『OLIVE 』(オリーブ)は、松任谷由実 (ユーミン)の7枚目のオリジナルアルバム。1979年 7月20日 に東芝EMI からリリースされた(LP :ETP-80085、CT :ZT25-425)。1979年 6月3日 ~7月30日 に『OLIVE』コンサートツアーが行われた。1981年 5月5日 再発(LP:ETP-90083、CT:ZT28-783)。
概要 松任谷由実 の スタジオ・アルバム, リリース ...
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1985年 6月1日 に初CD 化(CA32-1133)。1999年 2月24日 にLP のブックレットを復刻し、バーニー・グランドマン によるデジタルリマスタリング で音質を大幅に向上したリマスタリングCD (TOCT-10640)とLP (TOJT-10640)をリリース。
CD
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全作詞・作曲: 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実)。 # タイトル 作詞 作曲・編曲 編曲 時間 1. 「未来は霧の中に -Future In The Mist- [注釈 1] 」 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷正隆 3:02 2. 「青いエアメイル -Blue Airmail Envelope- 」 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷正隆 4:22 3. 「ツバメのように -Like A Swallow- 」 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷正隆 5:06 4. 「最後の春休み -The Last Spring Break- 」 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷正隆 4:42 5. 「甘い予感 -Sweet Expectations- 」 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷正隆、細野晴臣 3:56 6. 「帰愁 -Melancholy- 」 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷正隆 4:17 7. 「冷たい雨 -Cold Rain- 」 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷正隆、細野晴臣 4:27 8. 「風の中の栗毛 -Chestnut Hair Running Through The Wind- 」 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷正隆 4:27 9. 「稲妻の少女 -She's A Lightning Bolt- 」 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷正隆、山下達郎 3:26 10. 「りんごのにおいと風の国 -Scent Of Apples And The Land Of Wind- 」 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷由実(except M-7 作詞・作曲:荒井由実) 松任谷正隆 6:18
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楽曲解説
未来は霧の中に
1964年 の東京オリンピック や1969年 のアポロ月面着陸 といった1960年代 の世相と当時の自分を思い起こすノスタルジックな楽曲。
青いエアメイル -Blue Airmail Envelope-
2007年 12月29日 NHK 『Yuming Films』でドラマ化された(第2話「バイバイ、ベアー〜青いエアメイル」、監督:甲斐さやか 、主演:多部未華子 、ただしドラマの中では、歌詞内容と状況が異なっている)。岩崎宏美 に提供する予定の曲だったが没になった(本人談)。ユーミンの曲では珍しく詞先で作られた。
カバー:今井美樹 (2013年)
ツバメのように
高層ビルから飛び降り 自殺 をした若い女性をツバメ に例え、第三者の視点で歌った楽曲。
最後の春休み
ハイ・ファイ・セット への提供曲。1991年 に『ルージュの伝言 』(TBS )でドラマ化された(第5話、出演・深津絵里 、武田真治 ほか)。
カバー:伊藤麻衣子 (1983年)、千菅春香 (2013年)。
甘い予感
1977年 のアン・ルイス への提供曲。詞の中にカーラジオ のBGM としてビーチボーイズ が登場する。
カバー:ザ・リリーズ (1981年)、モダンチョキチョキズ (1992年)、井上陽水 (1999年)。
帰愁
かつての恋人と再会したものの、素直に本当の気持ちを言えなかった女性の後悔と未練がテーマ。13枚目のシングルとしてリリース。
カバー:研ナオコ (1985年)。
冷たい雨
喧嘩をして出て行き、部屋に戻ったらもう別の女が居たという内容の曲。1975年 のバンバン への提供曲でヒット曲となった「『いちご白書』をもう一度」のB面に収録されていた楽曲。楽曲自体は荒井由実時代に作られたものだった為、作詞・作曲のクレジットも「荒井由実」になっている。
『ルージュの伝言』(TBS)でドラマ化された(第14話、主演・伊藤美紀 )。
カバー:ハイ・ファイ・セット(1976年)、倉田まり子 (1982年)、森丘祥子 (1990年)、香西かおり (2001年)、スティーヴン・ビショップ(2003年)、錢錢 (広東語、1980年オムニバスアルバム「6Pair半」『冷雨』)、莫文蔚 (カレン・モク )(広東語、1999年ミニアルバム「回家」『冷雨』)、謝巧丹 (広東語、2006年アルバム「夜半輕私語」『冷雨』)、張德蘭 (広東語、2012年アルバム「重遇 Delighting You Always」『冷雨』)、顏培珊 (広東語、2014年アルバム「To Bossa 芭莎的奇想曲」『冷雨』)、柏安妮 (広東語、1989年アルバム「不經意」『再見昨天』)、肖盈 (北京語、1987年アルバム「眼中情人」『純潔的心』)、莫文蔚 (カレン・モク )(北京語、1999年アルバム「就是 莫文蔚」『雙城故事』)。
風の中の栗毛
珍しくベース ・ソロが展開されている。1978年 の堀川まゆみ への提供曲。
稲妻の少女
無邪気なまでにサーフィン を愛し、男の扱いにも手慣れている少女がテーマの楽曲。13枚目のシングル『帰愁』のB面。
りんごのにおいと風の国
曲中のいのこずち とはヒユ科 の多年草 で、実に三本のヒゲ状の棘があり、服などにくっつく。