GRIMM/グリム
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『GRIMM/グリム』(原題: Grimm )は、アメリカ合衆国のサスペンスファンタジー・刑事ドラマ。グリム童話のキャラクターたちが実在するという設定の、現代世界におけるダーク・ファンタジーである[9]。
GRIMM/グリム | |
---|---|
ジャンル |
超自然ホラーファンタジー 刑事ドラマ |
原案 |
スティーヴ・カーペンター[1] デヴィッド・グリーンウォルト[1] ジム・カウフ[1] |
出演者 |
デヴィッド・ジュントーリ[2] サイラス・ウィアー・ミッチェル[2] ラッセル・ホーンズビー[2] ビッツィー・トゥロック[2] サッシャ・ロイズ[2] レジー・リー[2] ブリー・ターナー[3] クレア・コフィー[2] |
作曲 | リチャード・マーヴィン |
国・地域 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
シーズン数 | 6 |
話数 | 123 |
各話の長さ | 43分 |
製作 | |
製作総指揮 |
デヴィッド・グリーンウォルト[4][1] ジム・カウフ[4][1] ショーン・ヘイズ[4][1] トッド・ミリナー[4][1][5] ノルベルト・バーバ[1] |
プロデューサー |
スティーヴ・オスター[6] Stephen Welke[7] (associate producer) |
撮影地 | オレゴン州ポートランド、ポートランド都市圏 |
撮影監督 | Clark Mathis |
撮影体制 | Single-camera |
編集 | Chris G. Willingham |
製作 |
Universal Television GK Productions Hazy Mills Productions[8] Open 4 Business Productions |
配給 | NBCUniversal Television Distribution |
放送 | |
放送チャンネル | NBC |
放送期間 | 2011年10月28日 | - 2017年3月31日
公式サイト |
概要
本作は、ホラーとダーク・ファンタジーの要素を取り入れた犯罪捜査ドラマである[10][11]。主人公は、グリム一族の末裔で[2]、ポートランド警察署殺人課の刑事[2]。基本的に1話完結方式で[8][4]、”ヴェッセン”(独: Wesen 、「生物」「存在」「本性」などの意[12])[注釈 1]と呼ばれる種族(魔物)たちが関わる殺人事件、種族間の確執、そしてグリム一族にまつわる歴史上の出来事などが描かれる[4]。また、人名・種族名や用語にドイツ風の(またはそれらしく聞こえる)命名がなされている[13]。
毎回、冒頭では、その回のモチーフとなる童話などからの一節が引用表示される[13]。『グリム童話』のみでなく、世界中のさまざまな文学・説話がモチーフとして用いられているが[8][10][4]、童話本来のダークでグロテスクな要素にアクションとユーモアを加えた、大人向けの内容になっている[8][14][15]。
クリエイターはスティーヴ・カーペンター、デヴィッド・グリーンウォルトおよびジム・カウフ[3]。グリーンウォルトとカウフが共同ショーランナーを務める[3][8]。主演はデヴィッド・ジュントーリ[2]。
NBC系列で、2011年10月28日に放送開始となった[8][16]。2017年3月31日、13話に短縮された最終シーズン6の放送が終了し[17][18]、放送は完結した。
放送枠はたびたび移動している。第1シーズンは全て、金曜夜に放送された[19]。第2シーズンは2012年8月13日から4回にわたって月曜枠で放送されたのち小休止に入り、同9月28日に金曜枠で再開され[3][20]、2013年4月30日から同5月21日のシーズン最終話までは火曜枠で放送された[21]。第3シーズン、第4シーズン、第5シーズンは金曜枠で放送された[11][22][23][24][25][26][27]。
日本では、2013年5月28日からスーパー!ドラマTVにおいて[10]、シーズン1、2、3が火曜に、シーズン4と5は金曜に放送されている。ファイナル・シーズン6は2018年5月9日から水曜に放送された。
あらすじ
要約
視点
シーズン1のあらすじ
緑豊かなオレゴン州のポートランド市警察殺人課に務めるニック・ブルクハルト刑事(デヴィッド・ジュントーリ)[28][13]は、ある日、人間の中に異形の顔を隠し持つ者たちが紛れ込んでいることに気づく。癌で余命いくばくもない、おばのマリー・ケスラー(ケイト・バートン)[28]から、彼らは”ヴェッセン”[注釈 1]と呼ばれる者たちで、その真の姿を見ることができるのは、グリム一族のみだと知らされる。ニックはグリム一族、すなわちモンスター・ハンターの末裔であり[4]、グリム童話は単なる伝説・説話ではなく、グリム対魔物の戦いの記録なのだという[10]。そして、ニックはマリーから、グリム一族に伝わる書物・武器・薬類などを保管してあるトレーラーを譲り受ける[4]。分厚い書物類には、数々の魔物が網羅されており、その外見・特殊能力・退治方法が記されている。その多くは英語やドイツ語で書かれているが、中にはラテン語などで書かれた記録もある。
魔物にもさまざまな種族がおり、種族によって凶暴だったり臆病だったりする。凶悪犯罪の犯人は凶暴な種族であることが多い。グリム童話で”悪い狼”(en:Big bad wolf)とされているのは”ブルッドバッド”という種族である[2]。ニックは、捜査の過程で、モンロー(サイラス・ウィアー・ミッチェル)という名の善良なブルッドバッド[10]と知り合う。モンローは魔物社会に精通しており、ニックをたびたび助けてくれるようになる[2]。
ニックは、ポートランド署の捜査パートナーであるハンク・グリフィン刑事とともに[2]、自分の素性と特殊能力を隠しながら[28]さまざまな怪事件の捜査にあたり[10]、同時に裏ではモンローとともにグリムとして魔物たちと戦う[29][13]。
ニックの恋人のジュリエットはヘクセンビーストのアダリンドに毒を盛られて昏睡状態となる。死んだはずのニックの母親のケリーが姿を現す。
シーズン2のあらすじ
ニックは何らかの秘密を解くはずの"鍵"を探す。ジュリエットはニックの記憶を失い、ニックの上司のレナード警部(王族とヘクセンビーストの混血)を恋するようになる。レナード警部もまた、薬物の影響下でジュリエットを恋するようになって苦しむが、やがて二人は影響下から抜け出す。
ハンクはニックがグリムであることを知る。ケリーはアダリンドの母のキャサリンを殺し、アダリンドは復讐を求める。モンローは、スパイス店を経営するフクスバウのロザリーと恋に落ち、ともにニックを助ける。ジュリエットはニックの記憶を取り戻し、グリムであることを知る。レナード警部の兄のエリックがポートランドに来る。ニックはゾンビとされてしまう。
シーズン3のあらすじ
ロザリーの助けでニックは人間に戻る。レナード警部は兄のエリックに暗殺指令を出す。アダリンドはレナード警部との間に娘ダイアナをもうける。危険な力を持つダイアナを守るため、ケリーがダイアナを連れ出して隠す。若い女性のグリムであるトラブルが現れ、ニックとジュリエットと共に暮らし始める。モンローとロザリーは結婚を決める。娘を奪われたアダリンドは復讐を謀り、ジュリエットに姿を変えてニックと寝た後、ニックのグリムの能力を奪う。レナード警部は撃たれ、瀕死の重傷を負う。
シーズン4のあらすじ
レナード警部は死ぬが、母親のエリザベスが現れ蘇生させる。だが切り裂きジャックの霊にとりつかれて連続殺人を犯す。ニックはグリムの力を取り戻すべきか迷うが、モンローとロザリーが襲われたために決断し、再びグリムとなる。モンローとロザリーは結婚する。ニックとハンクは、ウーにヴェッセンのことを教えて仲間にする。アダリンドはヨーロッパで、レナード警部の従兄のヴィクトルに囚われる。ダイアナを探すためにポートランドに戻り、ニックの子を宿していることを知る。ジュリエットはヘクセンビーストの力を持ち始め、次第にニックを憎むようになり、ニックの母ケリーの死を招いてダイアナは王家に奪われ、ニックを襲うところをトラブルによって殺される。
シーズン5のあらすじ
