Loading AI tools
アメリカ合衆国のテレビドラマ ウィキペディアから
『ER緊急救命室』(イーアール きんきゅうきゅうめいしつ、原題:ER)は、アメリカ合衆国のNBCで放送されたテレビドラマシリーズ。1994年9月9日から2009年4月2日にかけて全15シーズン・計331エピソードが放送された。日本ではNHKで1996年4月1日から2011年3月10日にかけてBS2で放送された。日本ではLaLa TV、スーパー!ドラマTV、WOWOWプライム、Dlifeにて再放送されている。
ウィキペディアは百科事典なので、テレビドラマ等の架空世界におけるマニアック情報を、データベースとして長文記述するような「ファンクラブ広場」「海外ドラマ大百科」ではありません。TV番組などを見た上で、個々のキャラクターやストーリー設定に対する批判・考察・推測・主観的な感想・好み・批評等の独自研究をすることは誰でも可能ですが、そのような個人趣味の内容をウィキペディアに書いてはいけません。百科事典ではなく個人のブログやファンサイトに書いて下さい。 |
ER緊急救命室 | |
---|---|
ジャンル | 海外ドラマ |
出演者 |
アンソニー・エドワーズ ジョージ・クルーニー エリク・ラ・サル シェリー・ストリングフィールド ノア・ワイリー ジュリアナ・マルグリース グロリア・ルーベン ローラ・イネス グレン・ヘドリー マリア・ベロ アレックス・キングストン ケリー・マーティン ポール・マクレーン ゴラン・ヴィシュニック モーラ・ティアニー マイケル・ミシェル エリク・パラディーノ ミン・ナ シャリフ・アトキンス メキ・ファイファー パーミンダ・ナーグラ リンダ・カーデリーニ シェーン・ウェスト スコット・グライムス ジョン・ステイモス デビッド・ライオンズ アンジェラ・バセット |
放送 | |
放送局 | NBC |
放送国・地域 | アメリカ合衆国 |
公式ウェブサイト | |
シーズン1 | |
放送期間 | 1994年9月19日 - 1995年5月18日 |
放送分 | 45分 |
回数 | 25 |
スーパー!ドラマTV | |
シーズン2 | |
放送期間 | 1995年9月21日 - 1996年5月16日 |
放送分 | 45分 |
回数 | 22 |
スーパー!ドラマTV | |
シーズン3 | |
放送期間 | 1996年9月26日 - 1997年5月15日 |
放送分 | 45分 |
回数 | 22 |
スーパー!ドラマTV | |
シーズン4 | |
放送期間 | 1997年9月25日 - 1998年5月14日 |
放送分 | 45分 |
回数 | 22 |
スーパー!ドラマTV | |
シーズン5 | |
放送期間 | 1998年9月24日 - 1999年5月20日 |
放送分 | 45分 |
回数 | 22 |
スーパー!ドラマTV | |
シーズン6 | |
放送期間 | 1999年9月30日 - 2000年5月18日 |
放送分 | 45分 |
回数 | 22 |
スーパー!ドラマTV | |
シーズン7 | |
放送期間 | 2000年10月12日 - 2001年5月17日 |
放送分 | 45分 |
回数 | 22 |
スーパー!ドラマTV | |
シーズン8 | |
放送期間 | 2001年9月27日 - 2002年5月16日 |
放送分 | 45分 |
回数 | 22 |
スーパー!ドラマTV | |
シーズン9 | |
放送期間 | 2002年9月29日 - 2003年5月15日 |
放送分 | 45分 |
回数 | 22 |
スーパー!ドラマTV | |
シーズン10 | |
放送期間 | 2003年9月25日 - 2004年5月13日 |
放送分 | 45分 |
回数 | 22 |
スーパー!ドラマTV | |
シーズン11 | |
放送期間 | 2004年9月23日 - 2005年5月19日 |
放送分 | 45分 |
回数 | 22 |
スーパー!ドラマTV | |
シーズン12 | |
放送期間 | 2005年9月22日 - 2006年5月18日 |
放送分 | 45分 |
回数 | 22 |
スーパー!ドラマTV | |
シーズン13 | |
放送期間 | 2006年9月21日 - 2007年5月17日 |
放送分 | 45分 |
回数 | 23 |
スーパー!ドラマTV | |
シーズン14 | |
放送期間 | 2007年9月27日 - 2008年5月15日 |
放送分 | 45分 |
回数 | 19 |
