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『菊次郎とさき』(きくじろうとさき)は、ビートたけし(北野武)による日本の小説、およびその小説を元に作成された日本のテレビドラマと演劇である。「菊次郎」「さき」とは、ビートたけしとその兄弟(北野大など)の両親の名前。
1999年12月に新潮社より単行本として、さらに2001年12月に新潮文庫版が発売された。文庫版には北野大によるあとがき「北野家の人びと」も収録されている。
菊次郎とさき | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
原作 | ビートたけし |
脚本 |
スペシャル 松原敏春 連続ドラマ 輿水泰弘 吉本昌弘 酒井直行 |
演出 |
石橋冠 阿部雄一 谷川功 中山秀一 池添博 |
出演者 |
陣内孝則 室井滋 |
製作 | |
制作 | テレビ朝日 |
放送 | |
放送国・地域 | 日本 |
スペシャル | |
プロデューサー | テレビ朝日 五十嵐文郎 5年D組 中山秀一 太田雅晴 |
出演者 | 中村俊介 岸本加世子 寒河江幸弘 ダンカン 樹木希林 |
放送期間 | 2001年1月6日 |
放送時間 | 土曜日21:00 - 23:21 |
放送分 | 141分 |
回数 | 1 |
第1シリーズ | |
プロデューサー | テレビ朝日 稲垣ケンジ 5年D組 中山秀一 太田雅晴 |
出演者 | 賀集利樹 早瀬英里奈 若葉竜也 草笛光子 |
放送期間 | 2003年7月3日 - 9月11日 |
放送時間 | 木曜日21:00 - 21:54 |
放送枠 | 木曜ドラマ (テレビ朝日) |
放送分 | 54分 |
回数 | 10 |
第2シリーズ | |
プロデューサー | テレビ朝日 中込卓也 5年D組 中山秀一 里内英司 |
出演者 | 市川由衣 村上雄太 平山広行 |
放送期間 | 2005年7月21日 - 9月15日 |
放送時間 | 木曜日21:00 - 21:54 |
放送枠 | 木曜ドラマ (テレビ朝日) |
放送分 | 54分 |
回数 | 9 |
第3シリーズ | |
プロデューサー | テレビ朝日 中込卓也 5年D組 中山秀一 里内英司 井上博己 |
出演者 | 阿部力 黒川智花 吉行和子 |
放送期間 | 2007年7月5日 - 9月13日 |
放送時間 | 木曜日21:00 - 21:54 |
放送枠 | 木曜ドラマ (テレビ朝日) |
放送分 | 54分 |
回数 | 11 |
特記事項: 第2シリーズ及び第3シリーズの初回は15分拡大(21:00 - 22:09)。 |
テレビ朝日系列で放送された日本のテレビドラマ。陣内孝則と室井滋のダブル主演。
2001年1月6日の土曜日21:00 - 23:21に新春スペシャルドラマとして放送された。
連続ドラマの第1シリーズは、2003年7月3日より9月11日まで毎週木曜日21:00 - 21:54に、「木曜ドラマ」枠で放送された。
第2シリーズは、2005年7月21日より9月15日まで放送された[1]。本シリーズより、ハイビジョン画質で制作開始となっている。
第3シリーズは、2007年7月5日より9月13日まで放送された[1]。第3シリーズはデータ放送連動番組として放送。
舞台は足立区梅島(現・島根)で、腕のいいペンキ屋(塗装業)だが飲んだくれな菊次郎と、教育熱心なさきの夫婦を中心に、少年時代の北野大・ビートたけし兄弟の実家である北野家とその周囲の下町の人々をコミカルに描く。北野菊次郎役の陣内孝則と北野さき役の室井滋と谷川小五郎役の梨本謙次郎はスペシャルドラマから全シリーズキャスト変更をされず演じられている。
ストーリーは小説版をベースにしているが、スペシャルドラマ版では名を成した後の(壮年期の)たけし役であるダンカンが登場するのに対し、連続ドラマ版では少年期および青年期(第2・3シリーズ)のみが配役されているため、連続ドラマ版では壮年期のエピソードはほとんど描写されていない。
2010年現在スペシャルドラマ版のみがビデオ・DVD化[要出典]されている。
放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 |
---|---|---|---|
2001年1月6日 | ビートたけしが贈る感動と追悼の物語! 父の面影、教育熱心な母の死…天才たけしはこうして生まれた!!笑って泣いて見て下さい |
松原敏春 | 石橋冠 |
各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 2003年7月3日 | 父の面影…教育熱心な母! | 輿水泰弘 | 石橋冠 | 12.0% |
第2話 | 2003年7月10日 | たけしが泣いた! 父の暴力、母の愛… | 10.4% | ||
第3話 | 2003年7月24日 | 母が倒れた! たけし一家涙の鳥鍋料理… | 阿部雄一 | 13.6% | |
第4話 | 2003年7月31日 | 離婚!? たけしが見た嵐の夫婦ゲンカ… | 11.3% | ||
第5話 | 2003年8月7日 | たけしの涙…夏祭りに散った初恋! | 吉本昌弘 | 谷川功 | 10.3% |
第6話 | 2003年8月14日 | たけし一家泣き笑い!? 長男の婚約騒動… | 石橋冠 | 11.9% | |
第7話 | 2003年8月21日 | 結納の長い一日…たけしの父VS花嫁の父 | 輿水泰弘 | 阿部雄一 | 12.1% |
