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タイ国立図書館 (タイ語:หอสมุดแห่งชาติ、英語:National Library of Thailand 英略称:NLT)は、タイ王国の出版物、著作の保管と管理を行う国立の図書館。1905年に3館の王立の文庫を統合して創設された。タイ王国内閣 文化省 芸術局の内部部局である国立図書館部(タイ語:สำนักหอสมุดแห่งชาติ、英語:National Library Office)によって運営されている。
タイ国立図書館は、王国中の国家的な知的財産、つまり科学技術書、芸術、タイ文字で残された文書(碑文、貝葉文書)、タイ古文書、印刷物、視聴覚資料および電子資料などを収集、保管、保存、整理を行うことを目的とした機関である。さらに、同図書館は本館および分館において、タイ国内外の利用者に広く情報を提供することを職務としている。
タイ国立図書館の前身は、1905年10月12日にラーマ5世が既存の王室経蔵、ワチラヤーン御文庫、仏教文庫の三つの文庫を統合して設立された国立ワチラヤーン図書館である[1]。1933年立憲革命により人民政府が樹立すると、タイ政府芸術局が創設され、国立ワチラヤーン図書館を運営することになった。さらにタイ国立図書館と名称を変更し、その後も図書館は発展を続け、1966年には、現在のサムセーン通りの新館に本館を移転した。
バンコク ドゥシット区 セームセーン通り ワースクリー船着場(ท่าวาสุกรี ถนนสามเสน เขตดุสิต กรุงเทพมหานคร)
部門名 | 開館日 | 時間 |
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古文書 | 月-金 | 9.00 a.m. – 4.30 p.m. |
貴重書 | 月-金 | 9.00 a.m. – 4.30 p.m. |
メディア法 / ISBN / ISSN | 月-金 | 9.00 a.m. – 4.30 p.m. |
一般出版物 | 月-金 | 9.00 a.m. – 6.30 p.m |
土-日 | 9.00 a.m. – 5.00 p.m. | |
インターネット / CD-ROM | 月-金 | 9.00 a.m. – 6.15 p.m. |
土-日 | 9.00 a.m. – 4.45 p.m. | |
ワチラーウット王記念ホール | 月-金 | 9.00 a.m. – 4.30 p.m. |
音楽ライブラリー | 月-土 | 9.00 a.m. – 4.30 p.m. |
※祝日休館
国立図書館の事業、研究の運営は文化省芸術局国立図書館部によって行われている。1966年5月5日に設置。
同部は5つの部門から成り立っている。
全国17ヶ所の国会図書館に支部局を持つ。
タイ王国には現在17館の国立図書館が存在している。それ以外に県、郡にも公共図書館が存在するが国立図書館事務所の運営ではない。
(*正式名称が長く、呼称として適さないものは、県名+国立図書館とした。複数の国立図書館の存在するソンクラー県に関しては正式名を掲載した。正式名はタイ語を参照。)
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