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日本のライトノベル、メディアミックス作品 ウィキペディアから
『オーバーロード』(OVERLORD)は、丸山くがね(旧名:むちむちぷりりん)による日本のライトノベルおよびそれを原作とするメディアミックス作品。イラストはso-binが担当している。略称は「オバロ」[7]。小説投稿サイト「Arcadia」にて2010年5月から連載開始、後に「小説家になろう」でも2012年3月から掲載されている。書籍版はエンターブレイン→KADOKAWAより2010年5月から刊行されている。
オーバーロード | |
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ジャンル | 異世界[1]、ダーク・ファンタジー[1]、なろう系[2] |
小説 | |
著者 | 丸山くがね |
イラスト | so-bin(カバー・本文イラスト) |
出版社 | エンターブレイン→KADOKAWA |
掲載サイト | Arcadia 小説家になろう |
連載期間 | Arcadia:2010年5月9日[注 1] - 小説家になろう:2012年3月30日[注 2] - |
刊行期間 | 2012年7月30日 - |
巻数 | 既刊16巻(2022年7月現在) |
漫画 | |
原作・原案など | 丸山くがね(原作) so-bin(キャラクター原案) |
作画 | 深山フギン |
出版社 | KADOKAWA |
掲載誌 | 月刊コンプエース |
レーベル | 角川コミックス・エース |
発表号 | 2015年1月号 - 2023年7月号 |
発表期間 | 2014年11月26日[3] - 2023年5月25日 |
巻数 | 全19巻 |
話数 | 全78話 |
漫画:オーバーロード<新>世界編 | |
原作・原案など | 丸山くがね(原作) so-bin(キャラクター原案) |
作画 | Matsuki |
出版社 | KADOKAWA |
掲載サイト | コンプエース コミックコネクト |
発表号 | 角川コミックス・エース - |
発表期間 | 2024年2月22日[4][5] - |
巻数 | 既刊1巻(2024年9月現在) |
漫画:オーバーロード 不死者のOh! | |
原作・原案など | 丸山くがね(原作) so-bin(キャラクター原案) |
作画 | じゅうあみ |
出版社 | KADOKAWA |
掲載誌 | 月刊コンプエース |
レーベル | 角川コミックス・エース |
発表号 | 2017年3月号 - |
発表期間 | 2017年1月26日[6] - |
巻数 | 既刊13巻(2024年9月現在) |
その他 | 4コマ漫画 |
ゲーム:MASS FOR THE DEAD | |
ゲームジャンル | 異世界ダークファンタジーRPG |
対応機種 | iOS、Android |
発売元 | Exys |
メディア | ダウンロード |
発売日 | 2019年2月21日 |
ゲーム:PICROSS LORD OF THE NAZARICK | |
ゲームジャンル | パズルゲーム |
対応機種 | Nintendo Switch |
開発・発売元 | ジュピター |
メディア | ダウンロード |
発売日 | 2019年7月25日 |
レイティング | CERO:B(12才以上対象) |
コンテンツアイコン | 恋愛、セクシャル |
ゲーム:OVERLORD: ESCAPE FROM NAZARICK | |
ゲームジャンル | 2D探索型アクションゲーム |
対応機種 | Microsoft Windows Nintendo Switch |
開発元 | エンジンズ |
発売元 | KADOKAWA |
メディア | ダウンロード ゲームカード(Switch版のみ) |
発売日 | 2022年6月16日 |
レイティング | CERO:B(12才以上対象) |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | ライトノベル・漫画・ゲーム |
ポータル | 文学・漫画・ゲーム |
2024年1月時点でシリーズ累計部数は1400万部を記録している[8]。『このライトノベルがすごい!』単行本・ノベルズ部門では2017年版で1位[9]、2018年版・2019年版で共に4位[10][11]、2023年版で9位を獲得[12]。
第2期アニメ公式サイトで2017年12月26日から2018年2月10日まで限定でスピンオフ4コマ『2期エンディングを考えよう』が配信された。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
(※WEB版及び書籍版の共通部分を記述する。)