シーズン15 | |
放送期間 | 2008年9月25日 - 2009年4月2日 |
放送分 | 45分 |
回数 | 22 |
特記事項: 製作総指揮:マイケル・クライトン 全放送回数:331回 |
マイケル・クライトンが医学生だった頃のエピソードを綴った作品『五人のカルテ』(ハヤカワ文庫)が原作。シカゴにあるクック郡病院(テレビドラマではカウンティ総合病院)の救急救命室(Emergency Room、略称:ER) で働く医師や看護師たちの日常をリアルに描いたドラマである。ドラマは、ジョン・カーター(若き日のクライトンがモデルといわれているが、本人は否定している)の病院実習(ER実習)の第1日目の出来事から始まる。
番組の冒頭と最後に流れる曲はTheme from ER(日本語名「ERのテーマ」作曲:ジェームズ・ニュートン・ハワード)である[注 1]。
『五人のカルテ』を映画化するために、原作者クライトン並びに友人のスティーヴン・スピルバーグが、この作品について打ち合わせをしていた時、クライトンはその当時執筆していた『ジュラシック・パーク』のエピソードを話してしまい、スピルバーグの興味はそちらに移ってしまった。いったん『ER』はお蔵入りとなったが、その後ワーナー・ブラザースが掘り起こし、テレビドラマとしてスタートさせた。
決して広くはない診療室で撮影しなくてはならず、ステディカムが威力を発揮している。第1話の撮影は廃院となった病院をスタジオ代わりに撮影しており、それ以降はスタジオにセットを再現して撮影した。
シリーズ展開では、プロデューサーとして『ザ・ホワイトハウス』と同じジョン・ウェルズが参加していることもあって、アフリカのコンゴにおける貧困や紛争などをリアルに描いたり、アメリカにおける麻薬や銃問題などが提起してあったりなど視聴者に問いかける一面もある。緊迫した場面の合間にコミカルなエピソードを挿むのも『ザ・ホワイトハウス』と共通している。
出演俳優が次々と降板していく事で有名だった。ジョージ・クルーニーは「ハリウッドでの映画撮影の仕事へ専念したい」という理由で降板し、アンソニー・エドワーズは「家族との時間を大切にしたい」という理由で降板しており、ノア・ワイリー以外の全てのシーズン1での主要メンバーが、シーズン8までにドラマを離脱した。ノア・ワイリーも「家族との時間を大切にしたい」とシーズン11に降板した(その後ゲストとして4回ほど出演している)。シーズン2より出演しているローラ・イネスは2007年1月11日のエピソード(シーズン13第13話)をもって降板したが、「降板はサプライズにしておきたかった」との意向で、直前までアナウンスされなかった。その後も引き続き演出等でERには係わっている。また、シェリー・ストリングフィールドなどのように途中のシーズンで戻って来るメンバーもいる。だが、そのストリングフィールドもシーズン12で降板した。最終シーズン15では、過去の出演者の回想やその後を描くエピソードとしてジョージ・クルーニーらこれまで降板した出演者が集結した。
シーズン1では、クエンティン・タランティーノが1本だけ演出をしており、この際に小児科医ダグラス・ロス役のジョージ・クルーニーを見いだし、後に彼は、タランティーノが製作・脚本を担当し、親友のロバート・ロドリゲスが監督した『フロム・ダスク・ティル・ドーン』に主演として出演する。このことがきっかけで、ジョージ・クルーニーは、映画スターとして認識されるようになる。ちなみにクエンティン・タランティーノが演出するきっかけとなったのはERの1話をビデオに録画し忘れて、テレビ局に「一話分を監督してくれたらそのビデオをあげてもいい」と言われたからとのことである。
またジョージ・クルーニーの吹き替えを担当した小山力也によると、日本語吹替はテレビ放送やソフト収録に使用されたものの他、パイロット版が存在するという。現在の声優陣よりも上の世代の声優・俳優が吹き替えを務めたといい、この版から現在のバージョンに続投したのは大塚明夫(エリク・ラ・サルの吹き替え)のみであった[1]。
初期シーズンの90年代後半にはアメリカの木曜のプライムタイムにおいて、ほぼ毎週視聴率トップを独占し、NBCの黄金時代を築く一角となり、日本にもこの人気が上陸。日本放送協会(NHK)が深夜放送で高視聴率をマークしたり、各民放テレビ局でも海外の医療ドラマを放送したり救命病棟24時のようにERに触発されて制作されたドラマが多くなった。
