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『緑山高校』(みどりやまこうこう)は、週刊ヤングジャンプにおいて1984年21号から1987年50号まで連載されていた桑沢篤夫による日本の野球漫画。雑誌掲載時は「創刊5周年記念新連載」と銘打たれた。単行本は全20巻、セレクション版が全12巻。他にコンビニコミックも発売された。
第66回全国高校野球選手権福島県大会。創立されたばかりの緑山高校が優勝候補の神堂高校を破り、甲子園出場を決めた。エースピッチャー・二階堂の傍若無人さで波乱を巻き起こしつつ、緑山ナインは甲子園大会でも強豪校を次々と破り勝ち進んでいく。
福島県の男女共学の私立高。新設校であるため全員が1年生。打順はじゃんけんで決定されたものであるが、時々変更される。福島大会のチーム打率は2割以下。『意外性の緑山』と評されている。ブラスバンド部はあるがドレミの練習段階だったため、甲子園では手拍子の応援に。
福島県大会1回戦の対戦相手。番外編『剛球二階堂くんは15歳』に登場。
福島県大会決勝の対戦相手。優勝候補の強豪校。
広島県代表。1回戦の対戦相手。二連覇を狙う前年度の優勝校。
鹿児島県代表。2回戦の対戦相手。出場校中最高のチーム打率を誇り、1回戦ではベスト8の実力を持つ集北高校(しゅうほくこうこう)を24-0で完封した。守備も堅実。
東京都代表。3回戦の対戦相手。イケメンが多く黄色い声援が飛ぶ人気チーム。OVA版では試合内容が省略されている。
千葉県代表。準々決勝の対戦相手。この試合と準決勝の南国戦、決勝の国明館戦は延長戦に突入している。OVA版では試合内容が省略されている。
高知県代表。準決勝の対戦相手。大会中、最も緑山を苦しめた。部員140名を誇るマンモス野球部で、その中から選び抜かれた9名でスタメンが構成されている。
大阪府代表にして春のセンバツ優勝校。決勝の対戦相手。メンバー全員が高校球児の鑑と呼ぶべき人格の持ち主で、緑山ナインとは対極にある。
※以下の選手は目立たないが、正統派高校球児としての意地を見せている。「ウチ(国明館)にはお前(佐田丸)しかおらん! お前でここまで来たんや!」「佐田丸! お前投げて俺達はここまで勝って来たんや! お前の甲子園や!」。
『緑山高校 甲子園編』のタイトルで1989年から1990年にかけてOVAがリリースされた。全10巻。OVAの1 - 4話を再編集した劇場版も1990年に公開された。1986年より発売された『湘南爆走族』のOVAがレンタルビデオを中心に大ヒットした経緯から、『ビー・バップ・ハイスクール』など同種の青年誌の漫画がレンタルビデオ店向けを念頭に盛んにOVA化されていた経緯があるが、その中でもこの『緑山高校』は、集中線と効果線を多用した当時のアニメとしては異様な作画、一見スポコン風ながら打線が爆発して甲子園が炎上(文字通りの意味で)するような破天荒な展開、千葉繁をはじめとする豪華声優陣の怪演などからカルト的人気を博し、読売テレビの『アニメだいすき!』でも1990年より地上波放映された。
1995年よりNHK BS2の「衛星アニメ劇場」でOVA版を再編集して放映された。全20話。「衛星アニメ劇場」版では、OVA版のED『遅れて来た勇者たち』(野澤恵)に代わり、OVA版の劇伴を担当した片倉三起也の主宰するALI PROJECTの「ストロベリーパイをお食べ」がテーマソングに採用され、さらにカルト性を増した。
2006年12月6日にはOVAと劇場版を完全収録し、サウンドトラックCDを同梱したDVD-BOXが限定販売された。2015年11月11日にはBCリーグの福島ホープスとのコラボレーションコミックを収録したBlu-ray版が販売された。
2015年より「OVA版」のオンライン配信を開始。それとは別に、2021年より「衛星アニメ劇場版」のオンライン配信も開始された。
この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 |
甲子園で活躍した面々がアメリカに舞台を移し、ニューヨーク選抜やロサンゼルス選抜を相手に試合を行うことになった。二階堂の常軌を逸したパワーはアメリカでも通用するのか。
春のセンバツに出場した緑山高校。二階堂不在のため花岡が投手として出場し、決勝戦まで勝ち進むが広島県代表・大崎島高校のエース、正田悠吾の前に1安打27三振を喫し、準優勝に終わる。
その後、二階堂は迷惑をかけたお詫びにと甲子園常連校5校と練習試合を組むが、却って反感を買い、二階堂抜きで試合を行うことに。一方、二階堂も新たに入部した1年生と新緑山を結成し、試合を行うことになった。
緑山高校を中退した二階堂はその年の暮れ、ドラフト1位で東京ジャイアントに入団し、プロ野球に活躍の場を移すことになる。
本作のタイトルである「緑山高校」は、作者の桑沢篤夫の母校である学校法人石川高等学校がイメージされている[1]。
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