アダリンドはニックとの息子を出産。アダリンドは息子をニックの母親の名前から取ってケリーと名付ける。隠れ家で同居するうちにニックを愛するようになる。ヴェッセンによる世界支配を狙う組織"ブラッククロウ"(Black Claw, 黒き鈎爪)がヨーロッパでヴェッセン評議会を壊滅させる。これに対抗する組織"HW"(Hadrian's Wall, ハドリアヌスの長城)はジュリエットを蘇生させて、強力な魔力を持つが以前の人格を持たないイブに作りかえ、トラブルも仲間に加わる。ニックは"鍵"を集め、モンローとともにドイツからグリム騎士の宝を持ち帰る。ウーはライカンスロープに変身するようになる。ボナパルト率いる"ブラッククロウ"はレナード警部を仲間にとりこんで市長選に擁立し、強力な能力を発揮するようになったダイアナを返す。ダイアナと"ブラッククロウ"を恐れるアダリンドもケリーを連れてレナードのもとに移る。ダイアナは、父レナードと愛人関係にあった選挙参謀のレイチェルを殺す。"ブラッククロウ"はポートランドの"HW"を壊滅させてマイズナーを殺す。イブはボナパルトに重傷を負わされるが、ダイアナがレナードを操ってボナパルトを殺す。
シーズン6のあらすじ
ロザリーは三つ子を妊娠する。ニックは次期市長となったレナードに追い詰められるが、グリム騎士の宝である杖の破片によって救われる。ニックの策略で市長になることをあきらめたレナードは警部の職に留まり、死んだマイズナーの幻を見るようになる。ダイアナは奇妙なシンボルの絵を描く。イヴは鏡の向こうの異界から出てきた髑髏の男に襲われ、へクセンビーストの力で異界に乗り込む。ニックは杖の破片の力でイヴを追い、ヴェッセンが常にヴォーガしている原始的な異界に入る。仲間達は二人を取り戻すためにレナードに全てを打ち明け、協力を得る。悪魔がこの世界に到来し、ダイアナを花嫁とする予言があることがわかる。ニックとイヴは髑髏の男を殺そうとして危機に陥り、ダイアナがポータルを開けて二人を連れ戻すと、同時に髑髏の男もこちらの世界に入ってしまう。そこにトラブルが戻ってくる。髑髏の男はニックの愛する人のほとんどを殺した後、トラブルのみを生き返らせて見せ、杖の破片を渡せば全員を生き返らせるとニックに迫る。ニックは条件を呑み、破片を渡そうとするがケリーとマリーの幽霊が現れ、ニック、トラブルを加えた4人(トラブルには見えていなかったようだが、20年後のシーンではニックの息子のケリーが戦いのシーンを描写するイラストに2人を描いている)のグリムが髑髏の男を倒すと破片は杖に戻り、髑髏の男の死骸からポータルが開き、吸い込まれたニックは全員が生存していた時間まで戻る。全てはニックが杖に値するかどうかの試練であったことがわかる。
20年後、成長したダイアナとケリーは、モンローとロザリーの三つ子とともにグリムとしての役目を担っていることが明かされて物語は締めくくられる。
登場人物
要約
視点
#種族も参照。
レギュラー・キャラクター
- ニック・ブルクハルト( Nick Burkhardt )[2]
- 演 - デヴィッド・ジュントーリ / 日本語吹替 - 花輪英司[30]
- ポートランド警察署殺人課の刑事で、グリム一族の末裔。魔物が感情的になったりする時に垣間見せる真の姿を見ることができる。グリムとしての能力に目覚める前から、人の本心を見抜くのが得意だった。従来のグリムは魔物たちに恐れられる存在だが、ニックの場合、相手が魔物だというだけで戦わず、歩み寄る姿勢を見せる。しかし、グリムだからこそ敵を招いてしまうこともあり、18年前の両親の"死"もそれとは無関係ではなく、おばのマリーからも、恋人ジュリエットの安全のために別れるべきだと忠告される。第1シーズン第16話でジュリエットに求婚するが、隠し事をしているのを悟られているために良い返事がもらえず、真実を話すべきかどうか悩む。第3シーズンでは、アダリンドの策略で一時的にグリム能力を失い、第4シーズンで取り戻すが、アダリンドがニックの子を身ごもる結果を招く。第5シーズンではアダリンドと息子ケリーと共に暮らすが、"ブラッククロウ"に二人を奪われる。
- モンロー( Monroe )[2]
- ハンク・グリフィン( Hank Griffin )[2]
- ジュリエット・シルヴァートン( Juliette Silverton )[2]
- 演 - ビッツィー・トゥロック / 日本語吹替 - 長尾明希[33]
- ニックの恋人で、獣医。ニックのグリムとしての活動のせいでたびたび危険な目に会うことがある。ニックの様子が最近になって変わったことに気付き、隠し事をしているに違いないと思い悩む。ニックを愛してはいるが、何もかも正直に話してくれるまで結婚はできないと、求婚を断る。第1シーズン最終話でニックの素性を知らされるが、その直後、アダリンドの策謀で昏睡状態に陥る。目覚めてからも、ニックのことだけが記憶からスッポリ抜け落ちており、なぜかレナード警部を恋焦がれる状況が続く。シーズン2中盤で副作用を解毒するが、ニックの幻を見るようになる。第4シーズンではヘクセンビーストとなってニックを憎むようになり、ニックの母の死を招き、ニックを襲うところをトラブルのクロスボウによって殺される。第5シーズンでは、強力な力を持つイヴとして復活し、"HW"に協力する。スペイン語を流暢に話せる。
- ショーン・レナード警部( Captain Sean Renard )[2]
- 演 - サッシャ・ロイズ / 日本語吹替 - 木下浩之[34]
- ニックとハンクの上司。ニックの素性を早くから知っているが、気付かないふりをしている。アダリンドと裏で繋がっており、ハンクを誘惑するよう命じる。しかし、その一方で、密かにニックを守っているフシもある。実は"王家"の王子で、王族と魔物(ヘクセンビースト)のハーフだが、第2シーズン途中までニックにも気付かれない。ジュリエットを昏睡から覚ますため、キャサリン(後述)が調合した薬を飲み、キスをするが、その副作用でジュリエットのことが忘れられなくなってしまう。アダリンドとの間に娘ダイアナをもうける。一度死んでしまい母によって蘇生させられるが、切り裂きジャックの霊に取りつかれて連続殺人を犯す。第5シーズンでは"ブラッククロウ"によって市長に擁立されて仲間となり、ダイアナを返され、ニックに敵対するようになる。フランス語とラテン語も話せる。
- ドリュー・ウー巡査部長( Sergeant Drew Wu )[2][35]
- アダリンド・シェイド( Adalind Schade )[2]
- 演 - クレア・コフィー / 日本語吹替 - 志田有彩[37]
- 第1シーズンでは準レギュラー。第2シーズン以降ではレギュラー。
- ヘクセンビーストの弁護士。ニックが最初に目撃した魔物。入院中のマリーを殺そうとする。当初は、レナード警部の命令に渋々ながら従い、媚薬を調合してハンクを誘惑してニックを脅迫しようとする。ニックの血を飲まされてしまったことにより、魔物としての力を失う。やがて、自分独自の策略を巡らすようになり、ジュリエットを昏睡させ、エリック(後述)に近づくなどする。レナード警部との間に娘ダイアナをもうけるが引き離される。のちにジュリエットに化けてニックに近づきグリム能力を奪うが、ニックの子を身ごもる結果を招く。息子ケリーを出産した後はニックと共に暮らし愛し合うようになる。だが"ブラックウロウ"と強力な力を持つようになったダイアナを恐れてニックの元を離れ、レナードのもとに身を寄せる。フランス語とドイツ語が話せる。
- ロザリー・カルヴァート( Rosalee Calvert )[1]
準レギュラー・キャラクター
- ドクター・ハーパー( Dr. Harper )[1]
- バド( Bud Wurstner )[1]
- 演 - ダニー・ブルーノ / 日本語吹替 - 後藤 ヒロキ
- アイスビーバー。ニックとジュリエットの冷蔵庫を修理しに来た際にニックと知り合う。ニックがグリムだと気付いた途端、極度におびえる。しかし、殺されるわけではないと悟ると、翌日、大量の食べ物や工芸品を贈り届け、事情を知らないジュリエットを驚かせる。その後もしばらくはニックを畏怖していたが、何度か助け合ううちに、友人として信頼するようになる。
- マリー・ケスラー( Marie Kessler )[1]
- 演 - ケイト・バートン / 日本語吹替 - 加藤悦子
- グリム。ニックのおばで、育ての親。ニックがまだ少年の頃に同じグリムであり自分よりも立場が危ういケリーから幼いニックを授かった。
- グリムとしての使命とトレーラーをニックに託して死亡する。
