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日本の俳優、男性声優 (1965-) ウィキペディアから
西 凜太朗(にし りんたろう[注 2]、1965年7月15日[7][8] - )は、日本の声優、ナレーター、俳優。大阪府出身[4][8]。大沢事務所所属[5]。
小学校時代は演劇部に所属していた[9]。
テレビドラマ『太陽にほえろ!』の再放送で松田優作が演じるジーパン刑事を観てから好きになったという[10]。実物の松田を初めて見たのは中学3年生の時、大阪厚生年金会館のライブツアーを観に行った時だったという[10]。
当時は前述の松田に憧れており、松田が所属していた文学座のオーディションを受けようと考えていたという[9]。しかし親は「劇団員=食えない」という感覚だったことから「やめとけやめとけ」と猛反対していたという[9]。1987年、文学座附属演劇研究所に入所し、1988年、同養成所卒業[6]。ある時、父親が取引のある銀行の人物から「息子さん、何してるんですか?」と聞かれ、「文学座にいます」と答えたところ「大したもんですよ。息子さん、大丈夫ですよ」と言われたという[9]。父はコロッと態度を変えて電話してきて「おう、お前、がんばっとるらしいやないか」と言われたが、実際はまだ順調ではなく、当時は親の心配通り食べていけなかったという[11]。同年、円・演劇研究所に入所し、1991年に演劇集団 円に入団[6][8]。舞台出演の傍ら、事務所から台本を渡されたことがきっかけで声優業でも活躍する[12]。
若い頃は、声だけの芝居には抵抗があり、自分が動いて芝居し、セリフが言いたかったという[13]。当時、大先輩だった岸田今日子とお茶を飲む機会があり、「最近どう?」と聞かれて、「声の仕事はちょいちょいあるんですけどねぇ……」と首をかしげていたという[13]。その時に「あなたね、それは違うわよ」と岸田の経歴の話を聞いて考えが変わり、「評価されて仕事をいただけてるんだ」と思うようになったという[13]。その頃は仕事がなく、アルバイトはしていたが、いつ芝居の話が入ってくるかわからないことから、調整しやすい仕事しかできなかったという[13]。「このままじゃだめだ」と思い、円を退団後は大沢事務所に所属し、声優業を中心に活躍している[8][13]。当時は劇団が悪いわけではなかったが、「自分に合った仕事を見つけるにはそのほうがいい」と思っていたという[13]。
主に洋画吹き替えを担当することが多いが[13]、アニメ・特撮やナレーションでも活動している。吹き替えではヴィン・ディーゼルが多い[13]。
妻の仁藤との出会いは1994年、つかこうへい事務所制作の舞台俵万智原作の『二分の一秒 笑顔をとめて』である[11][14]。西がカメラマン役で、仁藤がその恋人であった。当時の仁藤のことは無知だったが、「とにかくかわいい人だなぁ」と思ったという[11]。周囲から「相手役なんだから、たまにはご飯でも食べに行けよ」と言われ、一緒に出かけたりはしていたという[11]。公演が終わった後も、仲良く10年ぐらい一緒に暮らしてたが、一度破局し[11][14]、2年近く一度も会わなかったという[13]。2007年夏、生活のめどが立つようになった頃、共通の知人の葬儀の席で、仁藤と久しぶりに再会[13][14]。2008年3月、西からのアプローチで結婚を前提とした付き合いを始めたが、最初は誘っては断られの繰り返しだった[16]。その時の西は食べていけるようになっており「だからもう一度、やってみない?」と給与明細を持っていったという[16]。10年も一緒に暮らしていたことから、お互いの親にも紹介済みだったが、「彼女と別れた」と親に伝えたところ、父、母、姉から揃って「お前が悪いに決まってる!」と言われたという[16]。母は「優子さんじゃなきゃだめだ!」と言い、父に至っては「ワシが電話する!」と聞かず、思わず「電話してどうすんねん、もうええから!」と言い返すなど大騒ぎだったという[16]。
『五星戦隊ダイレンジャー』や『侍戦隊シンケンジャー』では敵役を演じていたため、相手役であった戦隊側のキャストとある程度話すようになったのは放送終了後で、放送中はあまり口を利かなかったという[8]。また、『シンケンジャー』でも同じ敵幹部の声を務めていた朴璐美やチョーとは輪が徐々に出来上がって喋るようになっていたが、中盤から参加した堀川りょうが演じた筋殻アクマロは自身が演じた血祭ドウコクをあまり信用していないという設定だったため、堀川とは挨拶程度でアフレコの合間で私語を交わすことはなかったという[8]。
『ダイレンジャー』では小笠原猛に「酒、飲めるのか?」と聞かれ、「はい、好きです」と答えたら、「じゃあ、お前でいいや」と言われ、シャダム役のオーディションに受かったという[17]。
太字はメインキャラクター。
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