サヤインゲン
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サヤインゲン(英:Green bean)とは、インゲンマメの若いサヤを食用とする果菜である。缶詰や冷凍としても多く出回り、世界中で食べられている。日本では、塩茹でにして和え物やおひたしにするか、あるいはバター炒めにすることが多い[2]。ササゲと混同されることもある[3]。東北地方ではササギとも言う。
概要 100 gあたりの栄養価, エネルギー ...
100 gあたりの栄養価 | |
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エネルギー | 131 kJ (31 kcal) |
6.97 g | |
糖類 | 3.26 g |
食物繊維 | 2.7 g |
0.22 g | |
飽和脂肪酸 | 0.05 g |
一価不飽和 | 0.01 g |
多価不飽和 | 0.113 g |
1.83 g | |
トリプトファン | 0.019 g |
トレオニン | 0.079 g |
イソロイシン | 0.066 g |
ロイシン | 0.112 g |
リシン | 0.088 g |
メチオニン | 0.022 g |
シスチン | 0.018 g |
フェニルアラニン | 0.067 g |
チロシン | 0.042 g |
バリン | 0.09 g |
アルギニン | 0.073 g |
ヒスチジン | 0.034 g |
アラニン | 0.084 g |
アスパラギン酸 | 0.255 g |
グルタミン酸 | 0.187 g |
グリシン | 0.065 g |
プロリン | 0.068 g |
セリン | 0.099 g |
ビタミン | |
ビタミンA相当量 |
(4%) 35 µg(4%) 379 µg640 µg |
チアミン (B1) |
(7%) 0.082 mg |
リボフラビン (B2) |
(9%) 0.104 mg |
ナイアシン (B3) |
(5%) 0.734 mg |
パントテン酸 (B5) |
(5%) 0.225 mg |
ビタミンB6 |
(11%) 0.141 mg |
葉酸 (B9) |
(8%) 33 µg |
ビタミンB12 |
(0%) 0 µg |
コリン |
(3%) 15.3 mg |
ビタミンC |
(15%) 12.2 mg |
ビタミンD |
(0%) 0 IU |
ビタミンE |
(3%) 0.41 mg |
ビタミンK |
(14%) 14.4 µg |
ミネラル | |
ナトリウム |
(0%) 6 mg |
カリウム |
(4%) 211 mg |
カルシウム |
(4%) 37 mg |
マグネシウム |
(7%) 25 mg |
リン |
(5%) 38 mg |
鉄分 |
(8%) 1.03 mg |
亜鉛 |
(3%) 0.24 mg |
マンガン |
(10%) 0.216 mg |
セレン |
(1%) 0.6 µg |
他の成分 | |
水分 | 90.32 g |
| |
%はアメリカ合衆国における 成人栄養摂取目標 (RDI) の割合。 出典: USDA栄養データベース(英語) |
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さらに見る 項目, 分量(g) ...
項目 | 分量(g) |
---|---|
脂肪 | 0.22 |
飽和脂肪酸 | 0.05 |
16:0(パルミチン酸) | 0.042 |
18:0(ステアリン酸) | 0.008 |
一価不飽和脂肪酸 | 0.01 |
18:1(オレイン酸) | 0.008 |
多価不飽和脂肪酸 | 0.113 |
18:2(リノール酸) | 0.044 |
18:3(α-リノレン酸) | 0.069 |
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原産地はメキシコ南部、中央アメリカ[4]。日本へは中国を経て渡来し、江戸時代に禅僧の隠元隆琦が伝えたことからインゲンマメと呼ばれ、未熟果を若採りサヤごと食べるものをサヤインゲンと呼んでいる[5]。生長が早く、暖かい地域では1年に3度収穫できることから「三度豆」とも呼ばれる[5]。本来の旬は夏(6 - 9月)であるが、季節ごとに産地が変わって出荷していたり、施設栽培などで、一年を通して市場に流通する[5][6]。サヤ全体の緑色が均一で変色がなく、ツヤがあるものが良品で、豆の形がはっきりしているものは実が育ちすぎてかたい場合がある[5]。