- エリック・レナード( Eric Renard )
- 演 - ジェームズ・フレイン / 日本語吹替 - 青山穣
- ショーン・レナード警部の兄(または弟)。ヨーロッパの某国の王子。第2シーズン第1話より登場。ショーンとは腹違いで仲が悪い。フランス語が母語のようだが、英語も流暢に話せる。後にショーンに謀殺される。
- キャサリン・シェイド( Catherine Schade )
- 演 - ジェシカ・タック
- ヘクセンビースト。アダリンドの母。アダリンド以上に冷徹で狡猾。第2シーズンでケリーに殺される。
- ケリー・ブルクハルト( Kelly Burkhardt )[1]
- 演 - メアリー・エリザベス・マストラントニオ[3] / 日本語吹替 - 伊倉一恵
- ニックの母。自分がグリムである故に息子のニックに危険が及ぶと判断し、ヴェッセン達に名が知れていないマリーにニックを預け、去って間もなく友人と事故で死亡したとされていた。ニックが魔物たちと親しくしていると知り、「とんでもない」という態度を見せる[3]。ショーンとアダリンドの娘ダイアナを守るために連れ去り、隠れ育てる。だが第4シーズンで殺されてダイアナを王家に奪われる。ニックとアダリンドの間の息子も祖母にちなんでケリーと名付けられる。
- テレサ・"トラブル"・ルーベル( Theresa Rubel )
- 演 - ジャクリーン・トボーニ / 日本語吹替 - 鷄冠井美智子[40]
- 若い女性のグリム。ニックとジュリエットの家に居候し、グリム能力を失ったニックを助ける。ニックが能力を取り戻した後は一時ポートランドを離れるが、第4シーズンの最後に戻り、ヘクセンビーストと化してニックを襲うジュリエットをクロスボウで射る。ヴェッセンの世界支配を狙う組織"黒き鈎爪"に対抗する組織"ハドリアヌスの長城"に協力する。
- 生き別れで名も知らなかったがニックとは従兄弟のような関係であり、血も繋がっている
- エリザベス・ラッセルズ ( Elizabeth Lascelles )
- 演 - ルイーズ・ロンバード
- ヘクセンビースト。ショーン・レナード警部の母。一度死んだショーンをよみがえらせる。
- ショーンを溺愛しており、その仲間であるニック達には友好的に接し、協力している
- チャヴェス捜査官
- 演 - エリザベス・ロドリゲス
- ヴェッセンであるFBI捜査官。ニックと複数のヴェッセンとの戦闘中に死亡する
- マーティン・マイズナー
- 演 - Damien Puckler
- レジスタンスの一員、後には"ハドリアヌスの長城"の一員。一度に複数のヴェッセンと互角に渡り合える戦いの熟練者。
- コンラッド・ボナパルト
- 演 - ショーン・トーブ
- "黒き鈎爪"の幹部。ザウアービースト。アダリンドを拷問したためにダイアナに殺される。
- レイチェル・ウッド
- 演 - Anne Leighton
- "黒き鈎爪"の一員でレナードの市長選挙参謀となり、レナードと関係を持つがダイアナにショーンとアダリンドの仲に不要とされ殺される。
種族
- グリム( Grimm )
- グリム一族の血を受け継ぐ者たち。ヴェッセン(魔物)[注釈 1]とは看做されていない。魔物が感情的になったり驚いたりした時に垣間見せる素顔を見ることができる[注釈 2]。これにより正体を見破ることが出来るが同時にヴェッセンにもグリムだと気づかれてしまうデメリットもある。
- 代々、魔物退治に従事しており、その記録を残している。さまざまな魔物に対応した武器(剣・鎖鎌・クロスボウなど)・道具も代々受け継いでいる。ヴェッセン界では子供を躾けるためにグリムが悪者の童話や本を作っている。そのためか一般的に、魔物たちから怖れられている[8]。また、グリムは強情で強い心を持っており、初めてヴォーガを見ても他の人ほどパニックに陥らない。持つ者すべてを翻弄する伝説のコインさえを持っても冷静さを失わないほど。そのため単独のグリムでもヴェッセンからしたら充分脅威になりうる。しかしグリムの子孫だからといって、その能力が顕現するとは限らず、どちらかというと女性に顕現しやすい。さらに生まれた時からグリムの能力があるわけではなく突然覚醒する
- グリムの存在は非常に稀で、多くのヴェッセン達からは伝説と知られており恐れられている。通常はヴェッセンがグリムを見ても特に何の変化もないが、自身がヴォーガをするとグリムの目が闇のように黒い瞳になるらしい
- リーパー( Reaper 、 Grimm Reaper )
- グリムを殺すことを使命とする、死神的な存在。黒ずくめ(トレンチコートなどを着用)で、大鎌でグリムの首を斬り落とす。
- 現代の彼らはヴェッセンなどによるグリムの抹殺依頼などで活動する殺し屋のような存在。
- ブルットバッド( Blutbad )
- 狼(人狼)に似た素顔を持つ。匂いに敏感で、強靭な体力・戦闘能力を有する。赤い色を見たり、満月の夜であったり、他のブルットバッドと戦わねばならない時などは凶暴になりやすい。コヨーテのように集団的な活動はあまりせず大体は一匹狼だが、同族同士の絆は大きい。
- モンローのように、うまく人間界に溶け込んでいる者たちもいる。童話における「悪い狼」のモデル。
- ヘクセンビースト( Hexenbiest )
- 魔女のような、銀髪で腐敗したような素顔を持つ。人間としての顔は美しく、誘惑や策略、そして魔法薬の調合・使用を得意とする。また、王族に仕えることが多い。狡猾・冷徹で、戦闘能力も割と高い。グリムの血を飲むとヘクセンビーストとしての能力を失い、普通の人間と変わらなくなる。
- ザウバービースト ( Sauberes Biest )
- 人間の骸骨のような姿をしている魔物。ヘクセンビーストの男性版であり、能力はほとんどヘクセンビーストと一致しているはずだが、細かな描写はないため不明。
- ショーン・レナードのような半分しか血が流れていないザウバービーストはハーフザウバービーストとされており、魔力が無いとは限らないが、物理的な攻撃を得意とする。ヴォーガした素顔は人間と骸骨の半半といった感じの容姿になる。
- フクスバウ( Fuchsbau )
- 狐に似た素顔を持つ。狡賢く、盗みが得意な種族で、非合法な取引も行う(ロザリーは例外)。
- アイスビーバー( Eisbiber )
- ビーバーに似た素顔を持つ。内気で温厚な種族で、やや臆病なところもある。何でも仲間内の投票で決める民主主義者である。修理・料理・工芸などが得意。
製作
要約
視点
企画
まず、Hazy Mills Productions(ショーン・ヘイズとトッド・ミリナーの会社)が「グリム兄弟にまつわる現代の物語」というアイデアをデヴィッド・グリーンウォルトとジム・カウフに持ち込んだ[8]。そして、グリーンウォルトとカウフが「グリム兄弟は実はプロファイラーだった」「グリム童話は実話だった」という設定を作成した。
製作発表
2011年1月、NBCは『Grimm』という名の番組パイロットを発注したと発表した[41]。パイロット版は、デヴィッド・グリーンウォルトとジム・カウフが脚本を共同執筆し、マーク・バックランドの監督によってオレゴン州ポートランドで撮影された[9]。同5月、NBCは本作を新番組として正式採用したと発表した[42]。
製作陣
製作総指揮はデヴィッド・グリーンウォルト、ジム・カウフ、ショーン・ヘイズ、トッド・ミリナーが務めている[43]。製作会社は Universal Media Studios と Hazy Mills Productions である。
キャスティング
最初にキャスティングが発表されたのは、主人公ニック役のデヴィッド・ジュントーリである[44]。デヴィッド・グリーンウォルトによれば、ジュントーリには華があるだけでなく、苦悩するキャラクターをうまく演じるという[8]。
続いて、サイラス・ウィアー・ミッチェルが「改心した悪い狼」ことモンローの役として発表された[45]。ミッチェルはジム・カウフと以前に仕事をしたことがあり、「モンロー役は彼以外に有り得ない」という理由から、その採用は当初から決まっていた[8]。
そして、ハンク役のラッセル・ホーンズビー、ジュリエット役のビッツィー・トゥロックの採用が発表された[46]。グリーンウォルトはホーンズビーについて、深みのある演技ができるだけでなく、ジュントーリとのコンビに特別なものを感じたと述べている[8]。
レジー・リーの場合、彼のためにわざわざウー巡査部長というキャラクターが作られた[8]。当初のレギュラー・キャストのうち、最後に採用されたのがレナード警部役のサッシャ・ロイズである[47]。
