初野駅
かつて北海道中川郡美深町にあった北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
かつて北海道中川郡美深町にあった北海道旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
初野駅(はつのえき)は、北海道中川郡美深町字富岡にあった北海道旅客鉄道(JR北海道)宗谷本線の駅である。事務管理コードは▲121825[1]。駅番号はW55。
1947年(昭和22年)5月31日、斑渓、吉野、富岡、西里地区住民の強い要望によって、美深駅 - 紋穂内駅間に仮乗降場の設置を運輸省や国鉄に陳情したことが始まりとされる。同年9月には「初野乗降場設置促進期成会」も発足し、建設工事の資材や労力、待合所の建物は地域住民の負担によって提供し、1948年(昭和23年)6月に仮乗降場が設置された[2]。
しかし、利用者の減少によって、2024年(令和6年)に廃止となった。
1973年(昭和48年)に国鉄北海道総局が発行した『北海道駅名の起源』では「部落名をそのまま駅名としたが、その由来については定かではない[4]」としている。しかし、位置する集落名は現在「富岡」となっている[8]。
ただし、設置に当たって地元で「初野乗降場設置促進期成会」を結成しており、当初からこの仮乗降場名が予定されていたと考えられる[8]。
稚内方面に向かって左側に木造板張りの簡易型単式ホーム1面1線を有した地上駅[9]。稚内側に踏切があり、側にプレハブの待合所(美深町所有[5])を持っていた。無人駅。
乗車人員の推移は以下の通り。出典が「乗降人員」となっているものについては1/2とした値を括弧書きで1日平均乗車人員の欄に示し、備考欄で元の値を示す。
また、「JR調査」については、当該の年度を最終年とする過去5年間の各調査日における平均である。
年度 | 乗車人員(人) | 出典 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
年間 | 1日平均 | JR調査 | |||
1960年(昭和35年) | (28,850) | (79.0) | [8] | 年間乗降客数57,700人 | |
1978年(昭和53年) | 9.0 | [10] | |||
1992年(平成 | 4年)(92.0) | [9] | 1日乗降客数184人となっているが、誤植の可能性もある。 | ||
2015年(平成27年) | 「10名以下」 | [JR北 2] | |||
2016年(平成28年) | 3.4 | [JR北 3] | |||
2017年(平成29年) | 3.8 | [JR北 4] | |||
2018年(平成30年) | 3.8 | [JR北 5] | |||
2019年(令和元年) | 3.2 | [JR北 6] | |||
2020年(令和 | 2年)2.2 | [JR北 7] | |||
2021年(令和 | 3年)1.6 | [JR北 8] | |||
2022年(令和 | 4年)1.0 | [JR北 9] | |||
2023年(令和 | 5年)0.8 | [JR北 10] | 営業最終年度 |
民家の点在する田園地帯。約300m西方に並行して走る国道を望む。
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