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1937年から2015年まで存在したアメリカの航空会社 ウィキペディアから
USエアウェイズ(英: US Airways)は、かつて存在したアメリカ合衆国の航空会社。2015年にアメリカン航空と合併し消滅した。アリゾナ州テンピに本拠を置いていて、1997年までの社名はUSエアー(USAir)だった。
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設立 | 1939年(All-American Aviation として) | |||
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運航停止 | 2015年10月17日(アメリカン航空へ統合) | |||
ハブ空港 |
シャーロット・ダグラス国際空港 フィラデルフィア国際空港 フェニックス・スカイハーバー国際空港 | |||
焦点空港 | ロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港 | |||
マイレージサービス | Dividend Miles | |||
会員ラウンジ | US Airways Club | |||
航空連合 |
スターアライアンス (2004-2014) ワンワールド (2014-2015) | |||
親会社 | en:American Airlines Group | |||
保有機材数 | 344機+285機(Express)[2] | |||
就航地 | 241都市 | |||
本拠地 | アリゾナ州 テンピ | |||
代表者 | Doug Parker (CEO), Derek Kerr (CFO) | |||
外部リンク | ウェブアーカイブ |
USエアウェイズ便は慣習で「カクタス(CACTUS、サボテン)」と呼ばれる。これは乾燥地帯のアリゾナを拠点としてきたアメリカウエスト航空より引き継がれたコールサインであり、同様にICAO3レターコードもかつての「USA」ではなく、同社由来の「AWE」を使用していた。
1939年に設立されたen:All American Aviationに起源を持ち、1952年のアレゲニー航空への改称を経て、1979年にUSエアーに改称された。
その後ピードモント航空・パシフィック・サウスウエスト航空 (PSA)を買収、さらに1992年に運航停止したトランプ・シャトルの路線を引き継ぎ、USエアーシャトルとして運航を始めた[3]。アメリカン航空に統合される前の時点でアメリカ合衆国内で4番目に大きな航空会社であった。保有機材360機を有し、北米、中央アメリカ、西インド諸島、並びにヨーロッパの241都市に就航していた。
シャーロット・ダグラス国際空港とフィラデルフィア国際空港、フェニックス・スカイハーバー国際空港をハブ空港として利用していた。
機内誌は「US Airways magazine」があった。
2005年、アメリカウエスト航空との合併を発表。2002年と2004年の2度にわたり連邦倒産法第11章の適用を受けるほど経営が低迷していたUSエアウェイズをアメリカウエスト航空側が乗っ取ることになった(逆さ合併)。合併後の社名は「USエアウェイズ」の名前が引き継がれたものの、本社はノースカロライナ州シャーロットからアメリカウエスト航空の本社があったアリゾナ州テンピに移転。合併会社のCEOに前アメリカウエスト航空CEOのダグ・パーカーが就任するなど、旧アメリカウエスト航空側が主導権を握ることとなった。
2006年11月、デルタ航空を吸収合併することを提案したが[4]、デルタ航空側には2度も拒否された。2007年1月、買収提案を撤回した。
2010年4月にはユナイテッド航空と合併交渉を行っていたことが報じられた。しかし、間もなくしてユナイテッド航空とコンチネンタル航空の合併が決定したため、交渉は破談となった。
2012年8月31日、アメリカン航空との合併の可能性が示唆された。翌年の2013年2月14日、アメリカン航空との合併計画が正式に発表され世界最大規模の航空会社となった [5]。合併後は、スターアライアンスを脱退しワンワールドに移籍[6]。
2013年12月9日、スターアライアンスを2014年3月30日に脱退し[7]、翌31日からワンワールドに移籍することを正式発表した[8]。
2015年3月、「ディビデンド・マイルズ」がアメリカン航空のマイレージサービスに統合された[9]。4月にはアメリカン航空とUSエアウェイズが単一会社として運航する認可を連邦航空局(FAA)から取得し[10]、同年10月17日には予約システムもアメリカン航空側へ統合されてUSエアウェイズのブランド使用が終了し、WEBサイトも閉鎖された[11]。
現在日本への自社便としての運航はしていないものの、アメリカン航空が日本へ飛来する飛行機にコードシェア便として日本路線を開設している。
2009年8月、デルタ航空と発着枠の交換により成田国際空港へ1日1便の発着枠を取得した[14]。2012年以降に、フェニックス - 成田間に、エアバスA330-200型機で就航予定であったが、アメリカン航空との合併により白紙状態となっている。就航への要望が多かった米国南部への路線については、2015年に全日空が成田-ヒューストン線を開設した事で、日本からメキシコ湾沿岸やカリブ海地域へのアクセスが改善された。
過去にはボーイング 737-200型機、フォッカー 100型機、DC-9型機、ボーイング 727型機及びMD-80型機を使用している。また、エアバス設立後の通算7000機目の旅客機を2011年12月12日に引き渡している[16]。(エアバスA321 機体番号:N552UW)
PSAやピードモント航空と合併した際に、USエアウェイズが所有することとなった機体の一部は、元の航空会社の塗装に、「USAir」とだけ描いて運用に入れることもあった。
(アメリカウエスト航空便として)
USエアウェイズ及び前身のUSエアーでは以下の事故が発生している。
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