 ...
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俳優として
独立後、1965年4月から1967年3月までNHK『おかあさんといっしょ』に出演[3]。
ナショナル劇場(TBS)には、まず1970年3月16日から9月21日まで放送された『大岡越前』(第1部)に岡っ引き・すっとびの辰三役で出演。以後、全シリーズ(第2部から第15部と最終回スペシャル)を通してレギュラー出演を果たしている。
翌週の9月28日から始まった『水戸黄門』(第2部)にもうっかり八兵衛役でレギュラー出演し、これにより名が知られることになる。「食いしん坊でひょうきんなキャラクター」が人気を集め、以後、2000年の第28部まで約30年間、ほとんど休まずに出演し続けた。なお、出演回数は歴代レギュラー出演者では第1位の871回である。
八兵衛・辰三とも、初登場から放送終了まで高橋が一貫して演じ通した。ナショナル劇場及び後継枠のパナソニック ドラマシアターで放送された時代劇では、他にも『江戸を斬る』シリーズ(第1部 - 第2部・第7部)など数多くレギュラー出演しており、同時間枠時代劇では常連であった(大岡越前第1部から水戸黄門第7部(1970年3月16日 - 1977年1月10日)までは全作起用されており、同枠の最多出演者にもなっている)。
私生活
1975年『週刊平凡』「奥さんこんにちは」のインタビューで、妻・風間宏子を中心に、約5年の交際期間を経て1967年2月25日に挙式し、多摩川がよく見える世田谷でマンション暮らしをしている様子など、妻のプロフィールを含め元太郎家族の私生活が細かく語られている。
当時『水戸黄門』等の撮影で元太郎は多忙により週末2日間だけ京都から世田谷の自宅に帰るという単身赴任状態だったが、まだ「単身赴任」という言葉が定着していない時代だったので、日曜夜間或いは月曜早朝に仕事場に戻って行く事を風間家では「月帰金来」と呼んでいたと言う[1][注 1]。
またその頃小学生だった長男・欣輝()が現在では元太郎が所属する芸能事務所『アネモイエンタテインメント』の代表取締役を務め(2024年時点)、文化放送アナウンサー水谷加奈と同窓。
テレビドラマ
- 東芝土曜劇場 このデッカイ夢(1963年、CX)
- セブンティーン -17才-(1969年、NTV)
- 誘惑
- 特別機動捜査隊(1970年、NET / 東映)第440話「真実に生きる」 - 高島英太郎 役
- ナショナル劇場・パナソニック ドラマシアター(TBS)
- 大岡越前(C.A.L)
- 水戸黄門(C.A.L)
- 第2部 - 第28部(1970年 - 2000年)、1000回記念スペシャル(2003年12月15日)、第40部 第1話、第20話(2008年10月13日、2009年3月23日)、最終回スペシャル(2011年12月19日) - うっかり八兵衛 役
- 第7部 第14話「八兵衛殿様五万石 -横手-」(1976年8月23日) - 松平忠正 役(一人二役)
- 第11部 第7話「うっかり八兵衛お殿様 -本荘-」(1980年9月29日) - 六郷政晴 役(一人二役)
- 第12部 第12部「八兵衛身代り危機一髪 -徳島-」(1981年11月16日) - 芳太郎役(一人二役)
- 第20部 第39話「八兵衛そっくりお殿様 -久保田-」(1991年8月5日) - 佐竹義格 役(一人二役)
- 水戸黄門外伝 かげろう忍法帖 第1話「世の悪人輩よ覚悟しな!女は怖いぞくノ一忍法 -大和・郡山-」(1995年5月22日、C.A.L) - うっかり八兵衛 役
- 江戸を斬る(C.A.L)
- 第1部(1973年 - 1974年) - がってん竹 役
- 第2部(1975年 - 1976年) - 太助 役
- 第7部(1987年) - 鶴吉 役
- 翔んでる!平賀源内(1989年、C.A.L) - 雲雀の千吉 役
- おさな妻 第10話「ボーイフレンド」(1970年、12ch / C.A.L)
- 桃太郎侍(1977年、NTV)第15話「花の乙女の夢が散る」 - 吉次 役
- 銭形平次(CX / 東映)
- 第584話「男の錦」(1977年) - 次郎吉 役
- 第824話「古井戸の黄金」(1982年) - 政三
- 第888話「ああ十手ひとすじ!!八百八十八番大手柄 さらば我らの平次よ永遠に」(1984年) - 夜鳴き蕎麦屋 役
- 疾風同心(1978年 - 1979年、12ch) - すっとびの辰三 役
- 大江戸捜査網(12ch / 三船プロ)
- 第209話「足でかせいだ男」(1975年) - 三次 役
- 第412話「島帰りの父 涙の絶唱」(1979年) - 駒吉 役
- 第458話「十手に賭けた同心魂」(1980年) - 宮原源八郎 役
- 第568話「鈴の音はおんなの忍び泣き」(1982年) - 半次 役
- 暴れん坊将軍(ANB / 東映)
- 長七郎天下ご免! 第12話「起て!魚河岸の暴れん坊」(1980年、ANB) - 政吉 役
- 柳生あばれ旅 第1話「天狗の子守唄 -品川-」(1980年、ANB) - 留吉 役
