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上富良野町(かみふらのちょう)は、北海道上川総合振興局にある町。
かみふらのちょう 上富良野町 | |||||
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国 | 日本 | ||||
地方 | 北海道地方 | ||||
都道府県 | 北海道(上川総合振興局) | ||||
郡 | 空知郡 | ||||
市町村コード | 01460-5 | ||||
法人番号 | 3000020014605 | ||||
面積 |
237.10km2 | ||||
総人口 |
9,768人 [編集] (住民基本台帳人口、2024年10月31日) | ||||
人口密度 | 41.2人/km2 | ||||
隣接自治体 |
上川総合振興局 富良野市 空知郡:中富良野町、南富良野町 上川郡:美瑛町 十勝総合振興局 上川郡:新得町 | ||||
町の木 | アカエゾマツ | ||||
町の花 | ラベンダー | ||||
上富良野町役場 | |||||
町長 | 斉藤繁 | ||||
所在地 |
〒071-0596 北海道北海道空知郡上富良野町大町2丁目2-11 北緯43度27分20秒 東経142度28分02秒 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
1897年(明治30年)の開拓以来、農業を中心に発展してきた町である。1948年(昭和23年)に農作物としてのラベンダー栽培を始めた地であり[1][2][3]、2001年(平成13年)には「ふらののラベンダー」として環境省から「かおり風景100選」に選定されている[4]。また、上富良野町を含む6市町村で「富良野・美瑛観光圏」を形成している[5][6][7]。
北海道のほぼ中央部に位置している。町域は東西24.6 km、南北19.0 kmであり、東に大雪山国立公園の大雪山系十勝岳、西に夕張山地の山麓地帯、北に両山系の山麓と、三方を山岳に囲まれている[8]。また、北は上川と空知の分水嶺にもなっている[9]。南には市街地が形成されており、富良野盆地の平坦部が開けている[8]。
1955年(昭和30年)に陸上自衛隊上富良野駐屯地が開設され、現在は人口の約3割が自衛隊員とその家族になっている[1]。
上富良野町と全国の年齢別人口分布(2005年) | 上富良野町の年齢・男女別人口分布(2005年) | |||||||||||||||||||||||||||||||||
■紫色 ― 上富良野町
■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
上富良野町(に相当する地域)の人口の推移
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総務省統計局 国勢調査より |
ケッペンの気候区分によると、上富良野町は湿潤大陸性気候に属する。寒暖の差が大きく、気温の年較差・日較差が大きい顕著な大陸性気候である。降雪量が多く、豪雪地帯に指定されている。冬季に-25℃を下回る気温が観測されることが珍しくなく、寒さが厳しい。
上富良野(1991年 - 2020年)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 7.1 (44.8) |
12.8 (55) |
17.2 (63) |
27.6 (81.7) |
35.4 (95.7) |
36.8 (98.2) |
37.2 (99) |
37.5 (99.5) |
33.8 (92.8) |
28.7 (83.7) |
20.9 (69.6) |
12.9 (55.2) |
37.5 (99.5) |
平均最高気温 °C (°F) | −3.5 (25.7) |
−2.2 (28) |
2.6 (36.7) |
10.7 (51.3) |
18.3 (64.9) |
22.8 (73) |
26.3 (79.3) |
26.4 (79.5) |
21.9 (71.4) |
14.7 (58.5) |
6.2 (43.2) |
−1.1 (30) |
11.9 (53.4) |
日平均気温 °C (°F) | −8.1 (17.4) |
−7.2 (19) |
−2.2 (28) |
5.1 (41.2) |
12.1 (53.8) |
16.8 (62.2) |
20.7 (69.3) |
20.9 (69.6) |
16.1 (61) |
9.0 (48.2) |
2.0 (35.6) |
−5.0 (23) |
6.7 (44.1) |
平均最低気温 °C (°F) | −13.6 (7.5) |
−13.4 (7.9) |
−7.8 (18) |
−0.5 (31.1) |
5.9 (42.6) |
11.5 (52.7) |
16.0 (60.8) |
16.4 (61.5) |
11.1 (52) |
3.9 (39) |
−2.2 (28) |
−9.8 (14.4) |
1.5 (34.7) |
最低気温記録 °C (°F) | −31.5 (−24.7) |
−31.7 (−25.1) |
−26.2 (−15.2) |
−14.8 (5.4) |
−3.0 (26.6) |
1.1 (34) |
5.8 (42.4) |
6.5 (43.7) |
0.4 (32.7) |
−5.4 (22.3) |
−18.8 (−1.8) |
−25.4 (−13.7) |
