吉良吉田駅
愛知県西尾市にある名古屋鉄道の駅 ウィキペディアから
愛知県西尾市にある名古屋鉄道の駅 ウィキペディアから
吉良吉田駅(きらよしだえき)は、愛知県西尾市吉良町吉田船戸5にある、名古屋鉄道(名鉄)西尾線・蒲郡線の駅である。駅番号はGN13。
西尾線および蒲郡線の始発・終着駅である。以前は両線間で一体運用されていたが、2008年(平成20年)6月29日ダイヤ改正により、当駅で完全に運転系統が分断された。また、西尾線からの特急列車の当駅への乗り入れは廃止され、代わりに急行列車(西尾駅 - 当駅間は各駅停車)が乗り入れるようになった。
蒲郡線では、終日当駅始発のワンマン運転になり、旧三河線ホーム(2番線)にのりかえ改札口が設置された。また、3・4番線各ホームへの待合室の設置工事も行われ、各ホームへの車椅子対応スロープも整備された。
当駅の西尾線ホームは急カーブ上にあるため1000系は入線できず(1000系は西尾までの特急列車にのみ使用)、当駅に乗り入れる特急列車には1600系・8800系(1999年以前は7000系も)が使用されていた。
現行ダイヤでは西尾線は名古屋本線直通の急行列車(基本的に佐屋駅または弥富駅まで運行)、蒲郡線はワンマン普通列車が日中それぞれ1時間2本ずつ発着しており、相互に連絡している。
2023年3月のダイヤ改正で、当駅を始発とする特急列車が平日に1本復活した。ただし全車一般車である。
西尾鉄道が同社線(後の名鉄西尾線)を開通したときに開業した初代吉良吉田駅。現在の駅から0.3km西尾寄り(現・吉田公園付近)に存在した。
三河鉄道が同社線(後の名鉄三河線)を開通したときに開業した旧・三河吉田駅。
1・2番線は3両編成、3・4番線は4両編成対応の3面3線の地上駅で、駅長は配置されない終日有人駅(西尾駅の被管理駅)。3・4番線は、蒲郡線と西尾線を接続させるために、線路は半径160mで大きく湾曲している。4両編成の場合、2両目と3両目で、また3扉車が3番線に停車した場合、中扉の箇所でホームと列車の間が特に広く開く。自動券売機、自動改札機、簡易列車案内が設置されている一方で自動放送は導入されておらず、構内放送は駅係員が適宜行っている。
なお、2番線にはのりかえ改札口が設置されているため、西尾線と蒲郡線を乗り継ぐ場合は、一度乗車券や定期券を用意しなければならない。また、蒲郡線はmanaca・相互利用ICカードが利用できないので、いずれかのカードを使用する際はのりかえ改札口で蒲郡線の下車駅の申告または蒲郡線内の駅の自動券売機(または乗車駅証明書発行機)で発行した乗車駅証明書を渡す必要がある。
西尾線の3・4番線ホームと蒲郡線の2番線ホームは、やや鋭いL字形に配置されている。旧三河線の線路は一部を残し留置線として利用されている。旧三河線(碧南方面行き)のホームについては、2004年の廃止後に一時期進入禁止の処置がされていたが、現在は蒲郡線の電車が使用する。西尾線と蒲郡線の運転系統が分断されたため、いずれのホームの駅名標も隣接駅の一方が空白になっている(検査や車両交換などのため線路は繋がったままになっており、車止めは1・2番線碧南寄りにしか無い)。
2番線の先、車止めまでの間に踏切があるが、これは2004年に廃止された旧三河線の跡である。2番線に蒲郡線の電車が到着すると警報機が鳴って遮断機が下がるが、通常電車が通過することはない。
↑ 西尾・新安城方面 | ||
← 碧南方面 (2004年廃止) |
→ 蒲郡方面 |
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凡例 出典:[9] |
近年の1日平均乗車人員は下表の通り。
蒲郡線だけの場合、最も多いが年度によっては蒲郡駅と逆になることがある。
三河線の碧南駅・当駅間の廃止に伴う代替バスで、旧沿線自治体で構成するふれんどバス運行協議会からの委託により名鉄バス蒲郡管理所が運行している。2020年10月1日よりmanacaが利用可能になっており、当駅で90分以内に名鉄電車(新安城方面)と乗り継ぐと80円割り引かれる。
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