近文駅
北海道旭川市にある北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
北海道旭川市にある北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
近文駅(ちかぶみえき)は、北海道旭川市近文町20丁目にある北海道旅客鉄道(JR北海道)・日本貨物鉄道(JR貨物)函館本線の駅である。駅番号はA27。事務管理コードは▲120107[3]。
ロシア帝国の南下政策に危機感を抱いていた明治政府は、明治32年6月から第7師団を札幌から旭川へ移動。これに併せ、兵営地建設のための軍用引込線4.6kmを設けるに当たり当駅を開設した。
師団専用線、または師団の置かれた鷹栖村から鷹栖専用線と呼ばれたこの引込線は、その後、大正年間から周囲に多くの木工場や道立林業指導所が設置されて、軍用よりもその木材貨物専用線としての性格が既に大きくなっていたが、戦後になって師団跡地手前までの2.9kmが残され、貨物駅の旭川大町駅が新設されて、石炭や木材資源等の貨物支線として利用されるようになった。現在は廃止されている。
所在地名より。アイヌ語の「チカプウンイ(cikap-un-i)」(鳥・いる・ところ)に由来する[11]。現在の近文山の川に臨む大岩にいつもタカがとまっていた岩があったことによる[11][12]。北に隣接して当駅から軍用線(後に貨物支線)が向かっていた鷹栖町はこれを意訳したものである[11]。
島式ホーム1面2線を有する地上駅。ホーム上には明治後期に建てられたとされる古い木造の待合室がある。駅舎は構内北側にあり、ホームとの間に側線があるため跨線橋が設置されている。跨線橋は駅舎反対側の構内南側にもつながっている。
駅舎内には簡易自動改札機(Kitaca対応。設置駅として日本最北端。)、簡易自動券売機や男女共用の水洗式便所がある。元々は信号扱いがあったため駅長や駅員が終日配置されていたが、簡易委託駅を経て、現在は旭川駅管理の無人駅となっている。
1往復のみ当駅始発・終着の列車があったが、廃止された。
駅舎側より記載。
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現在、JR貨物の駅は車扱貨物の臨時取扱駅となっている。貨物列車の発着はなく、貨物設備や接続する専用線もない。
かつては、駅構内からホクレンくみあい飼料旭川工場やシェル石油の油槽所、化学薬品販売業者などへ続く専用線が存在していた。これらは1996年までに全廃されている。
乗車人員は以下の通り。なお、1日平均は年度の日数(2006年度のみ4月1日から6月30日までの日数)で除し、四捨五入して算出した。
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