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九州旅客鉄道宮崎支社(きゅうしゅうりょかくてつどうみやざきししゃ)とは、宮崎県宮崎市の南宮崎駅構内にある九州旅客鉄道(JR九州)の支社の一つである。
2022年(令和4年)4月1日付で鹿児島支社下部組織の宮崎総合鉄道事業部から改組されて発足した[1]。旧日本国有鉄道門司鉄道管理局宮崎管理部(後の大分・鹿児島両鉄道管理局)の流れを汲む。
国鉄民営化前、宮崎県を所管する鉄道管理局は、門司鉄道管理局内に「宮崎管理部」が存在していた。1950年(昭和25年)8月1日に宮崎管理部を廃止、日豊本線の佐土原駅を境界として、北は大分管理部に編入され大分鉄道管理局が、佐土原駅を含めて南は鹿児島管理部に編入され鹿児島鉄道管理局が設置された。
国鉄民営化・JR発足後、大分鉄道管理局は大分支社、鹿児島鉄道管理局は鹿児島支社に継承された。発足当初、宮崎地区に支社・支店は設置されず、鹿児島支社内に宮崎営業事務所が設置され、南宮崎と南延岡に現業機関のみ設置されていた。宮崎県内の鉄道事業(日豊本線、日南線、当時建設中の宮崎空港線)を一括管理するため、1996年(平成8年)6月1日に大分支社の宮崎県内区間を鹿児島支社に移管、鹿児島支社内に宮崎総合鉄道事業部が発足した[3]。鉄道事業部の中では唯一「総合」を冠しており、宮崎県内における広報や、行政との窓口機能を有していた。なお、日南線の大隅夏井駅、志布志駅は鹿児島県に所在するが、大隅線・志布志線の廃止後は鹿児島県内の路線から孤立した離れ小島となったため、宮崎総合鉄道事業部が管轄していた。一方、宮崎県内の駅のうち肥薩線の真幸駅は熊本支社、都城駅以外の吉都線は鹿児島支社の鹿児島鉄道事業部の管轄であった。
その後2022年(令和4年)4月1日に行われたJR九州の組織改正で、宮崎総合鉄道事業部が宮崎支社に改組され、併せて鹿児島支社から独立し他の支社と同じく本社直属となった[1]。組織改編の理由として、アミュプラザみやざきの開業などで鉄道事業以外の業務が増加していること、赤字路線を巡る自治体とのやり取りが増加する中、従来複数に分かれていた窓口を一本化することが挙げられている[4]。ただし、他支社に設置されている安全推進室はなく、総務企画課と営業運輸課が企画運輸課として設置されているほか、支社長は執行役員に任命されておらず、他支社より小規模となっている[5]。
※ 管轄境界駅については、宮崎支社が管理を担当している駅を記載している。
2022年4月1日現在[5]。
以下は、2024年(令和6年)4月1日現在の配置車両である[8]。
観光特急仕様車であるキハ125形を除き、日豊本線(宮崎 - 西都城間)・日南線(全線)・吉都線(全線)・肥薩線(吉松 - 隼人間)の普通列車で運用されている。
構内こそ電化されているものの、検査設備が非電化のため、気動車のみの配置となっている。そのため、宮崎地区専用電車の713系はここが運用上の拠点となっており、常時配置されているものの、同様の理由で鹿児島所属であり、検査する時のみ鹿児島車両センターに入場する[注釈 1]。なお、当センターの車両は全車がワンマン運転に対応しているほか、キハ40系は全車機関換装されている。 かつてはキハ140・147形も配置されていたが、上記のキハ40・47形(8000・9000番台車)と交換されて配置がなくなっている(該当車両は鹿児島へ転属)。
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