2012年4月、第1シーズンで合計4話ゲスト出演していたブリー・ターナー(ロザリー役)が、第2シーズンではレギュラー出演すると発表された[48]。パイロット版を含み、アダリンド役で準レギュラー出演していたクレア・コフィーも、第2シーズンからレギュラーに昇格した[49]。
撮影
撮影はポートランド都市圏[8][50]、ワシントン公園およびフォーレスト公園で行われている。ポートランド地域には森や河川・滝を含む美しい景色が多く、霧が立ち込める森など、童話そのものや劇場映画のような雰囲気を出しやすいという[8]。
放送開始
2011年9月30日、NBCは当初の予定より1か月遅らせ、本作をハロウィン間近の10月28日から放送開始すると発表した[51]。同11月21日、フルシーズン22話の製作が発表された[52]。
継続決定
2012年3月16日、NBCは本作が第2シーズンも継続されることを発表した[53]。グリーンウォルトとカウフは、ポートランド地域は天候に関わらず童話の舞台として最適であり、都会と田園風景のバランスも完璧だという理由により、第2シーズンでも同地で撮影を続けると述べた[54]。
マーケティング
アメリカ合衆国
第2シーズンの宣伝映像を、同じNBC系列によるロンドンオリンピック(2012年7月27日から8月12日まで開催)の中継枠で流し[3]、通常のテレビ・シーズンよりも早い8月13日に放送を開始した[3]。
日本
グリム童話ランキング
2013年、本作の日本での放送開始に際して、スーパー!ドラマTVが「日本人が好きなグリム童話」投票を行った[55]。その結果は以下の通りである[55]。
- シンデレラ
- ラプンツェル
- 赤ずきん
- ヘンゼルとグレーテル
- ハーメルンの笛吹き男
- 眠れる森の美女
- ブレーメンの音楽隊
- 白雪姫
- 狼と七匹の子やぎ
- ミツバチの女王
ヒット予報
気象予報士・タレントで、刑事ドラマの出演経験もある石原良純が本作の”ヒット予報士”として、キャラクター解説などをウェブ動画で行っている[11]。
- 第1回 - 2013年5月27日(月)配信開始。
- 第2回 - 2013年6月3日(月)配信開始。
- 第3回 - 2013年6月10日(月)配信開始。
エピソード
要約
視点
→詳細は「w:List of Grimm episodes」を参照
シーズン | 話数 | 初回放送日 | DVD・Blu-ray 発売日 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
シーズン開始 | シーズン終了 | リージョン1 | リージョン2 | リージョン4 | |||
1 | 22 | 2011年10月28日 | 2012年5月18日 | 2012年8月7日 | 2012年10月22日 | 2013年5月2日 | |
2 | 22 | 2012年8月13日 | 2013年5月21日 | 2013年9月17日 | 2013年10月28日 | 2014年2月13日 | |
3 | 22 | 2013年10月25日 | 2014年5月16日 | 2014年9月16日 | 2014年10月20日 | 2015年4月30日 | |
4 | 22 | 2014年10月24日 | 2015年5月15日 | 2015年9月29日 | 2015年10月19日 | 2016年5月5日 | |
5 | 22 | 2015年10月30日 | 2016年5月20日 |
第1シーズン
→詳細は「w:Grimm (season 1)」を参照
第2シーズン
→詳細は「w:Grimm (season 2)」を参照
通 算 |
No. | エピソード名 (邦題/原題) | 監督 | 脚本 | アメリカ合衆国での 初回放送日 |
製作 番号 |
視聴者数 (万人単位) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
23 | 1 | "新たなる刺客" "Bad Teeth"[24] | ノルベルト・バーバ | ジム・カウフ & デヴィッド・グリーンウォルト | 2012年8月13日 | 201 | 564[79] |
冒頭のテロップ - "The blood-dimmed tide is loosed, and everywhere the ceremony of innocence is drowned." | |||||||
24 | 2 | "くちづけ" "The Kiss"[24] | テレンス・オハラ | ジム・カウフ & デヴィッド・グリーンウォルト | 2012年8月20日 | 202 | 490[80] |
冒頭のテロップ - "If a man of pure heart were to fall in love with her, that would bring her back to life." | |||||||
25 | 3 | "群れの掟" "Bad Moon Rising"[24] | デヴィッド・ソロモン | リチャード・ヘイテム | 2012年8月27日 | 203 | 467[81] |
冒頭のテロップ - "Then she began to weep bitterly, and said, 'What can a poor girl like me do now?" | |||||||
26 | 4 | "感染" "Quill"[24] | デヴィッド・ストレイトン | デヴィッド・シムキンズ | 2012年9月3日 | 204 | 462[82] |
冒頭のテロップ - "Death stood behind him and said: 'Follow me, the hour of your departure from this world has come.'" | |||||||
27 | 5 | "善き羊飼い" "The Good Shepherd"[24] | スティーヴン・デポール | ダン・E・フェスマン | 2012年9月28日 | 205 | 532[83] |
冒頭のテロップ - "Dressed in the skin, the wolf strolled into the pasture with the Sheep. Soon a little Lamb was following him about and was quickly led away to slaughter." | |||||||
28 | 6 | "死を乗り越えて" "Over My Dead Body"[24] | ロブ・ベイリー | Spiro Skentzos | 2012年10月5日 | 206 | 529[84] |
冒頭のテロップ - "Whilst he thus gazed before him, he saw a snake creep out of a corner of the vault and approach the dead body." | |||||||
29 | 7 | "早熟" "The Bottle Imp"[24] | ダーネル・マーティン | アラン・ディ・フィオーレ | 2012年10月12日 | 207 | 501[85] |
冒頭のテロップ - "Let me out, let me out,' the spirit cried. And the boy, thinking no evil, drew the cork out of the bottle." | |||||||
30 | 8 | "別の顔" "The Other Side"[24] | エリック・ラニューヴィル | ウィリアム・ビグロー | 2012年10月19日 | 208 | 503[86] |
冒頭のテロップ - "I thought of making myself a beautiful marionette. It must be wonderful, one that can dance, fence and turn somersaults." | |||||||
31 | 9 | "泣き女" "La Llorona"[24] | ホリー・デイル | Akela Cooper | 2012年10月26日 | 209 | 611[87] |