- 土曜ワイド劇場「結婚しない女 死の羽田発397便」(1980年、テレビ朝日) - 富井刑事 役
- 時代劇スペシャル / 佐武と市捕り物控「地獄の白狐」(1982年、フジテレビ) - 喜助
- 忠臣蔵(1985年、NTV) - 間十次郎 役
- 長七郎江戸日記 第1シリーズ第84話「父ちゃんが帰った日」(1986年、NTV系 / ユニオン映画) - 佐吉 役
- 火曜サスペンス劇場 「どうぞ安らかに1・2」(2001年・2002年) - 三輪拓造 役
- 月曜ミステリー劇場 → 月曜ゴールデン(TBS)
- こちら本池上署第1シリーズ 第5話(2002年8月5日、TBS) - 城戸武 役
- 女と愛とミステリー → 水曜ミステリー9(テレビ東京)
- 「金沢能登殺人周遊」(2002年)
- 「森の巡査・向坊一美の事件日誌」(2002年)
- 「家政婦春子 他人の不幸は蜜の味−嫁姑 殺意の接点-」(2005年)
- 「北アルプス山岳救助隊・紫門一鬼」『白馬大雪渓・殺意の罠』(2005年) - 大杉尚 役
- 金曜エンターテイメント 「家裁判事・伊奈守草介の事件日誌」(2003年、フジテレビ)
- 愛の劇場「銀座まんまんなか」(2003年、TBS)
- テレビ朝日45周年企画「忠臣蔵」(2004年、ANB)
- 水曜プレミア「医療少年院物語」(2004年、TBS)
- スペシャルドラマ「坂本九物語」(2005年、テレビ東京)
- 土曜ワイド劇場「フリー女子アナの殺人リポート2 天才女流作家謎の沈黙」(2006年2月、テレビ朝日) - 乾巡査部長 役
- 弁護士のくず 第7話(2006年、TBS) - 羽根田仁 役
- 事件12(2006年、EX) - 八木孝雄 役
- 事件16(2015年、EX) - 蒲田徳三 役
- 連続テレビ小説(NHK)
- どんど晴れ(2007年) - 中本努 役
- マッサン(2014年) - 番頭・島爺 役
- マッサンスピンオフドラマ「前編『すみれの家出〜かわいい子には旅をさせよ〜』」2015年(NHK BS)
- 木曜時代劇「陽炎の辻〜居眠り磐音 江戸双紙〜」第11話(2007年、NHK) - 梧陽 役
- サギ師 リリ子(2009年テレビ東京Lドラ)
- 侍戦隊シンケンジャー(2009年、EX)「第二十三幕・暴走外道衆」 - 浄寛和尚 役
- 悪い奴ほどよく眠る(2010年、フジテレビ) - 白井総務部長 役
- リーガル・ハイ スペシャル(2013年4月13日、フジテレビ) - 林用務員 役
- 3つの街の物語 Episode-1(2015年6月7日、TBS) - 東郷英雄 役
- 昔話法廷(2015年、ETV)第2話「カチカチ山裁判」 - 証人のおじいさん 役
- 刑事ゆがみ(2017年11月9日、フジテレビ) - 宇津巻喜平 役
テレビアニメ
- 狼少年ケン 第66話「北の国から来た狼」(1965年、うた)
舞台
- 明治座「水戸黄門」1988年12月
- 新歌舞伎座「水戸黄門」1989年1月(〜同年9月明治座「水戸黄門」)
- 御園座「水戸黄門」1991年6月御園座「水戸黄門」1992年2月
- 御園座「水戸黄門」1993年7月(〜同年12月明治座「水戸黄門」)
- 明治座「水戸黄門」1995年2月
- 新歌舞伎座 天童よしみ公演「浪花の捕物帳」2001年2月
- 明治座 里見浩太朗公演「初春・あばれ獅子」2003年1月
CM
- 熊本のお米(1995年 - 1998年)
- 九州電力(1998年)
- メットライフ生命保険(2004年)
- サントリーウエルネス「アラビタ」(2005年)
- コーワ「ケラチナミン乳状液」(2007年)
- サントリーウエルネス「オメガエイド」(2015年)
その他
- 水戸黄門のお年寄りの交通安全(1997年、東映教育映画部) - うっかり八兵衛 / 警部補
- 大岡越前のお年寄りの交通安全(1999年、東映教育映像部) - すっとびの辰三、警部補(二役)
- 2001年04月:銀座三越
- 2002年11月:大阪近鉄百貨店 上本町店
- 2003年05月:さいか屋 川崎店
- 2004年01月:さいか屋 横須賀店
- 2005年01月:さいか屋 川崎店
- 2006年01月:さいか屋 横須賀店
- 2007年09月:さいか屋 川崎店
- 2007年10月-11月:石川県和倉温泉「ギャラリー和倉」
- 2012年09月:さいか屋 横須賀店
- 2012年10月:京阪百貨店 守口店
- 2013年02月:東急百貨店 渋谷本店
- 2014年12月:うすい百貨店 福島県郡山市
- 芸能生活50周年記念 備前焼陶芸展
- 2010年12月 :東武デパート 千葉船橋店
- 2011年01月-02月:東武デパート 宇都宮店
- 2011年03月 :大阪近鉄デパート 阿倍野本店
- 2011年09月-10月:さいか屋 藤沢店
出典
「奥さんこんにちは:第45回高橋元太郎夫人・風間宏子さん」『週刊平凡 5月1日号・No.819』第17巻第18号、平凡出版、1975年5月1日、126-131頁、全国書誌番号:00010886。「風間宏子:昭和16年8月8日、東京・荏原で誕生/高橋元太郎(本名:風間元太郎)」