那須塩原駅
栃木県那須塩原市大原間にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
栃木県那須塩原市大原間にある東日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
那須塩原駅(なすしおばらえき)は、栃木県那須塩原市大原間にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)の駅である[1]。
那須塩原駅* | |
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西口(2022年2月) | |
なすしおばら Nasushiobara | |
所在地 | 栃木県那須塩原市大原間561 |
所属事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
電報略号 | ナシ[注 1] |
駅構造 |
高架駅(新幹線) 橋上駅(在来線) |
ホーム |
2面3線(新幹線)[1] 2面3線(在来線)[1] |
乗車人員 -統計年度- |
(新幹線)-2023年- 3,094人/日(降車客含まず) (合計)-2023年- 4,863人/日(降車客含まず) |
開業年月日 | 1898年(明治31年)11月28日 |
乗入路線 2 路線 | |
所属路線 | ■東北新幹線 |
キロ程 | 157.8 km(東京起点) |
所属路線 | ■東北本線(宇都宮線) |
キロ程 | 157.8 km(東京起点) |
備考 |
直営駅(管理駅) みどりの窓口 有 |
* 1982年に東那須野駅から改称。 |
東北新幹線と、在来線の東北本線との接続駅となっている。東北本線は「宇都宮線」の愛称区間に含まれている。東北新幹線は「なすの」の一部が当駅を始発・終着としている。
かつては東那須野駅(ひがしなすのえき)と称し、塩原温泉郷の玄関駅である西那須野駅と、那須高原の玄関駅である黒磯駅という二つの特急停車駅に挟まれた、急行も停まらない小駅であった。東北新幹線の開業に際して新幹線停車駅に出世した。
東北新幹線の建設計画の仮称では新那須駅とされていたが、開業近くになり「塩原」という文字を入れてほしいという動きが出て騒動に発展した[2]。栃木県選出の国会議員のうち渡辺美智雄は「那須・塩原」、森山欽司は「那須」、広瀬秀吉は「那須野」を支持していた。1981年10月知事定例記者会見にて船田譲知事が収拾案として「那須塩原」を発表し11月10日に県の統一案として「那須塩原」を国鉄東京北管理局に提出したが、黒磯市や市議会、観光協会は知事が国鉄に提出した前後にも「那須」とするよう陳情を続けた[3]。当時の東京北鉄道管理局長であった山之内秀一郎が、1982年1月20日に最終的に「那須」と「塩原」を合わせた那須塩原駅に決めたが、山之内が口頭で最高幹部に辞意を伝えざるを得ないほど後にしこりが残ったという[2]。当初のローマ字表記は「Nasu-Shiobara」であった。
それから四半世紀後の2005年1月1日、黒磯市と西那須野町、塩原町は合併して那須塩原市となったが、新市名の選定理由の一つとして、新幹線の駅名となっている名称であることが挙げられているように[4]、この駅名は地名へと反映されることとなった。その後[いつ?]駅名標が更新された際、ローマ字表記は「Nasushiobara」となった。
新幹線開通以降は、黒磯駅・西那須野駅に代わり、皇族が那須御用邸に向かう際の最寄駅として利用されている。
新幹線は2面3線のホームと通過線2線を持つ高架駅、在来線は2面3線のホームを持つ地上駅である[1](6番線は欠番)。みどりの窓口、近距離自動券売機、指定席券売機、VIEW ALTTE(改札外)が設置されている。NewDaysなどの売店は全て改札外にある[注 2]。在来線・新幹線ともにSuica自動改札機設置駅。新幹線専用の改札口に加え、在来線構内から新幹線構内への乗り換え改札も設置されている。 西口側には、皇室専用出入口があり、内部には皇室専用応接室が設置されている[1]。
2017年度には、コンコース、在来線旅客トイレ、観光案内所、改札外待合室、新幹線改札内待合室、みどりの窓口の改良、および新幹線改札口の移設といったリニューアルが行われた[11]。
宇都宮営業統括センター管理で副所長兼駅長配置の直営駅。また管理駅として氏家駅 - 西那須野駅間の各駅を管理する。
(出典:JR東日本:駅構内図)
JR東日本によると、2023年度(令和5年度)の1日平均乗車人員は4,863人である[利用客数 1]。また、新幹線の1日平均乗車人員は3,094人である[新幹線 1]。
2000年度(平成12年度)以降の推移は以下のとおりである。
1日平均乗車人員推移 | ||
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年度 | 計 | 新幹線 |
2000年(平成12年) | 4,669[利用客数 2] | |
2001年(平成13年) | 4,740[利用客数 3] | |
2002年(平成14年) | 4,767[利用客数 4] | |
2003年(平成15年) | 4,802[利用客数 5] | |
2004年(平成16年) | 4,923[利用客数 6] | |
2005年(平成17年) | 4,937[利用客数 7] | |
2006年(平成18年) | 4,919[利用客数 8] | |
2007年(平成19年) | 4,965[利用客数 9] | |
2008年(平成20年) | 4,906[利用客数 10] | |
2009年(平成21年) | 4,650[利用客数 11] | |
2010年(平成22年) | 4,734[利用客数 12] | |
2011年(平成23年) | 4,586[利用客数 13] | |
2012年(平成24年) | 4,943[利用客数 14] | 3,212[新幹線 2] |
2013年(平成25年) | 5,097[利用客数 15] | 3,297[新幹線 3] |
2014年(平成26年) | 5,069[利用客数 16] | 3,245[新幹線 4] |
2015年(平成27年) | 5,162[利用客数 17] | 3,300[新幹線 5] |
2016年(平成28年) | 5,188[利用客数 18] | 3,340[新幹線 6] |
2017年(平成29年) | 5,226[利用客数 19] | 3,375[新幹線 7] |
2018年(平成30年) | 5,331[利用客数 20] | 3,445[新幹線 8] |
2019年(令和元年) | 5,291[利用客数 21] | 3,371[新幹線 9] |
2020年(令和 | 2年)3,166[利用客数 22] | 1,819[新幹線 10] |
2021年(令和 | 3年)3,676[利用客数 23] | 2,102[新幹線 11] |
2022年(令和 | 4年)4,394[利用客数 24] | 2,701[新幹線 12] |
2023年(令和 | 5年)4,863[利用客数 1] | 3,094[新幹線 1] |
当駅周辺は日本最大級の扇状地、那須野が原のほぼ中央に位置し、西那須野駅との区間の間には扇状地特有の水無川である蛇尾川(さびがわ)が流れている。駅近辺にも蛇尾川支流の水無川熊川がある。
駅北側には新幹線の留置線がある。
「那須塩原駅西口停留所より、JRバス関東(西那須野支店)、関東自動車(那須塩原営業所)、那須塩原市地域バス(ゆーバス)(運行はやしお観光バスとジェイアールバス関東[19])が運行する路線バスが発着している。
2021年3月21日から、栃木県内の関東自動車とJRバス関東の一般路線バスで地域連携ICカード「totra(トトラ)」が導入された。Suicaと相互利用可能な全国の交通系ICカードでも運賃の支払いが可能となった。ただし、那須塩原市地域バス「ゆーバス」のJRバス関東が運行する便であっても交通系ICカードの利用はできない。
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