冒頭のテロップ - "On many a dark night people would see her walking along the riverbank and crying for her children." | |||||||
32 | 10 | "死の烙印" "The Hour of Death"[24] | ピーター・ワーナー | ショーン・カルダー | 2012年11月2日 | 210 | 564[88] |
冒頭のテロップ - "And branded upon the beast, the mark of his kin. For none shall live whom they have seen." - 劇中作品『Albträume für Wesen Kinder』(英訳:『Nightmares for Wesen Children』)より。 | |||||||
33 | 11 | "再捜査" "To Protect and Serve Man"[24] | オマール・マダ | ダン・E・フェスマン | 2012年11月9日 | 211 | 521[89] |
冒頭のテロップ - "The beast was simply the Call of the Wild personified... which some natures hear to their own destruction." | |||||||
34 | 12 | "魔女の逆襲" "Season of the Hexenbiest"[24] | カレン・ガヴィオラ | Story by: ジム・カウフ Teleplay by: ジム・カウフ & デヴィッド・グリーンウォルト | 2012年11月16日 | 212 | 503[90] |
冒頭のテロップ - "Oh! There is a terrible witch in that house who spewed her poison over me and scratched me with her long fingernails." | |||||||
35 | 13 | "対決" "Face Off"[24] | テレンス・オハラ | デヴィッド・グリーンウォルト & ジム・カウフ | 2013年3月8日 | 213 | 490[91] |
冒頭のテロップ - "The will to conquer is the first condition of victory." | |||||||
36 | 14 | "ナチュラル・ボーン・ヴェッセン" "Natural Born Wesen"[24] | マイケル・ワトキンス | トーマス・イアン・グリフィス & メアリー・ペイジ・ケラー | 2013年3月15日 | 214 | 491[92] |
冒頭のテロップ - "So the animals debated how they might drive the robbers out, and at last settled on an idea." | |||||||
37 | 15 | "ミスター・サンドマン" "Mr. Sandman"[24] | ノルベルト・バーバ | アラン・ディ・フィオーレ | 2013年3月22日 | 215 | 500[93] |
冒頭のテロップ - "'Now we've got eyes — eyes — a beautiful pair of children's eyes', he whispered." | |||||||
38 | 16 | "名前の謎" "Nameless"[24] | チャールズ・ヘイド | Akela Cooper | 2013年3月29日 | 216 | 486[94] |
冒頭のテロップ - "Then he seized his left foot with both hands in such a fury that he split in two." | |||||||
39 | 17 | "一人の怒れるフクスバウ" "One Angry Fuchsbau"[24] | テレンス・オハラ | リチャード・ヘイテム | 2013年4月5日 | 217 | 513[95] |
冒頭のテロップ - "He sang a sweet song in tones so full and soft that no human ear could resist them nor fathom their origin..." - ハンス・クリスチャン・アンデルセン作『The Garden of Paradise』をヒントにリチャード・ヘイテムが作ったフレーズで、実際の引用ではない[96]。 | |||||||
40 | 18 | "憤怒" "Volcanalis"[24] | デヴィッド・グロスマン | ジム・カウフ & デヴィッド・グリーンウォルト | 2013年4月26日 | 218 | 485[97] |
冒頭のテロップ - "The demon came home, and he declared that the air was not clear. 'I smell the flesh of man." | |||||||
41 | 19 | "絶滅危惧種" "Endangered"[24] | デヴィッド・ストレイトン | Spiro Skentzos | 2013年4月30日 | 219 | 577[98] |
冒頭のテロップ - "They'll kill you, and I'll be here in the woods all alone and abandoned." | |||||||
42 | 20 | "女神のキス" "Kiss of the Muse"[24] | ターニャ・マキアナン | ショーン・カルダー | 2013年5月7日 | 220 | 567[99] |
冒頭のテロップ - "Tell me O'Muse, from whatsoever source you may know them." | |||||||
43 | 21 | "ウェイキング・デッド" "The Waking Dead"[24] | スティーヴン・デポール | ジム・カウフ & デヴィッド・グリーンウォルト | 2013年5月14日 | 221 | 536[100] |
冒頭のテロップ - "Papa Ghede is a handsom fellow in his hat and coat of black. Papa Ghede is going to the palace! He'll eat and drink when he gets back!" | |||||||
44 | 22 | "おやすみ、愛しきグリム" "Goodnight, Sweet Grimm"[24] | ノルベルト・バーバ | ジム・カウフ & デヴィッド・グリーンウォルト | 2013年5月21日 | 222 | 499[101] |
冒頭のテロップ - "And flights of angels sing thee to thy rest." |
第3シーズン
→詳細は「w:Grimm (season 3)」を参照
第3シーズン(全22話)は2013年10月25日から2014年5月16日まで放送された[102][103][104]。
第4シーズン
→詳細は「w:Grimm (season 4)」を参照
第4シーズンは2014年10月24日から2015年5月15日まで放送された。
通 算 |
No. | エピソード名 (邦題/原題) | 監督 | 脚本 | アメリカ合衆国での 初回放送日 |
製作 番号 |
視聴者数 (万人単位) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
67 | 1 | "思い出に感謝" "Thanks for the Memories" | ノルベルト・バーバ | デヴィッド・グリーンウォルト & ジム・カウフ | 2014年10月24日 | 401 | 528[125] |
冒頭のテロップ - "Knowledge is power." | |||||||
68 | 2 | "奪われた記憶" "Octopus Head" | テレンス・オハラ | デヴィッド・グリーンウォルト & ジム・カウフ | 2014年10月31日 | 402 | 454[126] |