長らく続いたVRMMORPG「ユグドラシル」がサービス終了を迎え、ゲーム内で栄光を誇ったギルド「アインズ・ウール・ゴウン」のメンバーであるプレイヤー、モモンガはギルドの本拠地「ナザリック大墳墓」で一人、最後の瞬間を待っていた。
カウントダウンが始まり、モモンガは目を閉じてかつての仲間達との思い出に浸る。しかし、サービス終了の時刻になっても強制ログアウトは起こらず、それどころか、プレイヤーが命令しなければ行動しないはずのNPCたちが意思を持って動き出し、生きて言葉を発することに驚いたモモンガは、彼自身もゲームの中の(自分が作った)キャラクターとなってしまっていることに気付く。ナザリック大墳墓は、「ユグドラシル」とは似通っているが異なる世界に転移していた。
転移後の世界で、モモンガはかつてのギルド名「アインズ・ウール・ゴウン」に名乗りを改め、ナザリック地下大墳墓の勢力を率いて行動を起こす。その目的は、アインズ(モモンガ)が不用意に口にした「世界征服」である。彼は、自分たちの力がこの世界の水準と比較してあまりにも強大であることを認識しつつも、まだ見ぬ強者、未知の技術の可能性を疑い、何よりその裏に見え隠れする別のプレイヤーの存在や痕跡を探るため、慎重な姿勢を崩さずに挑んでいく。
書籍版に基づく。
ギルドメンバーによって一般メイドとは違う特色を持って製作された、戦闘能力を備えるメイドチーム。彼女らプレアデスは擬態か常態かの違いはあれど、一貫して転移先の世界においても端麗な容姿と強力な装備である改造メイド服が与えられており、その個性は強い。ゲーム中のレベルとしてはおよそ50 - 60であり、大半が種族レベルより職業レベルを多く習得している。
アダマンタイト級冒険者チーム。構成は女性5人。以前亜人の村を焼き払うスレイン法国の陽光聖典と交戦し撃退したことがある。ゲヘナではヤルダバオト率いる悪魔の軍勢を迎撃する。魔導国軍による王国侵攻が起きるとリーダーは抗戦を唱えるも、仲間達により最終的には国外の南東にある滅びた国の王都である炎で清められた廃墟へと脱出した。作者は「途中まで殺すつもりだったが、キャラらしからぬ行動をするのは絶対に許されない」としている[21]。
王国で最初に誕生したアダマンタイト級冒険者チーム。朱の雫の面々は交流したことのある冒険者が言うにはモモンと同様に人間的に度量のある人物である。王都の悪魔襲来の際はアーグランド評議国との国境におり、参戦は間に合わなかった。
エ・ランテルを活動拠点とする銀級冒険者チーム。 名前の由来は、13英雄の1人、「黒騎士」が持っていた4本の魔剣に因んでおり、メンバーのニニャの発言を契機に、メンバー全員で持つことを目標にしている。魔剣を手に入れるまでの代わりに、小さな宝石が4つ入った黒い短剣を所持しており、それこそが自分達の結成の証だとしている。 当初、街周辺のモンスターを狩る目的で、冒険者登録したばかりで冒険者組合で仕事を探していたモモンとナーベを誘い出したが、その矢先にンフィーレアが冒険者組合を訪れ、モモンを指名して薬草採取の護衛を依頼したことで、モモン共に同行する形で依頼を請ける事になった。 エ・ランテルに帰着後、ンフィーレアを攫いに来たクレマンティーヌとカジットと鉢合ってしまい、抵抗むなしくチーム全員死亡した。 ウェブ版ではチーム名は「旋風の斧」。ンフィーレアが登場しないため全員生存している。
狭義としての人間以外に、エルフ、ドワーフ等のヒューマノイドタイプの人種を加えた総称。
ゴブリンやリザードマンなど、直立二足歩行をするが人間種とはかけ離れたいわゆるデミ・ヒューマンの総称。職業レベルのみの人間種とは異なり、亜人種・異形種に当たる存在は種族レベルが設定される。
人間種・亜人種に当てはまらないアンデッド、スライム、天使、悪魔、ドラゴンなどのいわゆるモンスター種族の総称。総じて寿命はないとされている。プレイヤー・NPCと自然発生・召喚されるモンスターは字面こそ同じ種族であるが、前者が職業・種族レベルを厳密に割り振られたものであるのに対し、後者は単にモンスターレベルが表記されるに留まるなど、ゲーム中では明確に区分された存在となっている。 ゲーム時代は人間種・亜人種と比べ能力値の伸びが良くモンスターに由来する耐性や特殊能力を取得できたものの明確な弱点が発生することが多く、加えてPKされても相手にペナルティがない、一部の都市に出入りできない、一部の職業に就けないなど明確なデメリットが存在していた。そのため種族レベルを伸ばさず、有用な職業を取得した方が全般的な強さの向上につながるという理由から異形種で遊ぶプレイヤーは一般的には玄人好みとされていたようである。
