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千葉県船橋市にあったレジャー施設 ウィキペディアから
船橋ヘルスセンター(ふなばしヘルスセンター、1955年11月3日 - 1977年5月5日閉館)は、かつて千葉県船橋市浜町に存在した総合レジャー施設である。
船橋ヘルスセンター | |
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店舗概要 | |
所在地 |
〒273(現・273-0012) 千葉県船橋市浜町2丁目1-1 |
座標 | 北緯35度41分8.4秒 東経139度59分24.5秒 |
開業日 | 1955年(昭和30年)11月3日 |
閉業日 | 1977年(昭和52年)5月5日 |
正式名称 | 船橋ヘルスセンター |
土地所有者 |
朝日土地興業株式会社 ↓ 三井不動産株式会社 |
施設所有者 |
社団法人船橋ヘルスセンター ↓ 株式会社船橋ヘルスセンター |
敷地面積 | 33万平米[1] m² |
中核店舗 | 主な施設参照 |
営業時間 | 9:00 - 21:00 |
後身 |
ららぽーと船橋ショッピングセンター ↓ ららぽーとTOKYO-BAY |
最寄駅 |
京成本線船橋競馬場前駅 ↓ センター競馬場前駅 (現・船橋競馬場駅) |
沿岸部の天然ガス井と温泉を生かした観光事業を検討していた船橋市が、地元選出の千葉三郎衆議院議員に相談し、千葉が朝日土地興業の丹沢善利を紹介した。丹沢は浴場と舞台付き広間を主とした開発を提案して開発[1]する。
1955年11月3日に「12万坪の海辺に1万坪の白亜の温泉デパート」をキャッチフレーズに開業した。 大浴場と舞台演芸が楽しめる大広間が売り物[2]と後年の健康ランド的施設だが、大プールや遊戯施設、子会社経営で隣接する船橋サーキットなども含む大規模な総合レジャー施設であり、比較的安価な入場料さえ払えば自由に利用できる無料施設の多さも特長とした。折からの観光ブームもあって多くの団体客がバスで繰り込んだ。
1962年に関東ローカルで放送されたテレビCM(横山隆一作画による老人のアニメと三木鶏郎作詞・作曲、楠トシエ歌唱によるCMソング『長生きチョンパ』)で多くの人々に知られるようになった。また同年からはこれまでの中高年層を中心とした集客から若年層への誘致を図りボウリング・スキー・スケート施設なども増設[1]。
全盛期にはザ・タイガースなど当時の人気歌手・グループによる「歌謡ショー」が屋外ステージで行われたほか、人気テレビ番組『8時だョ!全員集合』(TBSテレビ)の公開放送も行われた。また、ローラースケート場はTBSが中継を行っていた国際プロレスの試合会場としても使用された。
施設の広さに着目されて暴力団幹部の襲名披露会会場に利用されたこともある。1970年11月9日に行われた襲名披露会の例では、個人名で申し込みが行われていたため、施設側は直前まで暴力団が利用することを知らなかった。当日は何も知らない一般客も利用する中、暴力団員約400人が施設に出入りすることとなり、船橋警察署も20人の警察官を派遣して警戒に当たる騒ぎとなった[3]。
1970年代頃からレジャーの多様化によって来場者数が減少し始めたうえ、1971年に地盤沈下を抑制するために温泉やガスの汲み上げが差し止められて、1977年5月5日に閉園する。
施設解体後、跡地で商業複合施設「ららぽーと船橋ショッピングセンター」が1981年4月2日に開業した。
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