石井 苗子 (いしい みつこ、1954年2月25日 - ) は、日本の女優、作家、政治家。日本維新の会所属の参議院議員(2期)[1]。東京維新の会代表代行。東京大学医学部客員研究員。聖路加国際大学客員研究員。日本大学医学部付属病院心療内科カウンセラー。NPO日本臨床試験研究ユニット(J-CRSU)きぼうときずなプロジェクト プロジェクトリーダー。アバンセ所属[2]。日本維新の会副幹事長・国会対策副委員長、参院政府開発援助・沖縄北方特別委員会委員[3][4]、パチンコチェーンストア協会政治分野アドバイザー[5]。
概要 いしい みつこ 石井 苗子, 生年月日 ...
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祖父は標的艦「摂津」や戦艦「榛名」の艦長を歴任した海軍少将石井敬之(海兵43期)[6]。
東京都台東区浅草生まれ(現住所は神奈川県川崎市多摩区南生田)[7][8]。福山市立東中学校[9]、山手学院高等学校を経て[10]、アメリカ・ワシントン州立大学から上智大学に編入し、同大学卒。
父親の関係する会社で秘書として働いた後、同時通訳者に転職[11]。水産庁の外郭団体での通訳を担当した後、1988年に『CBSドキュメント』(TBS系)[12]でキャスターデビューを果たす。
MITSUKO名義による女優デビューは、1990年、伊丹十三監督作品『あげまん』の準主演「瑛子」役[11]。その後は『朝だ!どうなる』(フジテレビ系)キャスターや、『ビートたけしのTVタックル』ナビゲーター、『朝まで生テレビ!』パネリスト、『世界とんでも!?ヒストリー』『今夜は帰して!!』『タモリ倶楽部』『タイムショック21』『ダイレクトテレショップ』『Qさま!』ゲスト、『ウィークエンドライブ 週刊地球TV』(テレビ朝日系)の司会を務める。
1997年聖路加看護大学看護学部に入学し、2002年に卒業。
同年、東京大学大学院医学系研究科健康科学・看護学専攻修士課程に進学、のち博士課程に進み、2008年に「健康診査受診勧奨のためのキャンペーン介入研究」で博士(保健学)を取得(甲24228、博医第3171号)[13][14]。同大学医学部客員研究員[15]。看護師、保健師、ヘルスケアカウンセラーの資格をもつ[15]。2005年から、東京都内の病院の心療内科にてヘルスケアカウンセラーとして研修・活動を続けている[15][16]。
2011年より、大橋靖雄が立ち上げた東日本大震災復興のための医療支援ボランティアプロジェクト「きぼうときずな」 に携わる[17]。
2016年6月9日、第24回参議院議員通常選挙に出馬する意向を表明[18]。同年7月の参院選において、おおさか維新の会公認で参議院比例区から立候補し党内順位3位で初当選[1][19]。
2022年5月、ロシアのウクライナ侵攻に伴うロシア政府による日本への報復措置(ロシア連邦への日本政府の政策に対する報復措置に関してのロシア外務省声明)によって、ロシアへの入国を恒久的に禁止された[20]。
2022年7月の第26回参議院議員通常選挙比例区で再選[21]。
憲法
- 憲法改正について、2022年のNHK、毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[22][23]。
- 9条改憲について、2022年の毎日新聞社のアンケートで「改正して、自衛隊の存在を明記すべきだ」と回答[23]。2016年の毎日新聞社のアンケートで「自衛隊を国防軍とすべき」と回答[24]。9条への自衛隊の明記について、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[22]。
- 憲法を改正し緊急事態条項を設けることについて、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[22]。
外交・安全保障
- 敵基地攻撃能力を持つことについて、2022年のNHKのアンケートで「賛成」と回答[22]。
- ロシアは2022年2月24日、ウクライナへの全面的な軍事侵攻を開始した[25]。日本政府が行ったロシアに対する制裁措置についてどう考えるかとの問いに対し、2022年のNHKのアンケートで回答しなかった[22]。同年の毎日新聞社のアンケートで「制裁をより強めるべきだ」と回答[23]。
