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First Love is Never Returned
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First Love is Never Returned(ファーストラブイズネバーリターンド)は、日本の5人組バンド。略称はラブネバ、FLiNR。現在もメンバー全員が札幌市在住で活動。所属レーベルはavexと共に設立したHEiLO RECORDS。「恋する歌声」と呼ばれるKazuki Ishida(ボーカル・キーボード・ギター)の歌声を最大の武器とした「ポップミュージック」を掲げて活動する。音楽ジャーナリストの鹿野淳をして、「声と歌唱が最高。楽曲が可能性のカタマリ。グルーヴは確かなものを打ち鳴らし、独特の空気感で日常にへばりつく「だけど」を鮮やかな言葉にする。札幌で生まれ育ち、今、新しいアーバンポップのメインストリームに新風を吹かせるバンド」と称している[1]。
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概要
要約
視点
2016年、Kazuki Ishidaが上京して社会人として過ごす中、一念発起して当時の仕事を退職。それまで全く音楽活動をしていなかったにも関わらず、おぼろげに夢を抱いていたNYへVo留学を果たす。ハーレム地区でブラックミュージックを学び、オープンマイクに 参加するなどをしながら数ヶ月を過ごす。 帰国後、地元札幌でYuji Sato(ベース)と出逢い、共にゴスペルミュージックを中心に音楽活動を行う中で、前身バンドを結成[2]。
2018年にFirst Love is Never Returnedに改名。 「初恋のような、音楽と出会った時の初期衝動を忘れない」という意味を込める[3]。しかし正規メンバーは2人のまま、ライヴの集客は完全にゼロのまま1年が過ぎる[2]。
2018年11月、札幌のライヴハウス「COLONY」のイベントで、当時Keita Kotakemori(ギター・キーボード・コーラス)がボーカル、Mizuki Tsunemoto(ドラムス)がドラムを務めていたバンド・Anger Jully The Sun(解散)とFLiNRが初対バン[2]。当時Keita KotakemoriとMizuki Tsunemoto(ドラムス)が所属していたレーベルスタッフだった現マネージャーと出逢う。Kazuki Ishidaの歌声に衝撃を受けた現マネージャーが「しっかりメンバーを集めてバンドやってみたら?」と提案し、ボランティア的にFLiNRのスタッフとなる[2]。
2019年3月、Keita Kotakemoriが所属バンドの解散を機に、ギタリストとして加入。同時にTakehiro Saitoも加入し、4人体制で活動を開始[2]。
2020年3月、活動拠点のライヴハウスCOLONYがコロナ禍で閉店。活動拠点を失ったこと、そして一部のメンバーがコロナ禍により職場からライブハウスへの出入りを禁止とされ、約2年に及ぶ実質の活動休止状態に[2]。
2022年、バンドの継続に関して、ミーティングを行った結果、Takehiro Saitoの活動再開が困難となり、新たなドラマーを探す[2]。その頃、Keita Kotakemoriが、元々一緒にバンドを組んでいた幼馴染のMizuki Tsunemoto(ドラムス)と、お互いの元バンドメンバー岡崎真輝(現・Galileo Galilei)が出演するライブ会場で再会。新たなドラマーとしてMizuki TsunemotoをFLiNRへ誘い、加入が決定。過去に活動拠点としていた「COLONY」の元スタッフがコロナ禍で立ち上げた「VyPass.」というライヴハウスを新たな活動拠点として、ライヴ活動を緩やかに再開[2]。活動再開前からライヴで披露していた「街の灯り」という楽曲のリアレンジに取り組み、「シューズは脱がないで」が完成。マネージャーの「これレコーディングしよう」という号令の元、活動再開へ向かう。
2022年12月、再始動シングル「シューズは脱がないで」をリリースし、活動を再開。同時にミニアルバム「POP OUT!」の制作を行い、3ヶ月連続リリースを行う[2]。一方で、制作中に Keita Kotakemoriがジストニアと診断され、ピックを使ってのギタープレイが困難に。ギタリストは必須と感じたメンバーは、過去から対バンを重ねていたスリーピースバンドArataのフロントマン・Arata Yamamoto(ギター・コーラス)を新メンバーとして誘い、バンド加入が決定。Keita Kotakemoriはキーボードとフィンガープレイでのアコースティックギターを担当することとなり、現5人体制で本格的に活動を加速させる[2]。
その後、完全無名状態だったが、活動再開からおよそ半年後にオーディションを経て、RISING SUN ROCK FESTIVALへの出場が決定。その後も「Spotify RADAR:Early Noise 2024」への選出や「VIVA LA ROCK 2024」への出場、東阪札ワンマンツアーの成功など、沸々と音楽フリークや業界内の注目を集めている[3]。
