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『みんなのいえ』は、三谷幸喜の監督・脚本による日本映画である。2001年6月9日公開。 ウィキペディアから
『みんなのいえ』は、2001年6月9日に公開された三谷幸喜の監督・脚本による日本映画。
バラエティ番組を手がける放送作家の飯島直介と、美術教師の妻・民子は新居を建てることにした。民子の提案で設計は彼女の同窓かつインテリアデザイナーの柳沢に、施工を大工の棟梁である父の長一郎にそれぞれ依頼することになる。だが建築の知識がない柳沢の設計図は建築審査に通らないものであり、長一郎は「大先生」とせせら笑う。長一郎は昔の仲間を集め基礎工事を始めるが勝手に間取りを20畳の和室に変えてしまう。アーティストとしてこだわりのある柳沢は玄関ドアを内開きにすることは譲らず、直介と民子は両者の間で翻弄される。
内装工事が始まると柳沢のこだわる装飾はことごとく無視され、柳沢は妥協ばかりと自嘲する。柳沢が欲しがるタイルが昔の建築で使われていたものだと気づいた長一郎は、彼が新しいもの好きではなく古いものにも価値を見いだしていると知り、柳沢がデザインした店で柳沢と落ち合い打ち解けようとする。だが柳沢は気に入らない壁にペンキをぶちまけ現場から追い出される。
大嵐の夜、長一郎が建築現場を点検しにいくと、柳沢も見に来る。心配した直介も現場に駆けつけるが、帰る途中の柳沢の車と接触しそうになる。柳沢の車は横転し、修理を依頼されていた200万円相当のエドワーディアン式家具が壊れてしまう。翌朝までに届けなければならないと聞いた長一郎は建築現場で柳沢・直介と解体修理を始める。修理は成功し柳沢と長一郎は和解する。三人は天井裏に墨壷、万年筆、夫妻の写真を置いて帰る。
飯島夫妻の家が完成し、来客を招いてお祝いが行われる。宴席を抜け出した柳沢と長一郎は「ドアを外開きにされた」「和室は広すぎた」とぼやきあう。
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