横浜市電保存館(よこはましでんほぞんかん)は、神奈川県横浜市磯子区滝頭三丁目にある、1972年(昭和47年)3月に廃止された横浜市交通局の路面電車(横浜市電)に関する資料を保存・展示する施設。一般財団法人横浜市交通局協力会が運営している。
概要 横浜市電保存館 Yokohama Tram Museum, 施設情報 ...
閉じる
現在は市電グッズ(チョロQ、携帯ストラップ等)や「はまりん」グッズ、横浜市電や市営交通に関する書籍等も販売している。また横浜市営交通に関するグッズ(トミカや鉄コレなど)も取り扱っている。
- 所在地:神奈川県横浜市磯子区滝頭3-1-53(横浜市営バス滝頭営業所隣接)
- 開館時間:9:30 - 17:00(入館は16:30まで)
- 入館料金:大人(高校生以上)300円、3歳から中学生 100円
- 濱ともカードまたは敬老乗車証所持者:200円
- PASMO・Suicaなどの交通系ICカード利用による市営バスでの来館、または市営バス(市営バス・地下鉄共通も含む)1日乗車券およびみなとぶらりチケット利用による来館者
- 大人(高校生以上)200円、3歳から中学生 50円
- 団体割引(20名以上)
- 大人(高校生以上)200円、3歳から中学生 50円
- 障害者手帳所持者は、付き添い人1名を含め無料
- 休館日:水曜日・木曜日・年末年始(なお、水曜日・木曜日が祝日の場合は開館)横浜市立小学校が春休み・夏休み・冬休み期間中は水曜日・木曜日も開館
- 最寄りバス停:市電保存館前または滝頭(市電保存館前の方が同館エントランスに近い)
- 横浜市電として使用された車両(特記なきものは廃車時の市電標準色)
- 歴史展示コーナー
- 映像シアター(視聴できる映像はYouTubeの公式チャンネルにも公開されている。横浜市営地下鉄関連もある。)
- 横浜駅東口大時計(稼動状態に復元)
- 横浜市電の運転シミュレーター
- ハマジオラマ(2017年のリニューアル時に撤去された16番ゲージのジオラマが、開館50周年記念事業の一環として復活[9])カウンターは500型のデザインである。
- 吉村栄による鉄道模型コレクション(彼がおよそ40年かけて制作、収集された鉄道模型(Oゲージ)コレクションの一部を展示。蒸気機関車43両をはじめとする各種車両は、「子どもたちに夢を」という故人の遺志により、横浜市に寄贈されたもの。)
- Nゲージ鉄道模型レイアウト(1回100円で、自分で持ち込んだ車両を走らせることも可能。)
- 過去に発売された記念乗車券類
- 閉架書庫
- 休憩コーナー
寄贈
- 2022年に閉業した横浜市中区鷺山の銭湯「さくら湯」(1903年開設。2018年から休業し、2022年に閉業)から駐車場の隅に長年置かれていた、横浜市電のものとみられる「山一」の刻印があるレールの寄贈を受けた[10]。
出典
「鉄道記録帳2003年1月」『RAIL FAN』第50巻第4号、鉄道友の会、2003年4月1日、26頁。