2025年5月、3rd Mini Album『POP OUT! III』をリリース。同時にavexと共に新レーベル「HEiLO RECORDS」の設立を発表した[4]。
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メンバー
- Kazuki Ishida (ボーカル・キーボード・ギター)
- FLiNRのほぼ全ての楽曲の作詞、作曲を手掛ける。
- メインの使用機材はキーボードはNORD Electro 6d。ギターはArata Ymamamotoの機材をその時々で使用。レコーディングでは、SEQUENTIAL Take 5などのシンセサイザーなども使用。
- NYにボーカル留学を行った際に、オープンマイクでボビー・コールドウェルの「What You Won't Do for Love」を歌ったところ、会場から拍手が鳴り、シンガーとしての自信を得た[2]。
- 影響を受けたアーティストは、2PAC、Max Martin、Maxwell、Oasis、カーペンターズ、クリストファー・クロスなど。
- Yuji Sato(ベース)
- バンドのオリジナルメンバー。
- メンバー内唯一の音楽専門学校出身。
- メインベースはMTD 535-21。レコーディングでは、Fender American Professional IIのプレシジョンベースも使用。シンセベースはKORG MINI LOGUE XD、Dave Smith Instruments Mopho KBD。
- Kazuki Ishidaの歌声をPAとしてミキシングしていた経験がある[2]。
- 影響を受けたアーティストは、マーカス・ミラー、フレデリック、Dirty Loops、Planetshakers、Children of Bodomなど。
- Keita Kotakemori(ギター・キーボード・コーラス)
- 2019年3月加入。
- メインの使用機材はアコースティックギターはFender American Acoustasonic Telecaster、C.F.マーティン OOO-18CTM、エレキギターはGibson Les Paul Standard、キーボードはRoland VR-730。
- 元Anger Jully The Sun(解散)のメンバー。当時はギターボーカルを務める。
- FLiNRと初対バンした際には「解散が決まった段階でIshidaのバンドと対バンしたら、とんでもないボーカルがいるなってびっくりして。当時は自分もボーカルとしてちょっと自信があったんですけど、全然かなわない」と感じたという。[2]。
- 影響を受けたアーティストは、The 1975、The Music、The Strokes、cinema staff、ELLEGARDEN、BUMP OF CHICKENなど。
- Mizuki Tsunemoto(ドラムス)
- 2022年12月加入。
- 元Anger Jully The Sun(解散)のメンバー。当時もドラマーを務める。
- 使用機材はスネアはLudwig LB417、SONAR Benny Greb Signature Snare Drum(13″x5.75)、シンバルはMEINL、スティックはLERNI、ドラムセットはSAKAE OSAKA HERITAGE。
- 影響を受けたアーティストは、LANY、Maroon 5、Khalid、Justin Bieber、ストレイテナー、赤い公園、Acid Black Cherryなど。
- Arata Yamamoto(ギター・コーラス)
- 2023年2月加入。
- 現在もスリーピースバンドArataのメンバー。ギターボーカルを務める。
- メインの使用ギターは、Fano Guitars Alt De Facto GF6、Maroon 5のギタリスト・ジェームス・バレンタインのシグネイチャーモデルであるミュージックマン Valentine。その他、ミュージックマン Cutlass RSやIbanez AM100なども使用。メインアンプはMATCHLESS・Avalon 30。
- FLiNRとしての出演に続き、次年度のRISING SUN ROCK FESTIVALの新人枠「RISING★STAR」に自身の別のバンドArataとしても出演している[5]。
- 影響を受けたアーティストは、The Beatles、Michael Jackson、Prince、The Police、Beck、Maroon 5、TOTO、山下達郎、YMO、フジファブリック、サカナクション、くるり、トライセラトップス、東京事変など。
サポート・メンバー
元メンバー
- Takehiro Saito(ドラムス)
- 2019年4月加入、2022年12月脱退。「Lady and Sir」のレコーディングに参加。
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略歴
- 2018年
- 6月1日:配信シングル『アオイトリ』をリリース。
- 2019年
