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韓国のプロ野球球団 ウィキペディアから
斗山ベアーズ(トゥサン・ベアーズ、韓: 두산 베어스、英: Doosan Bears)は、KBOリーグに所属する大韓民国のプロ野球チームである。韓国プロ野球発足時の1982年から存在するチームのひとつ。カタカナのまま「トゥサン・ベアーズ」と表記することもある。本拠地はソウル特別市の蚕室野球場。マスコットはチョルンイ(철웅이)[1]。
斗山ベアーズ | |
---|---|
Doosan Bears | |
会社名 | 株式会社斗山ベアーズ |
創設 | 1982年 |
ロゴデザイン | |
所属リーグ | |
KBOリーグ | |
歴代チーム名 | |
| |
本拠地 | |
蚕室野球場(ソウル特別市松坡区) | |
収容人員 | 30,500人 |
ソウル特別市 | |
| |
永久欠番 | |
21・54 | |
獲得タイトル | |
シリーズ優勝(6回) | |
1982・1995・2001・2015・2016・2019 | |
成績(タイトル以外) | |
シリーズ出場(15回) (太字は勝利した年) | |
6勝9敗 1982・1995・2000・2001・2005・2007・2008・2013・2015・2016・2017・2018・2019・2020・2021 | |
プレーオフ出場(16回)(太字は勝利した年) | |
10勝6敗 1986・1987・1999・2000・2001・2004・2005・2007・2008・2009・2010・2013・2015・2017・2020・2021 | |
準プレーオフ出場(11回)(太字は勝利した年) | |
8勝3敗 1993・1998・'2001・2004・2009・2010・2012・2013・2015・2020・2021 | |
球団組織 | |
オーナー | パク・チョンウォン |
運営母体 | 斗山 |
監督 | 李承燁 |
種類 | 株式会社 |
---|---|
本社所在地 |
大韓民国 ソウル特別市松坡区オリンピック路25 蚕室野球場内 斗山ベアーズ |
設立 |
1983年3月24日 (株式会社OBベアーズ) |
業種 | サービス業 |
事業内容 | プロ野球チームの運営、フィットネス機器・日用雑貨卸売・小売、不動産賃貸 |
代表者 | チョン・プン |
資本金 | 150億5,031万ウォン(2020年) |
売上高 | 452億6,067万ウォン(2020年) |
営業利益 | △17億6,024万ウォン(2020年) |
純利益 | △31億3,625万ウォン(2020年) |
従業員数 | 81人(2020年) |
主要株主 | 斗山 |
外部リンク | http://www.doosanbears.com |
親会社の斗山は韓国の財閥のひとつで、ソウル・東大門にある総合ファッションモールの通称である「DOOTA」の管理・運営も手がけている。日本では韓国焼酎の「鏡月GREEN」の製造元としても有名であったが、2009年1月に斗山の酒類事業を韓国ロッテに売却し現在は「ロッテ酒類」となっている[注 1]。KBOの初代チャンピオンチームでもある。ハンドボール部門もあり、同じく「斗山ベアーズ」のチーム名でハンドボール韓国リーグに参加している。
縁故地(ホームタウン)は、球団創設当初はソウル特別市を希望していたものの、大田市(現:大田広域市)に本拠を置く球団がなかったことから、1982年から1984年までの3年間は大田市をホームタウンとし、1985年のピングレ・イーグルス(現:ハンファ・イーグルス)の創設(リーグ参加は1986年)に伴い、ソウル特別市に移った。
本拠地球場は、球団創設から1984年まで大田広域市の大田ハンバッ運動場野球場。1985年にソウル特別市中区の東大門野球場、翌1986年以降は同市松坡区の蚕室野球場をLGツインズと共用する形で使用している。球団事務所は球場内にある。二軍の本拠地は、京畿道利川市栢沙面の「ベアーズ・パーク」である。
1982年にOBベアーズとして発足(OBは斗山グループのビール会社)。当時の本拠地球場は大田ハンバッ運動場野球場。野球場の改修が間に合わなかったため、本拠地開幕戦は4月4日に清州総合運動場野球場で開催された。大田での試合開催は同年5月15日からとなった。
