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はっきりとした結成時期は分かっていないが、1979年頃から「THE FUSE」と名乗るようになった。解散時期も明確に決まっているわけではなく、1989年の浜田のツアーを最後に自然消滅的に無くなっていった。
バンド名の由来は、浜田が敬愛するジャクソン・ブラウンの曲名から来ている。ただし、浜田は「THE PRETENDERS」(同じくブラウンの曲名)という名前を推していたが、最終的にはキーボード担当の板倉雅一の発案による「THE FUSE」に落ち着いた。
バンド・メンバーはツアー毎、レコーディング毎に変わっており、かなりの変動があった。一度ツアーに参加しただけのメンバーもいれば、町支寛二や板倉雅一、古村敏比古のように長年に亘り活動を共にしているメンバーもいる。バンドのイメージとしては、ブルース・スプリングスティーンにおけるEストリート・バンドや、ジャクソン・ブラウンにおけるザ・セクションを意識したものとなっている。
ただし、結成当初はツアーのみの演奏で、ほとんどのメンバーがレコーディングには参加していなかった。レコーディングには一流のスタジオ・ミュージシャンが起用され、THE FUSEのメンバーはツアーのリハーサルの際にその譜面を渡される、という状況が続いていた。初めてレコーディングに揃って参加したのは1984年の『DOWN BY THE MAINSTREET』からであり、以降はツアーもレコーディングも同じ面々で行われた。その当時の作品やツアーのアーティスト名義は「SHOGO HAMADA & THE FUSE」と明記されている。
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