- 2022年6月7日、政府は経済財政運営の指針「骨太方針」を閣議決定した。NATO加盟国が国防費の目標としている「GDP比2%以上」が例示され、防衛力を5年以内に抜本的に強化する方針が明記された[26]。「防衛費を今後どうしていくべきだと考えるか」との問いに対し、2022年のNHKのアンケートで「大幅に増やすべき」と回答[22]。
ジェンダー
- 選択的夫婦別姓制度の導入について、2022年のNHK、毎日新聞社のアンケートで「賛成」と回答[22][23]。
- 同性婚を可能とする法改正について、2022年のNHK、毎日新聞社のアンケートで回答しなかった[22][23]。
- クオータ制の導入について、2022年のNHKのアンケートで「どちらかといえば反対」と回答[22]。
受動喫煙問題
- 受動喫煙防止を目的に飲食店などの建物内を原則禁煙とする健康増進法改正に反対。
- 2016年の参院選出馬の際には、ヒステリックに禁煙を進めるのではなく、完全分煙を進めると主張した[27]。また、当選直後には喫煙文化研究会の取材に対し、「今後も分煙を訴えて愛煙家の味方として活動する」と回答した[28]。
- 2017年12月5日に喫煙文化研究会が主催したシンポジウム「たばこはそんなに悪いのですか?2017」に出席した際、「禁止されているものではないのに、なぜ禁煙にならなければいけないのか」「売っているものを“買うな”というのも変」「税金も取っているのにおかしい」などと持論を展開し、厚生労働省が推し進めてきた原則禁煙の健康増進法改正案について批判を繰り広げた。また、同年10月に東京都で可決した「東京都子どもを受動喫煙から守る条例」についても「喫煙者の権利を認めていない条例」と批判した[29]。
その他
- アベノミクスについて、2022年の毎日新聞社のアンケートで「評価するが、修正すべきだ」と回答[23]。
- 「原子力発電への依存度を今後どうするべきか」との問題提起に対し、2022年のNHKのアンケートで「高めるべき」と回答[22]。
- 国会議員の被選挙権年齢の引き下げについて、2022年の毎日新聞社のアンケートで「反対」と回答[23]。
- 感染対策を資材と方法から考える超党派議員連盟で副会長を務め、空間除菌を推進。
2022年8月5日、日本維新の会は石井が旧統一教会関連団体の会合に出席していたことを発表した[33]。
テレビドラマ
NHK
日本テレビ
TBS
フジテレビ
テレビ朝日
テレビ東京
- 『わたしの偏差値ばなれ』(1992年、海竜社)
- 『女族(じょぞく)愛されてあたりまえ』(1994年、角川書店)
- 『花生活366日 幸福を呼ぶフラワーコミュニケーション』(1995年、PHP研究所)
- 『幸福のとびら』(1996年、実業之日本社)
- 『逃亡者』(1997年、幻冬舎)
- 『大人の「女」になりなさい! 女は「会社」で鍛えられ、「仕事」で磨かれる』(1997年、講談社)
- 『優しい女の子の育て方』(1998年、マガジンハウス)
- 『逆転婚~心から幸せになれるふたりの関係』(2000年、イースト・プレス)
- 『『元気』をこの手に取り戻すまで~心療内科で学んだこと』(2007年、ダイヤモンド社)
- 『きっと変われる E・シャルツ教戒師との『奇蹟の会話』』(2007年、ホーム社/集英社)
翻訳
- シェア・ハイト,ケイト・コレラン『新・ハイトリポート』マガジンハウス 1992
- エカテリーナ・ゴルデーワ『愛しのセルゲイ』ベースボール・マガジン社 1997
- ジャニーン・シェパード『奇跡の空』ベースボール・マガジン社 1997
“石井苗子”. 株式会社アバンセ. 2023年7月6日閲覧。
2008年9月13日付朝日新聞be5面「逆風満帆 女優・精神カウンセラー石井苗子(中)」
朝日出版社『CNN ENGLISH EXPRESS』2007年7月号
「今月の顔 MITSUKO 「さげまん」役新人女優は映画にテレビの「あげまん」基調」『月刊Asahi』第2巻第6号、朝日新聞社、1990年6月1日、25頁。
週刊アサヒ芸能 2012年6月28日特大号 熟裸身を堪能する映画ベスト10
“プロフィール”. 石井苗子. 2011年11月23日閲覧。
“比例代表 石井苗子”. 候補者アンケート - 参院選2022. NHK. 2022年6月27日閲覧。