1985年に縁故地をソウル特別市に移転、当初は東大門野球場を本拠地球場として使用、1986年以降は蚕室野球場を本拠地とした。
1999年にOBの斗山グループからの分離に伴い名称変更。斗山ベアーズになる。
2001年は金寅植監督が率いて韓国シリーズを制覇。その後は2002年5位、2003年は7位と低迷した。
2004年はゲーリー・ラスの最多勝を獲得する活躍などで優勝争いに残り、結局レギュラーシーズン3位で準プレーオフを勝ち抜きプレーオフに進出したが、サムスン・ライオンズに敗れた。シーズン終了後、ラスは東北楽天ゴールデンイーグルスに移籍。
2005年はサムスン、SKワイバーンズと激しい首位争いを繰り広げ、レギュラーシーズン2位でプレーオフに進出しハンファ・イーグルスを破り三星との韓国シリーズに臨んだが、4連敗を喫してしまった。
2006年は終盤起亜タイガースとの激しい4位争いに敗れ、5位に終わったが、観客動員数は増加し、同じ蚕室野球場を本拠地としているLGツインズが長く保ってきた1位の座を奪った。
2007年は観客動員数1位の座をLGに奪い返されたが、上位争いを続けレギュラーシーズン2位でプレーオフ進出し、韓国シリーズにも進出したが、SKに敗れた。
2008年は2年連続の公式戦2位となり、プレーオフでは三星に勝利し韓国シリーズに進出したが、2年連続でSKに敗れた。
2009年はかつてないプロ野球人気の波に乗り、球団史上初めて観客動員数が100万人を突破した。レギュラーシーズンでは3位となり、ポストシーズンは準プレーオフから出場し、ロッテに勝ちプレーオフに進出したが、ポストシーズンで3年連続の対戦となったSKの前にプレーオフでまたも敗れ去った。
2010年もレギュラーシーズンでは2年連続3位で、準プレーオフではロッテ相手に第1,2戦と敗れたが、第3戦以降3連勝して4年連続プレーオフ進出を決めた。プレーオフでは三星に2勝3敗で敗れた。
2011年6月、2004年から斗山を率いた金卿文監督[注 2]が成績不振によりシーズン途中で監督を辞任し、金光洙ヘッドコーチが監督代行に就任した。同年は5位に終わり、5年ぶりにポストシーズン進出に失敗した。同年年オフに1軍バッテリーコーチだった金鎮旭が監督に就任し、ヘッドコーチにはNPB西武の元監督で野球評論家の伊東勤が就任した(2012年限りで退任)。
2012年はレギュラーシーズン3位で2年ぶりにポストシーズンへ進出したが、準プレーオフでロッテに敗れた。
2013年はレギュラーシーズン4位で2年連続ポストシーズン・準プレーオフへ出場、ネクセンに勝利しプレーオフへ、そしてLGを破り韓国シリーズへ進出したが、サムスンに敗れた。11月に金鎮旭監督が解任され、在日韓国人の石山一秀(韓国名:宋一秀)が監督に就任した。
2014年は6位で3年ぶりにポストシーズン進出に失敗し、石山一秀も監督を退任した。
2015年より金泰亨監督が指揮を執り、レギュラーシーズンでは3位だったもののポストシーズンでは準プレーオフでネクセン・ヒーローズ、プレーオフでNCダイノス、韓国シリーズで三星を倒し、14年ぶりの年間総合優勝となった。
2016年は前身のOBベアーズ時代の1995年以来21年ぶりのレギュラーシーズン優勝を達成し、韓国シリーズでもNCを4勝0敗で下してチーム史上初の同シリーズ2連覇を達成した。
2017年はレギュラーシーズン2位でポストシーズンへ進出、プレーオフでNCをやぶり3年連続で韓国シリーズに進出したが起亜タイガースに敗れた。
2018年はレギュラーシーズンで優勝するも韓国シリーズでSKに敗れ、年間2位で終わった。
2019年はシーズン最終戦でSKに勝率で並び直接対決で勝ち越していたためレギュラーシーズン優勝となり、5年連続出場となった韓国シリーズでキウムに4連勝し3年ぶり6度目となる総合優勝を達成した[2]。第1戦からの4連勝でのシリーズ制覇は通算8度目。
2020年はレギュラーシーズン3位でポストシーズンに出場、準プレーオフでLG、プレーオフでKTに勝利、6年連続で韓国シリーズに出場するもNCに敗れた。
2021年のレギュラーシーズンは4位だったものの、ワイルドカード決定戦でキウム、準プレーオフでLG、プレーオフで三星に勝利し、KBO史上初となる7年連続韓国シリーズ出場及びワイルドカード決定戦からの韓国シリーズ進出の記録を樹立した[3]。しかし韓国シリーズでKTに敗れ、2年連続の年間総合2位となった。