−31.7 (−25.1) |
降水量 mm (inch) | 44.8 (1.764) |
38.0 (1.496) |
45.6 (1.795) |
47.8 (1.882) |
63.6 (2.504) |
73.7 (2.902) |
123.4 (4.858) |
166.8 (6.567) |
132.8 (5.228) |
90.4 (3.559) |
93.4 (3.677) |
72.3 (2.846) |
993.7 (39.122) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 15.9 | 13.8 | 13.1 | 11.9 | 11.9 | 10.6 | 11.3 | 12.5 | 13.1 | 14.5 | 18.0 | 18.8 | 163.9 |
平均月間日照時間 | 60.6 | 73.1 | 112.0 | 147.3 | 175.9 | 164.9 | 160.0 | 150.7 | 137.0 | 116.2 | 61.4 | 43.9 | 1,403 |
出典1:Japan Meteorological Agency | |||||||||||||
出典2:気象庁[10] |
「上富良野歴史年表」参照[11]
- | 名前 | 就任年月日 | 退任年月日 |
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戸長 | |||
初代 | 松下高道 | 1899年(明治32年)6月20日 | 1901年(明治34年)11月2日 |
2代 | 三浦忻郎 | 1901年(明治34年)12月1日 | 1905年(明治38年)1月28日 |
3代 | 和井内喜之 | 1905年(明治38年)1月28日 | 1906年(明治39年)3月28日 |
村長 | |||
初代 | 草浦耕蔵 | 1906年(明治39年)4月1日 | 1909年(明治42年)3月8日 |
2代 | 来海実 | 1909年(明治42年)9月2日 | 1911年(明治44年)1月31日 |
3代 | 塙浩気 | 1911年(明治44年)1月31日 | 1919年(大正8年)3月31日 |
4代 | 吉田貞次郎 | 1919年(大正8年)6月24日 | 1935年(昭和10年)6月17日 |
5代 | 金子浩 | 1935年(昭和10年)7月10日 | 1946年(昭和21年)11月7日 |
6代 | 田中勝次郎 | 1947年(昭和22年)4月5日 | 1951年(昭和26年)8月 |
町長 | |||
初代 | 田中勝次郎 | 1951年(昭和26年)8月 | 1955年(昭和30年)4月30日 |
2代 | 海江田武信 | 1955年(昭和30年)5月1日 | 1963年(昭和38年)4月30日 |
3代 | 村上国二 | 1963年(昭和38年)5月1日 | 1963年(昭和38年)8月1日 |
4代 | 海江田武信 | 1963年(昭和38年)8月25日 | 1967年(昭和42年)8月24日 |
5代 | 村上国二 | 1967年(昭和42年)8月25日 | 1971年(昭和46年)8月24日 |
6代 | 和田松ヱ門 | 1971年(昭和46年)8月25日 | 1983年(昭和58年)8月24日 |
7代 | 酒匂佑一 | 1983年(昭和58年)8月25日 | 1992年(平成4年)11月24日 |
8代 | 菅野學 | 1992年(平成4年)12月28日 | 1996年(平成8年)12月26日 |
9代 | 尾岸孝雄 | 1996年(平成8年)12月27日 | 2008年(平成20年)12月26日 |
10代 | 向山富夫 | 2008年(平成20年)12月27日 | 2020年(令和2年)12月26日 |
11代 | 斉藤繁 | 2020年(令和2年)12月27日 | 在任中 |
「議会要覧」参照[19]
基幹産業は農業であり、麦類・豆類・水稲・甜菜・ジャガイモ(馬鈴薯)の作付が多く、北海道内で唯一のホップ産地になっている[20][21]。畜産では養豚が盛んであり、豚サガリ発祥の地でもある[22]。ブランド肉として「かみふらのポーク」があり、豚にストレスをかけない飼育管理・生産を行い、配合飼料にもこだわっている[23]。「かみふらの豊見豚カレー」は町内の温泉施設で提供している[22]。産業別従事者では第三次産業の割合が最も多いが、これは陸上自衛隊の駐屯地があり公務員の割合が高いためである[20]。観光では富良野・美瑛エリアに位置しているため、ラベンダーが咲く夏季を中心に多くの観光客が訪れる[20]ほか、十勝岳や富良野岳の登山口が町内にあることから、これらの山を目指す登山客も訪れる。
町内を通る幹線道路は、シーニックバイウェイの「大雪・富良野ルート」、大雪 - 富良野 - 十勝を結ぶ「北海道ガーデン街道」になっている[25][26]。
50音順
わたくしたちは、雄峰十勝岳のふもと富良野平原の母なる地、上富良野町民であることに誇りをもち、この憲章をかかげて先人の偉業を継ぎ、明るく豊かな郷土をつくることにつとめましょう。
— 昭和42年6月26日制定[40]
- 一、正しい心と健やかな体で、希望に生きましょう。
- 一、いたわりあって、楽しい家庭をつくりましょう。
- 一、きまりを守り、明るい社会をつくりましょう。
- 一、文化を高め、豊かな郷土をつくりましょう。
- 一、勤労をよろこび、自然の恵みに感謝しましょう。
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