Loading AI tools
日本の小説家・推理作家 ウィキペディアから
長野県北佐久郡立科町芦田出身[2]。慶長年間から芦田宿に続く旧家の出であり、祖先は江戸時代を通して本陣と問屋をつとめ、隆夫の実家はその下屋敷であった[3]。
中央大学専門部法律学科卒業[4][2]。卒業後は化粧品会社、映画配給会社宣伝部に勤務した[2]。第二次大戦後、郷里の長野県に戻り、小劇場の支配人を勤めたのち立科町立中学校の教諭となる[2]。
推理小説を執筆する以前には、演劇に傾倒した。真山青果の戯曲を暗誦するまで読み込み、自身も戯曲を執筆した。松竹歌舞伎研究会が主催した新歌舞伎脚本の募集に「彩管武士道」を応募し二席入選を果たしている。ただし、この作品は実際の上演には至らなかった[5]。
江戸川乱歩の評論「一人の芭蕉の問題」を読んだことがきっかけで推理小説の執筆を志した[6]。
文学への関心が高く、デビュー以来論理的な謎解きと文学性の融合を目指した作品を書き続けた。また、「芥川龍之介の推理」や「泥の文学碑」、「川端康成氏の遺書」など、実在する文学者・文学作品を題材にした作品もある。
複数の作品に登場する探偵として、東京地検の検事・千草泰輔がおり、「千草検事シリーズ」となっている。千草の周囲を固める登場人物として、警視庁捜査一課の刑事・野本利三郎、同じく捜査一課の大川警部、千草付きの検察事務官・山岸がいる。
創元推理文庫で『土屋隆夫推理小説集成』全8巻が刊行された。
2011年11月14日、心不全のため長野県佐久市で死去。94歳没[1]。
全て創元推理文庫より発売。刊行当時の全長編と、セレクトされた短編を収録している。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.