2022年は8年ぶりにポストシーズンへ進出せず[4]、チーム史上最低の9位に終わった。金泰亨監督は退任。
2023年、李承燁が監督に就任。5位に終わり、2年ぶりにポストシーズンへ進出したが、ワイルドカード決定戦でNCに敗れた。
2024年、レギュラーシーズン4位で2年連続ポストシーズンへ進出したが、KTと対戦し2年連続ワイルドカード決定戦で敗退した。
背番号 | 名前 | 読み | 役職 |
---|---|---|---|
70 | 曺雄千 | チョ・ウンチョン | 投手コーチ |
82 | 権明哲 | クォン・ミョンチョル | 投手コーチ |
71 | 李到炯 | イ・ドヒョン | 打撃コーチ |
80 | 金昣秀 | キム・ジンス | バッテリーコーチ |
なし | 李徳鉉 | イ・ドクヒョン | トレーニングコーチ |
背番号 | 選手名 | 読み | 投 | 打 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 朴治国 | パク・チグク | 右 | 右 | |
3 | 李柱曄 | イ・ジュヨプ | 右 | 右 | |
4 | 朴志浩 | パク・ジホ | 左 | 左 | |
12 | 朴正洙 | パク・チョンス | 右 | 左 | |
17 | 洪建喜 | ホン・ゴンヒ | 右 | 右 | |
19 | 金愍圭 | キム・ミンギュ | 右 | 左 | |
24 | 諸煥儒 | チェ・ファンユ | 右 | 左 | 育成選手 |
27 | 金江栗 | キム・ガンリュル | 右 | 右 | |
28 | 崔丞鎔 | チェ・スンヨン | 左 | 左 | |
29 | 李炳憲 | イ・ビョンホン | 左 | 左 | |
30 | 金呈玗 | キム・ジョンウ | 右 | 右 | |
38 | 趙濟煐 | チョ・ジェヨン | 右 | 右 | 育成選手 |
39 | 権輝 | クォン・フイ | 右 | 右 | |
40 | 崔鍾仁 | チェ・ジョンイン | 右 | 右 | |
41 | 金東周 | キム・ドンジュ | 右 | 右 | |
42 | 崔智㓻 | チェ・ジガン | 右 | 左 | |
43 | ジョーダン・バラゾビック | 右 | 右 | ||
46 | 金明信 | キム・ミョンシン | 右 | 右 | |
47 | 郭彬 | グァク・ピン | 右 | 右 | |
48 | ブランドン・ワッデル | 左 | 左 | ||
49 | 朴新知 | パク・シンジ | 右 | 右 | |
50 | 李映河 | イ・ヨンハ | 右 | 右 | |
55 | 李昇眞 | イ・スンジン | 右 | 右 | |
56 | 金虎峻 | キム・ホジュン | 左 | 左 | |
59 | 崔準淏 | チェ・ジュンホ | 右 | 右 | |
61 | 崔源峻 | チェ・ウォンジュン | 右 | 右 | |
62 | 金有星 | キム・ユソン | 右 | 右 | |
63 | 金澤延 | キム・テクヨン | 右 | 右 | |
65 | 鄭哲元 | チョン・チョルウォン | 右 | 右 | |
66 | 金度潤 | キム・ドユン | 右 | 左 | |
94 | 南皓 | ナム・ホ | 左 | 左 | 育成選手 |
99 | 利教勲 | イ・ギョフン | 左 | 左 | |
108 | 崔世昌 | チェ・セチャン | 右 | 右 | 育成選手 |
115 | 金武玭 | キム・ムビン | 左 | 左 | 育成選手 |
117 | 金泰完 | キム・テワン | 右 | 右 | 育成選手 |
120 | 朴雄 | パク・ウン | 右 | 右 | 育成選手 |
125 | 尹泰皓 | ユン・テホ | 右 | 右 | 育成選手 |
未定 | 崔ミンソク | チェ・ミンソク | 右 | 右 | 2025年新人ドラフト2巡目 |
未定 | 洪ミンギュ | ホン・ミンギュ | 右 | 左 | 2025年新人ドラフト3巡目 |
未定 | 黄ヒチョン | ファン・ヒチョン | 左 | 左 | 2025年新人ドラフト4巡目 |
未定 | 梁ジェフン | ヤン・ジェフン | 右 | 右 | 2025年新人ドラフト7巡目 |
