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かつて北海道山越郡にあったJR北海道函館本線の廃駅 ウィキペディアから
蕨岱駅(わらびたいえき)は、かつて北海道(渡島総合振興局)山越郡長万部町字蕨岱にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)函館本線の駅(廃駅)。駅番号はS31であった。電報略号はタイ。事務管理コードは▲140131[2]。
所在地名より。地名は、アイヌ語の「ワルンペフㇽ(warunpe-hur)」(ワラビ・坂)に由来するとされるが、定かではない[10][注釈 2]。この説については、昔、この附近一帯にワラビが繁茂していたことから付けられたとされる[5][11][12]。
単式ホーム1面1線を有する地上駅であった[1]。ホームは線路の東側(旭川方面に向かって右手側、旧1番線)に存在する[13]。転轍機を持たない棒線駅となっている[13]。かつては相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換可能な交換駅であった[14]。当時は互いのホームは駅舎側ホーム南側と対向側ホーム北側部分を結んだ構内踏切で連絡していた[14]。千鳥式に近い配置で、駅舎側(東側)ホームが上りの1番線、対向側ホームが下りの2番線となっていた[14]。上下線共に安全側線を有していた[14]。そのほか1番線函館方からホーム南側まで戻る形の行き止りの側線(貨物側線)を1線有していた[14]。使われなくなった2番線及び側線は、交換設備運用廃止後は1993年(平成5年)3月までには撤去されていた[13]。
長万部駅管理の無人駅だった[1]。駅舎は構内の西側に位置しホーム中央部分に接していた[13]。有人駅時代の駅舎は撤去され、ヨ3500形車掌車改造の貨車駅舎が設置されていた[11][15]。
乗車人員の推移は以下の通り。年間の値のみ判明している年度は日数割で算出した参考値を括弧書きで示す。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
長万部方から15.2‰の勾配を上り詰めた頂上(標高94.0m)の附近(標高91.6m地点)に位置する[13]。駅周辺は山の中で、白樺の疎林の中で熊笹が繁茂し、5月にはミズバショウが咲く[14][11]。
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