作者は自分好みの作品があまりなかったため、それならば自身で書こうと思い仕上げたのが本作であり、TRPGから着想を得ていることを明かしている[16]。小説の投稿先は自身も読んでいたという理由で「Arcadia」を利用していたが、2011年3月発生の東日本大震災によって存続が危ぶまれたこともあり、「小説家になろう」に移動している[16]。また、書籍化にあたっては金銭を払って書籍を購入してもらうことから、WEB版からの読者にも楽しんでもらいたいという作者の考えにより、内容は大きく変更されている[16]。
作者によれば、「強いとされた敵が一瞬で主人公に倒されてしまう」という点については池波正太郎による時代小説『剣客商売』から影響を受けているという[16]。
巻数 | サブタイトル | 初版発行日 | 発売日 | ISBN |
---|---|---|---|---|
1 | 不死者の王 | 2012年8月10日 | 2012年7月30日[46] | 978-4-04-728152-3 |
2 | 漆黒の戦士 | 2012年12月12日 | 2012年11月30日[47] | 978-4-04-728451-7 |
3 | 鮮血の戦乙女 | 2013年4月11日 | 2013年3月30日[48] | 978-4-04-728689-4 |
4 | 蜥蜴人の勇者たち | 2013年8月12日 | 2013年7月31日[49][50] | 978-4-04-728953-6 |
978-4-04-728954-3 (ドラマCD付き特装版) | ||||
5 | 王国の漢たち 上 | 2014年1月9日 | 2013年12月28日[51] | 978-4-04-729259-8 |
6 | 王国の漢たち 下 | 2014年2月12日 | 2014年1月31日[52][53] | 978-4-04-729356-4 |
978-4-04-729357-1 (ドラマCD付き特装版) | ||||
7 | 大墳墓の侵入者 | 2014年9月11日 | 2014年8月30日[54] | 978-4-04-729809-5 |
8 | 二人の指導者 | 2015年1月7日 | 2014年12月26日[55] | 978-4-04-730084-2 |
9 | 破軍の魔法詠唱者 | 2015年7月10日 | 2015年6月29日[56] | 978-4-04-730473-4 |
10 | 謀略の統治者 | 2016年6月10日 | 2016年5月30日[57] | 978-4-04-734089-3 |
11 | 山小人の工匠 | 2016年10月12日 | 2016年9月30日[58][59] | 978-4-04-734230-9 |
978-4-04-734231-6 (Blu-ray付き特装版) | ||||
12 | 聖王国の聖騎士 上 | 2017年9月30日 | 2017年9月30日[60] | 978-4-04-734845-5 |
13 | 聖王国の聖騎士 下 | 2018年4月27日 | 2018年4月27日[61] | 978-4-04-734947-6 |
14 | 滅国の魔女 | 2020年3月12日 | 2020年3月12日[62][63] | 978-4-04-735885-0 |
978-4-04-735886-7 (フィギュア付き特装版) | ||||
15 | 半森妖精の神人 [上] | 2022年6月30日 | 2022年6月30日[64][65] | 978-4-04-736555-1 |
978-4-04-737087-6 (イラストカード付き特装版) | ||||
16 | 半森妖精の神人 [下] | 2022年7月29日 | 2022年7月29日[66][67] | 978-4-04-736556-8 |
978-4-04-736554-4 (三方背ケース付特装版) |
『月刊コンプエース』2015年1月号より2023年7月号まで第一部を連載[3][68][69]。作画は深山フギンが担当[3]。
『コンプエース コミックコネクト』2024年2月22日より連載[4][5][92]。作画担当はMatsuki[4][5][92]。深山フギン版コミックの続編[4][5][92]。
『月刊コンプエース』2017年3月号より連載[6]。作画担当はじゅうあみ[6]。スピンオフ4コマギャグ[94]。
テレビアニメ第1期は2015年7月より9月までAT-X、TOKYO MXほかにて放送された。また、第2期が2018年1月〜4月まで、第3期が2018年7月〜10月まで、第4期が2022年7月〜9月まで放送された[108]。
テレビアニメ第1期の劇場版総集編として、2017年2月25日に前編「不死者の王」[109]、同年3月11日に後編「漆黒の英雄」がそれぞれ公開された[110]。2021年4月には「聖王国編」を描く完全新作劇場アニメの製作が発表された[111]。2024年に公開予定[112]。
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