未定 | 龍ソジュン | ヨン・ソジュン | 左 | 左 | 2025年新人ドラフト10巡目 |
未定 | 崔ウヒョク | チェ・ウヒョク | 右 | 左 | 2025年新人ドラフト11巡目 |
未定 | 金ジユン | キム・ジユン | 新入団 育成選手 | ||
未定 | 金ハンジュン | キム・ハンジュン | 新入団 育成選手 | ||
未定 | 朴ミンジェ | パク・ミンジェ | 新入団 育成選手 | ||
未定 | 朴ヨンジュン | パク・ヨンジュン | 新入団 育成選手 | ||
張友軫 | チャン・ウジン | 右 | 右 | 軍保留選手 | |
李源宰 | イ・ウォンジェ | 左 | 左 | 軍保留選手 | |
白昇祐 | ベク・スンウ | 左 | 左 | 軍保留選手 |
背番号 | 選手名 | 読み | 投 | 打 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
2 | 朴池焄 | パク・チフン | 右 | 右 | |
5 | 呂東件 | ヨ・ドンゴン | 右 | 右 | |
6 | 呉明鎮 | オ・ミョンジン | 右 | 左 | |
7 | 李有燦 | イ・ユチャン | 右 | 右 | |
9 | 朴俊泳 | パク・チュンヨン | 右 | 右 | |
10 | 金民奕 | キム・ミンヒョク | 右 | 右 | |
14 | 朴桂範 | パク・ケボム | 右 | 右 | |
15 | 全玟哉 | チョン・ミンジェ | 右 | 右 | |
23 | 姜勝淏 | カン・スンホ | 右 | 右 | |
36 | 林鐘成 | イム・ジョンソン | 右 | 右 | |
52 | 金宰鎬 | キム・ジェホ | 右 | 右 | |
53 | 梁碩桓 | ヤン・ソクファン | 右 | 右 | |
93 | 任敍濬 | イム・ソジュン | 右 | 左 | 育成選手 |
122 | 李旻錫 | イ・ミンソク | 右 | 右 | 育成選手 |
未定 | 朴ジュンスン | パク・ジュンスン | 右 | 右 | 2025年新人ドラフト1巡目 |
未定 | 李ソンウ | イ・ソンウ | 右 | 左 | 2025年新人ドラフト5巡目 |
未定 | 韓ジヒョン | ハン・ジヒョン | 右 | 左 | 2025年新人ドラフト6巡目 |
未定 | 金ミンホ | キム・ミンホ | 右 | 右 | 新入団 育成選手 |
未定 | 金ジュンサン | キム・ジュンサン | 右 | 左 | 新入団 育成選手 |
安宰奭 | アン・ジェソク | 右 | 左 | 軍保留選手 | |
申旼撤 | シン・ミンチョル | 右 | 右 | 軍保留選手 育成選手 |
背番号 | 選手名 | 読み | 投 | 打 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
31 | 鄭秀彬 | チョン・スビン | 左 | 左 | |
32 | 金宰煥 | キム・ジェファン | 右 | 左 | |
33 | 金仁泰 | キム・インテ | 左 | 左 | |
37 | 金待漢 | キム・デハン | 右 | 右 | |
44 | 洪成昊 | ホン・ソンホ | 右 | 左 | |
51 | 趙修行 | チョ・スヘン | 右 | 左 | |
58 | 田茶珉 | チョン・ダミン | 右 | 左 | |
60 | 姜賢求 | カン・ヒョング | 右 | 右 | 育成選手 |
68 | 康迨琓 | カン・テワン | 左 | 左 | 育成選手 |
95 | ジャレッド・ヤング | 右 | 左 | ||
109 | 梁賢真 | ヤン・ヒョンジン | 右 | 右 | 育成選手 |
116 | 孫率暣 | ソン・ユルギ | 右 | 左 | 育成選手 |
124 | 金東俊 | キム・ドンジュン | 左 | 左 | 育成選手 |
126 | 姜棟馨 | カン・ドンヒョン | 右 | 左 | 育成選手 |
未定 | 秋ヤンジュン | チュ・ヤンジュン | 右 | 右 | 2025年新人ドラフト9巡目 |
金門秀 | キム・ムンス | 右 | 左 | 軍保留選手 |
朴哲淳 |
金榮伸 |
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