- 3月3日:Keita Kotakemori、Takehiro Saitoが加入[6]。
- 7月23日:配信シングル『Lady and Sir』をリリース。
- 2020年
- 4月12日:コロナ禍により、活動拠点のライブハウス「COLONY」が閉店[7]。伴って実質の活動休止状態へ。
- 2022年
- 12月14日:Takehiro Saitoの脱退とMizuki Tsunemotoの加入が発表、配信シングル『シューズは脱がないで』をリリース。
- 2023年
- 1月25日:配信シングル『Mama's Pie』リリース
- 2月22日:1st Mini Album『POP OUT!』リリース、Arata Yamamoto加入
- 5月3日:配信シングル『Twenty-Twenty』リリース
- 6月28日:【RISING★STAR】ライヴ審査の結果、『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2023』に出演決定
- 8月9日:配信シングル『OKACHIMACHI FRIDAY NIGHT』リリース
- 8月11日:『RISING SUN ROCK FESTIVAL 2023』出演
- 11月8日:配信シングル『バックミラー』リリース
- 11月22日:Amazon Music 2023年【Breakthrough Artists of the Year】として選出
- 12月9日:初のワンマンライヴ『THE FIRST』(at SAPPORO VyPass.)開催。
- 2024年
- 1月11日:Spotify『RADAR: Early Noise 2024』として選出
- 1月15日:音専誌「MUSICA」毎年恒例の新人特集の中の1組として掲載
- 1月24日:配信シングル『Unlucky!!』リリース
- 3月20日:配信シングル『ファンデーションの前に』リリース
- 3月9日:北海道新聞CMソングに『Twenty-Twenty』が採用、OAスタート
- 3月15日:『Spotify #EarlyNoiseNight #16』(at 渋谷O-EAST)に出演。
- 4月17日:2nd Mini Album「POP OUT!II」リリース。
- 5月3日:『VIVA LA ROCK 2024』出演
- 5月8日:Spotify「音楽の出番だ。」メイド・フォー・ユー篇(WEB CM)に「Unlucky!」が採用、Spotify「音楽の出番だ。」Jam機能篇(WEB CM)に「OKACHIMACHI FRIDAY NIGHT」が採用
- 6月12日:配信シングル『Black or White?』をリリース
- 6月16日:自主企画『#FLiNR Early Summer 2024 [once,again] in TOKYO 』( w)Emerald at 新宿MARZ)を開催
- 6月29日:『#FLiNR Early Summer 2024 [once,again] in SAPPORO(ワンマンライブ)(at 札幌Sound lab mole)』を開催
- 8月28日:配信シングル『夜的平成浪漫』をリリース
- 9月25日:全国四か所を回るスリーマンツアー「nova!nova!nova!」をBillyrrom、新東京と共に開催。
- 10月23日:配信シングル『それが恋だと言ってくれ!』をリリース
- 11月17日:初のワンマンツアー『#FLiNR A/W TOUR 2024[NOT ALONE]』を大阪 Yogibo HOLY MOUNTAINで開催
- 11月29日:『#FLiNR A/W TOUR 2024[NOT ALONE]』を東京 代官山SPACE ODDで開催
- 12月13日:『#FLiNR A/W TOUR 2024[NOT ALONE]』を札幌 cube gardenで開催
- 2025年
- 1月11日:日本テレビ「バズリズム2」これがバズるぞ2025で12位に登場
- 3月26日:配信シングル『挿入歌』をリリース
- 5月28日:3rd Mini Album『POP OUT! III』をリリースと同時にavexとHEiLO RECORDSの設立を発表
- 7月19日:OSAKA GIGANTIC MUSIC FESTIVAL 2025に出演
- 8月6日:配信シングル『微炭酸』をリリース
- 8月23日:『#FLiNR S/A TOUR 2025[WHAT IS "POP OUT?"]』を大阪・梅田シャングリラで開催
- 8月29日:SPACE SHOWER SWEET LOVE SHOWER 2025に出演
- 9月5日:『#FLiNR S/A TOUR 2025[WHAT IS "POP OUT?"]』を東京・Shibuya WWW Xで開催
- 9月27日:『#FLiNR S/A TOUR 2025[WHAT IS "POP OUT?"]』を札幌・PENNY LANE24で開催
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脚注
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