第8話 | 2003年8月28日 | 母ちゃんが病気!? たけし一家涙の別れ… | 酒井直行 | 石橋冠 | 13.9% |
第9話 | 2003年9月4日 | 母ちゃんが家出!? たけしの涙… | 輿水泰弘 | 谷川功 | 10.4% |
第10話 | 2003年9月11日 | さよならたけし一家! 涙と感動の結末 | 石橋冠 | 13.8% | |
平均視聴率 12.0%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 2005年7月21日 | ビートたけしを生んだ感動家族ふたたび 【天誅でござる】 | 輿水泰弘 | 石橋冠 | 16.1% |
第2話 | 2005年7月28日 | 菊次郎湯船に死す 【菊次郎、湯船に死す】 | 13.9% | ||
第3話 | 2005年8月4日 | 武感動の初テレビ 【テレビと泥棒】 | 15.1% | ||
第4話 | 2005年8月11日 | たけしが見た娘義太夫 【踊るさきさん、唄ううしさん】 | 谷川功 | 13.7% | |
第5話 | 2005年8月18日 | さよなら母ちゃん!! ビートたけしの青春 【大脱走】 | 石橋冠 | 15.0% | |
第6話 | 2005年8月25日 | 母ちゃん涙!! たけし浅草初舞台 【たけし、現る!?】 | 谷川功 | 15.6% | |
第7話 | 2005年9月1日 | たけしvs菊次郎!! 涙の親子漫才 【浅草の中心でネタをさけぶ】 | 吉本昌弘 | 阿部雄一 | 13.8% |
第8話 | 2005年9月8日 | 父母涙!! たけしテレビデビュー 【兄弟、そして父と母】 | 輿水泰弘 | 15.6% | |
第9話 | 2005年9月15日 | サヨナラ…たけし一家 【菊次郎の神様】 | 石橋冠 | 15.7% | |
平均視聴率 14.9%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
各話 | 放送日 | サブタイトル | 脚本 | 演出 | 視聴率 |
---|---|---|---|---|---|
第1話 | 2007年7月5日 | ビートたけしを生んだ感動家族!! 母の愛、父の涙… 【父(おとこ)は背中で勝負する】 | 輿水泰弘 | 10.9% | |
第2話 | 2007年7月12日 | 父は泥棒!! たけしの涙 【罪と罰】 | 阿部雄一 | 8.4% | |
第3話 | 2007年7月19日 | ビートたけしの作り方 【さきの本懐】 | 中山秀一 | 9.5% | |
第4話 | 2007年7月26日 | ビートたけし10歳の夏休み 【踊る北野一家】 | 吉本昌弘 | 谷川功 | 9.8% |
第5話 | 2007年8月2日 | 武が家出!? 母の愛・父の涙 【にっぽんの家族】 | 阿部雄一 | 9.6% | |
第6話 | 2007年8月9日 | 梅島~たけし家に不発弾!? 【戦争と平和】 | 輿水泰弘 | 池添博 | 9.6% |
第7話 | 2007年8月16日 | たけしが見た!! 涙の結婚式 【夫婦漫才】 | 中山秀一 | 8.6% | |
第8話 | 2007年8月23日 | 父を救え! 真夏の夜の奇跡 【菊次郎忘れな草】 | 吉本昌弘 | 谷川功 | 8.9% |
第9話 | 2007年8月30日 | 母涙!! 父の引退~青年武編 【落陽】 | 輿水泰弘 | 阿部雄一 | 8.7% |
第10話 | 2007年9月6日 | 映画が北野家にやってきた 【学問ノススメ】 | 中山秀一 | 8.8% | |
第11話 | 2007年9月13日 | 涙!! 花嫁の父と母 【花嫁の父と母】 | 阿部雄一 | 9.0% | |
平均視聴率 9.3%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
テレビ朝日 木曜ドラマ | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
動物のお医者さん
(2003.4.17 - 2003.6.26) |
菊次郎とさき
(第1シリーズ) (2003.7.3 - 2003.9.11) |
トリック(第3シリーズ)
(2003.10.16 - 2003.12.18) |
アタックNo.1
(2005.4.14 - 2005.6.23) |
菊次郎とさき
(第2シリーズ) (2005.7.21 - 2005.9.15) |
熟年離婚
(2005.10.13 - 2005.12.8) |
ホテリアー(日本版)
(2007.4.19 - 2007.6.14) |
菊次郎とさき
(第3シリーズ) (2007.7.5 - 2007.9.13) |
おいしいごはん 鎌倉・春日井米店
(2007.10.25 - 2007.12.13) |
2012年に東宝の製作で舞台化され、3月24日から5月27日にかけて東京・大阪・福岡・富山・名古屋の5都市で公演[5]。演出と主演はテレビドラマと同一の石橋冠と陣内孝則、室井滋で、原作にない登場人物もテレビドラマに準じており、著作権表記も原作のビートたけしと並んで、テレビドラマ版のテレビ朝日と5年D組が記されている[6]。
2015年、再び東宝製作により舞台化され、1月3日から2月28日にかけて全国15会場で公演される予定[7]。
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