冒頭のテロップ - "A man's real possession is his memory. In nothing else is he rich, In nothing else he is poor." | |||||||
69 | 3 | "ラストファイト" "The Last Fight" | ポール・A・カウフマン (Paul A. Kaufman) | トーマス・イアン・グリフィス | 2014年11月7日 | 403 | 493[127] |
冒頭のテロップ -' "Stars, hide your fires; let not light see my black and deep desires." | |||||||
70 | 4 | "祈りの力" "Dyin' on a Prayer" | ターニャ・マキアナン | ショーン・コールダー (Sean Calder) | 2014年11月14日 | 404 | 501[128] |
冒頭のテロップ - "Oh, remember that you fashioned me out of clay! Will you then bring me down to dust?" | |||||||
71 | 5 | "幻覚の果て" "Cry Luison" | エリック・ラニューヴィル | マイケル・ゴラムコ | 2014年11月21日 | 405 | 543[129] |
冒頭のテロップ - "A liar will not be believed, even when he speaks the truth." | |||||||
72 | 6 | "破滅のハイウェイ" "Highway of Tears" | ジョン・ベーリング | アラン・ディ・フィオーレ | 2014年11月28日 | 406 | 517[130] |
冒頭のテロップ - "There is no mercy in you. You cut off the heads of men and women and these you wear as a garland around your neck." | |||||||
73 | 7 | "盗まれたクリスマス" "The Grimm Who Stole Christmas" | ジョン・グレイ | ダン・E・フェスマン | 2014年12月5日 | 407 | 496[131] |
冒頭のテロップ - "I have but to swallow this, and be for the rest of my days persecuted by a legion of goblins, all of my own creation. Humbug, I'll tell you; humbug!" | |||||||
74 | 8 | "チュパカブラ" "Chupacabra" | アーロン・リップスタッド | ブレナ・カウフ (Brenna Kouf) | 2014年12月12日 | 408 | 507[132] |
冒頭のテロップ - "Cuide su rebaño, nunca deje su lado. Cuide su sangre, el Chupacabra tiene hambre." ("Take care of your flock, never leave their side. Watch your blood, for the chupacabra is hungry.") | |||||||
75 | 9 | "ヴェッセンライン" "Wesenrein" | ハネレ・カルペッパー | トーマス・イアン・グリフィス | 2015年1月16日 | 409 | 462[133] |
冒頭のテロップ - "He had them brought before the court, and a judgment was handed down." | |||||||
76 | 10 | "異端審問" "Tribunal" | ピーター・ワーナー | デヴィッド・グリーンウォルト & ジム・カウフ | 2015年1月23日 | 410 | 502[134] |
冒頭のテロップ - "May the God of Vengeance now yield me His place to punish the wicked." | |||||||
77 | 11 | "幽霊屋敷" "Death Do Us Part" | コンスタンティン・マクリス | ジェフ・ミラー (Jeff Miller) | 2015年1月30日 | 411 | 485[135] |
冒頭のテロップ - "He felt now that he was not simply close to her, but that he did not know where he ended and she began." | |||||||
78 | 12 | "賞金稼ぎ" "Maréchaussée" | エリック・ラニューヴィル | デヴィッド・グリーンウォルト & ジム・カウフ | 2015年2月6日 | 412 | 467[136] |
冒頭のテロップ - "Everyone sees what you appear to be, few experience what you really are." | |||||||
79 | 13 | "灼熱の業火" "Trial by Fire" | ノルベルト・バーバ | ショーン・コールダー (Sean Calder) | 2015年2月13日 | 413 | 486[137] |
冒頭のテロップ - "And glory like the phoenix midst her fires, Exhales her odours, blazes, and expires." | |||||||
80 | 14 | "幸運のお守り" "Bad Luck" | テレンス・オハラ | トーマス・イアン・グリフィス | 2015年3月20日 | 414 | 478[138] |
冒頭のテロップ - "No one is so thoroughly superstitious as the godless man." | |||||||
81 | 15 | "ダブルデート" "Double Date" | カレン・ガヴィオラ | ブレナ・カウフ (Brenna Kouf) | 2015年3月27日 | 415 | 493[139] |
冒頭のテロップ - "One could have called that shape a woman or a boy: for it seemed neither and seemed both." | |||||||
82 | 16 | "ハートブレイカー" "Heartbreaker" | ロブ・ベイリー | ダン・E・フェスマン | 2015年4月3日 | 416 | 451[140] |
冒頭のテロップ - "How the silly frog does talk! He...can be no companion to any human being!" | |||||||
83 | 17 | "冬眠" "Hibernaculum" | ジョン・ベーリング | マイケル・ゴラムコ | 2015年4月10日 | 417 | 476[141] |
冒頭のテロップ - "Ah! It was colder than ice; it penetrated to his very heart." | |||||||
84 | 18 | "守護精霊" "Mishipeshu" | オマール・マダ | アラン・ディ・フィオーレ | 2015年4月17日 | 418 | 454[142] |
冒頭のテロップ - "The Spirit you seek in the water is only a reflection of yourself." | |||||||
85 | 19 | "鉄のハンス" "Iron Hans" | セバスチャン・シルヴァ | デヴィッド・グリーンウォルト & ジム・カウフ | 2015年4月24日 | 419 | 466[143] |
冒頭のテロップ - "He had killed man, the noblest game of all, and he had killed in the face of the law of club and fang." | |||||||
