多くの著名なアーティストとセッションを重ね、ノイズ、アンビエント、トランス等のエレクトリックサウンド手法を取り入れたオリジナリティ溢れる演奏は、国外でも高く評価されている。演奏ライブに留まらず、画家とライブペインティングを行うなどプロジェクトなども精力的に進めた。なお、参加したライブやレコーディングは膨大であり、山木秀夫 [dr]、酒井泰三 [g]、Reck [b]、富樫春生 [key]、ビル・ラズウェル [b]、ジョン・ゾーン [sax]、デレク・ベイリー [g]、ハービー・ハンコック [key]、ペーター・ブロッツマン [sax]、DJ KRUSH、栄芝[小唄]等。
80年代に結成したIMAバンドで一世を風靡し、1993年(平成5年)にはアムステルダムへ拠点を移し、東京とアムステルダムを行き来しながら「地球を吹く」プロジェクトに取り組む。2012年(平成24年)より日本を活動拠点とし、翌2013年(平成25年)、ドキュメンタリー映画『地球を吹く in Japan』を発表。2014年(平成26年)、音楽ダウンロード販売サイト 近藤等則レコーディングス|Toshinori Kondo Recordings をスタートさせる。
洋画家の智内兄助とは中学高校の同級生であり友人。2人で絵本なども出版している。
- 1976年(昭和51年)、山下洋輔のアルバム「JAM RICE RELAXIN'」の録音に参加し、レコード・デビュー。
- 1979年(昭和54年)、ニューヨークでレーベル「Bellows」を設立。
- 1982年(昭和57年)、東京でIMAレーベル設立。
- 1983年(昭和58年)には、バンド「Tibetan Blue Air Liquid Band」(後に「近藤等則 & IMA」に改名)を結成。
- 1997年(平成9年)、中央競馬の第42回有馬記念のファンファーレを担当[1]。
- 2002年(平成14年)からは新たにバンド「FREE ELECTRO」を結成。
- 2003年(平成15年)には、端唄家元の栄芝と端唄と、トランスを融合させたアルバム「The 吉原」を制作し、共演ライブも行う。
- 2010年(平成22年)より、東京経済大学コミュニケーション学部客員教授として「表現と批評」などの授業を担当する[3]。
- 2012年(平成24年)、アムステルダム活動18年に幕を下ろし、拠点を日本に移す。東大寺大仏殿での東日本大震災物故者一周忌法要で奉納演奏を行う。北京での山本寛斎イベント「Hello, China!」にて音楽を担当。
- 2013年(平成25年)、ドキュメンタリー映画「地球を吹く in Japan」完成[1]。
- 2014年(平成26年)、音楽ダウンロード販売サイト*近藤等則レコーディングス|Toshinori Kondo Recordingsをスタートさせる。
- 2020年(令和2年)10月17日午後8時45分ごろ、神奈川県川崎市内で逝去[1]。71歳没。
ソロ
シングル
- CHINA BOOGIE(1985年)
- CLUB NEW LIGHT(1993年12月21日)
- GOOD-BY MORNING(2001年)限定発売
アルバム
- FUIGO FROM A DIFFERENT DIMENSION(1979年)
- 空中浮遊(1983年)
- TOUCHSTONE 試心石(1993年2月25日)
- PANTA RHEI AN ALCHAIC COMEDY IN CHAOS(1994年)
- イズラエル(1995年)
- 東京SHADOW Original Soundtracks(1995年)
- 神戸 KOBE 17.01.95(1996年)
- 記憶(1996年8月8日)DJ KRUSHとのコラボレーションアルバム
- 神曲 VARIATIONS OF THE THEME : THE DIVINE COMEDY(1997年)
- NERVE TRIPPER(2002年12月21日)
- The吉原(2003年5月14日)端唄家元、栄芝とのコラボレーションアルバム
- 風狂(2005年)
- SOFT TOUCH(2005年)限定発売
- 秘太刀 馬の骨(2006年)
- Deeply Dreamed 深く夢見て(2014年)
- Toishinori Kondo plays Standards~あなたは恋を知らない(2015年)
近藤等則 & IMA
シングル
- SUNDOWN・Y U(1986年7月2日、EPIC・ソニー、12インチシングル)アルバムからのシングルカット
- TOKYO GIRL・PORTO NOVO(1988年11月28日、ALFA)
- FLY, JACK・INVISIBLE MAN(1991年4月21日)
- 腕におぼえあり(1993年1月25日)
アルバム
- 大変(1984年)
- METAL POSITION(1985年7月1日、Polydor)
- コントン(1986年6月21日、EPIC・ソニー)
- 337(1987年2月1日、EPIC・ソニー)
- HUMAN MARKET(1988年5月25日、ALFA)
- KAMIKAZE BLOW(1989年5月25日、ALFA)
- TOKYO ROSE(1990年2月25日、ALFA)
- BRAIN WAR(1991年6月5日)
- GOD・ZILLA FUNK(1991年6月21日)
- RED CITY SMOKE(1993年10月25日)
ウィキメディア・コモンズには、
近藤等則に関連するカテゴリがあります。
- 当事者発信
- 関係者発信
- 第三者発信