86 | 20 | "切り裂きジャック" "You Don't Know Jack" | テレンス・オハラ | ショーン・コールダー (Sean Calder) & マイケル・ゴラムコ | 2015年5月1日 | 420 | 422[144] |
冒頭のテロップ - "Catch me when you can..." | |||||||
87 | 21 | "だまし討ち" "Headache" | ジム・カウフ | デヴィッド・グリーンウォルト & ジム・カウフ | 2015年5月8日 | 421 | 421[145] |
冒頭のテロップ - "Stronger than lover's love is lover's hate. Incurable, in each the wounds they make." | |||||||
88 | 22 | "愛憎の果てに" "Cry Havoc" | ノルベルト・バーバ | トーマス・イアン・グリフィス | 2015年5月15日 | 422 | 474[146] |
冒頭のテロップ - "O, from this time forth, my thoughts be bloody or be nothing worth." |
第5シーズン
→詳細は「w:Grimm (season 5)」を参照
第5シーズンは2015年10月30日から2016年5月20日まで放送された。
通 算 |
No. | エピソード名 (邦題/原題) | 監督 | 脚本 | アメリカ合衆国での 初回放送日 |
製作 番号 |
視聴者数 (万人単位) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
89 | 1 | "グリム・アイデンティティー" "The Grimm Identity" | エリック・レイヌヴィル | デヴィッド・グリーンウォルド & ジム・コウフ | 2015年10月30日 | 501 | 4.04[147] |
冒頭のテロップ: "It is not light that we need, but fire." | |||||||
90 | 2 | "今そこにある危機" "Clear and Wesen Danger" | ノーベルト・バーバ | トマス・イアン・グリフィス | 2015年11月6日 | 502 | 3.78[148] |
冒頭のテロップ: "Cherish those who seek the truth but beware of those who find it." | |||||||
91 | 3 | "ロストボーイズ" "Lost Boys" | アーロン・リップシュタット | ショーン・カルダー | 2015年11月13日 | 503 | 3.66[149] |
冒頭のテロップ: "I think I had a mother once." | |||||||
92 | 4 | "乙女の祈り" "Maiden Quest" | ハネル・カルペッパー | ブレナ・コウフ | 2015年11月20日 | 504 | 3.62[150] |
冒頭のテロップ: "After three days and nights, whoever tries and does not succeed shall be put to death." (『おどる12人のおひめさま』) | |||||||
93 | 5 | "ラット・キング" "The Rat King" | デヴィッド・ソロモン | ジェフ・ミラー | 2015年12月4日 | 505 | 3.69[151] |
冒頭のテロップ: "Rats! They fought the dogs, and killed the cats." | |||||||
94 | 6 | "魔の夜" "Wesen Nacht" | だーねる・マーティン | デヴィッド・グリーンウォルト & ジム・コウフ | 2015年12月11日 | 506 | 3.64[152] |
冒頭のテロップ: "Awake, arise, or be forever fall'n." | |||||||
95 | 7 | "再会" "Eve of Destruction" | ジョン・ベーリング | トマス・イアン・グリフィス | 2016年1月29日 | 507 | 3.81[153] |
冒頭のテロップ: "I have been bent and broken, but, I hope, into a better shape." | |||||||
96 | 8 | "ダイヤモンド湖の怪物" "A Reptile Dysfunction" | デヴィッド・ストレイトン | マイケル・ゴラムコ | 2016年2月5日 | 508 | 4.42[154] |
冒頭のテロップ: "A sucker is born every minute." | |||||||
97 | 9 | "古代の儀式" "Star-Crossed" | カルロス・アルヴィア | ショーン・カルダー | 2016年2月12日 | 509 | 4.19[155] |
冒頭のテロップ: "Only you shall not eat the blood; you shall pour it out on the earth like water." | |||||||
98 | 10 | "七騎士の地図" "Map of the Seven Knights" | アーロン・リップシュタット | ジム・コウフ | 2016年2月19日 | 510 | 4.04[156] |
冒頭のテロップ: "History is the nightmare from which I am trying to awake." | |||||||
99 | 11 | "鍵の目印" "Key Move" | エリック・レイヌヴィル | トマス・イアン・グリフィス | 2016年3月4日 | 511 | 4.26[157] |
冒頭のテロップ: "It is not down in any map; true places never are." | |||||||
100 | 12 | "明かされたもの" "Into the Schwarzwald" | ノーベルト・バーバ | デヴィッド・グリーンウォルト & ジム・コウフ | 2016年3月11日 | 512 | 3.91[158] |
冒頭のテロップ: "What's past is prologue." | |||||||
101 | 13 | "男たちの沈黙" "Silence of the Slams" | デヴィッド・ストレイトン | ブラナ・コウフ | 2016年3月18日 | 513 | 4.20[159] |
冒頭のテロップ: "Give a man a mask and he will show his true face." | |||||||
102 | 14 | "ライカンスロープ" "Lycanthropia" | リー・ローズ | ジェフ・ミラー | 2016年3月25日 | 514 | 4.32[160] |
冒頭のテロップ: "The world is full of obvious things which nobody by chance ever observes." | |||||||
103 | 15 | "美の秘訣" "Skin Deep" | カレン・ガヴィオラ | マイケル・ゴラムコ | 2016年4月1日 | 515 | 4.05[161] |
冒頭のテロップ: "It is amazing how complete is the delusion that beauty is goodness." | |||||||
104 | 16 | "信じる者たち" "The Believer" | ジョン・ベーリング | デヴィッド・グリーンウォルト & ジム・コウフ | 2016年4月8日 | 516 | 4.25[162] |
冒頭のテロップ: "We are each our own devil, and we make this world our hell." | |||||||
105 | 17 | "イヌガミ" "Inugami" | シャラット・ライウ | カイル・マクヴェヴ | 2016年4月15日 | 517 | 3.75[163] |
冒頭のテロップ: "Revenge is the act of passion; vengeance is an act of justice." | |||||||
106 | 18 | "善の神髄" "Good to the Bone" | ピーター・ワーナー | マーティン・ワイス | 2016年4月22日 | 518 | 3.89[164] |
冒頭のテロップ: "The evil that men do lives after them; the good is oft interred with their bones." | |||||||
107 | 19 | "忍び寄る影" "The Taming of the Wu" | テレンス・オハラ | ブレナ・コウフ | 2016年4月29日 | 519 | 3.76[165] |
冒頭のテロップ: "Nothing is so painful to the human mind as a great and sudden change." | |||||||
108 | 20 | "運命の夜" "Bad Night" | ノーベルト・バーバ | ショーン・カルダー | 2016年5月13日 | 520 | 3.39[166] |
冒頭のテロップ: "We have to distrust each other. It is our only defense against betrayal."(カミノ・リアル) | |||||||
109 | 21 | "終わりの始まり (前編)" "The Beginning of the End" | デヴィッド・グリーンウォルト | デヴィッド・グリーンウォルト & ジム・コウフ | 2016年5月20日 | 521 | 4.03[167] |
冒頭のテロップ: "It is better to die on your feet than to live on your knees." | |||||||
110 | 22 | "終わりの始まり (後編)" "The Beginning of the End, Part II" | ノーベルト・バーバ | トマス・イアン・グリフィス | 2016年5月20日 | 522 | 4.03[167] |
冒頭のテロップ: "All the world is a will to power..." |
第6シーズン
→詳細は「w:Grimm (season 6)」を参照
第6シーズンは2017年1月6日から2017年3月3日まで放送された。
ウェビソード
※ウェブ配信のみ。
Bad Hair Day
No. | タイトル | 配信開始日 |
---|---|---|
1 | "A Sore Subject" | 2013年1月16日 |
2 | "A Helping Hand" | 2013年1月23日 |
3 | "Friendly Neighborhood Eisbiber" | 2013年1月30日 |
4 | "Late Night Crisis" | 2013年2月6日 |
Meltdown
No. | タイトル | 配信開始日 |
---|---|---|
1 | "Deep Freeze" | 2013年10月4日 |
2 | "On Hands and Knees" | 2013年10月11日 |
3 | "Tight Squeeze" | 2013年10月18日 |
4 | "Dance with the Dammerzustand" | 2013年10月25日 |
反響と評価
要約
視点
評論
第1話は評価が分かれ、Metacriticでは100点満点中55点だった[181]。『ハリウッド・リポーター』誌の Tim Goodman は「恐怖感とユーモアを併せ持ち、1話完結の事件ドラマに留まらないヒネリある作品に成り得る」と評した[182]。『ニューヨーク・タイムズ』紙の Mike Hale は「面白いジョークや本当に怖い演出も含まれているが、繰り返し見てみると芸術性やディテールへの配慮の方が印象に残る」と述べた[183]。
『ロサンゼルス・タイムズ』紙の Mary McNamara は、本作のパイロット版はそれなりに面白いが、その後がどうなるかは、各事件の仕組みの巧妙さや、子供時代の恐怖の対象だった悪の力が実在するという説得力を持たせられるかどうかにかかっていると述べた[184]。一方、同時期に放送が始まった、やはり童話を題材とする『ワンス・アポン・ア・タイム』(ABC系列)は、そういった点をきちんと抑えていると評している[184]。
PopMatters.com(en:PopMatters)の Daynah Burnett は、本作は童話のキャラクターや舞台の設定を文字通りに捉え過ぎであり、もっと実際の文化や視聴者の生活との関わりを持たせる描写を目指すべきだとして、10点満点中4点を与えた[185]。
第2シーズンでは評価が上昇し、前述の Metacriticでは100点満点中73点(4件のレビューの平均)だった[186]。『ロサンゼルス・タイムズ』紙の Mary McNamara も第2シーズン第1話は宣伝以上の出来栄えだとし、「この番組を愛せないわけがない」と絶賛した[187]。
視聴率・視聴者数
NBCによると、第3シーズン半ばの時点で、金曜放送のテレビドラマとしてはABC、CBS、NBC、Foxの4大ネットワークの中で18-49歳層の視聴率が最も高く、前シーズン比で平均17%上昇した[188]。
Season | 放送枠 (東部標準時) | 話数 | シーズン第1話の放送日 | シーズン最終話の放送日 | テレビ・シーズン | 順位 | 2歳以上視聴者数 (万人単位) | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
日付 | シーズン第1話の18-49歳視聴者数 (万人単位) |
日付 | シーズン最終話の18-49視聴者数 (万人単位) | ||||||
1 | 金曜 21:00 - 22:00 | 22 | 656[189] | 510[190] | 2011 – 2012年 | 89 | 635[191] | ||
2 | 月曜 22:00 - 23:00 (2012年8月13日 - 9月3日) 金曜 21:00 - 22:00 (2012年9月28日 - 2013年4月26日) 火曜 22:00 - 23:00 (2013年4月30日 - 5月21日)[21] |
22 | 564[192] | 499[193] | 2012 – 2013年 | 61 | 695[194] | ||
3 | 金曜 21:00 - 22:00 | 22 | 615[105] | 534[104] | 2013 – 2014年 | 52[195] | 797[195] | ||
4 | 金曜 21:00 - 22:00 (1-13) 金曜 20:00 - 21:00 (14-22) |
22 | 528[125] | 474[196] | 2014 – 2015年 | 65[197] | 698 | ||
5 | 金曜 21:00 - 22:00 | 22 | 404[147] | 403[198] | 2015–16 年 | 76[199] | 597[199] | ||
6 | 金曜 20:00 - 21:00 | 13 | 449[168] | 433[200] | 2016–17 年 | 70[201] | 607[201] |
受賞・ノミネート
年 | 賞 | 部門 | ノミネート作 | 結果 |
---|---|---|---|---|
2012 | en:64th Primetime Creative Arts Emmy Awards | Outstanding Stunt Coordination | GRIMM/グリム (エピソード: "Woman in Black") | ノミネート |
第39回ピープルズ・チョイス・アワード | テレビドラマ賞 | GRIMM/グリム | ノミネート | |
第38回サターン賞[202] | ネットワークテレビシリーズ賞 | GRIMM/グリム | ノミネート |
脚注
関連項目
外部リンク
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