だが、初期の主演俳優を失い、ノア・ワイリーが抜けた後のシーズン12以降は視聴率が大きく低下、2009年のシーズン15で終了となった。なお、2009年4月2日の最終話では視聴者数が1620万人となり、最終話の視聴者数としては最高潮を迎えることになり「ジェシカおばさんの事件簿」以来となった。
シーズン | 放映開始 | 放映終了 | 視聴率 ランキング |
視聴者数 (100万人) |
---|---|---|---|---|
1 | 1994年9月19日 | 1995年5月18日 | #[2] | 219.08[2] |
2 | 1995年9月21日 | 1996年5月16日 | #[3] | 121.10[3] |
3 | 1996年9月26日 | 1997年5月15日 | #[4] | 130.79[4] |
4 | 1997年9月25日 | 1998年5月14日 | #[5] | 230.2[5] |
5 | 1998年9月24日 | 1999年5月20日 | #[6] | 125.4[6] |
6 | 1999年9月30日 | 2000年5月18日 | #[7] | 424.95[7] |
7 | 2000年10月12日 | 2001年5月17日 | #[8] | 222.4[8] |
8 | 2001年9月27日 | 2002年5月16日 | #[9] | 322.1[9] |
9 | 2002年9月26日 | 2003年5月15日 | #[10] | 619.99[10] |
10 | 2003年9月25日 | 2004年5月13日 | #[11] | 819.04[11] |
11 | 2004年9月23日 | 2005年5月19日 | #16[12] | 15.17[12] |
12 | 2005年9月22日 | 2006年5月18日 | #30[13] | 12.06[13] |
13 | 2006年9月21日 | 2007年5月17日 | #40[14] | 11.56[14] |
14 | 2007年9月27日 | 2008年5月15日 | #54[15] | [15] | 9.20
15 | 2008年9月25日 | 2009年4月2日 | #37[16] | 10.30[16] |
米国では、初回シーズン放映時にERは各エピソードで1900万人の視聴者を獲得し、その年で2番目に視聴された番組となった(一位はとなりのサインフェルド)。次のシーズン2,3では北米で最も視聴された番組となった。5年ものの間、ERはとなりのサインフェルドと視聴率トップ争いを繰り広げていたが、1998年にとなりのサインフェルドは終了し、ERは再びトップを取得した。最終シーズン15においては、1億6400万人の視聴者を獲得している[17]。
最も高視聴率であったエピソードは、シーズン2第7話の「地獄からの救出 - Hell and High Water」の45%であり、4800万人が視聴していた。これは1985年のドラマ「ダラス」の46%に次ぐ値である[18]。
日本では主にNHKで放送され、BS2で全15シーズンが放送完了。BShiではシーズン12まで、総合テレビでもシーズン13まで放送された。CSでも過去のシーズンが再放送されている。
翻訳の質、出演声優の演技力などの点で数ある海外ドラマの日本語版の中でも特にクオリティの高い作品として評価されている。
2011年10月からはWOWOWプライムで第1シーズンから再放送されている。フルHD解像度でシーズン14~15を放送したのは同局が日本初(NHKの最終2シーズン放送はSD解像度のBS2のみ)。スーパー! ドラマTVとDlifeがNHKの「予告編」とオープニング/エンディング映像、日本語版クレジットを流用し、スーパー! ドラマTVは本国版のクレジットも放送。WOWOWの放送は本編のみである。
(ER 15年の歴史をレギュラー出演者が語るER 最終シーズン15最終(22)話直前の特別番組。Retrospective=「回顧展」)
この節には、過剰に詳細な記述が含まれているおそれがあります。百科事典に相応しくない内容の増大は歓迎されません。 |
役名の後の()内には出演者がメインキャストとしてクレジットされたシーズンを表記し、それ以外のシーズンは「recurring」で表記。
2002年、シーズン6においてNHK総合は第13話と第14話(トータルでは126話と127話)の放送を中止した。前年にNHK-BS2で当シーズンを放送した際は放送していた。この回は精神分裂症(統合失調症)を扱っていた。前週では該当の回の予告編を放送していたにもかかわらず、放送時に中止および次回の繰り上げを告げる字幕を入れたのみで中止した。NHKは後に「内容が精神障害者への差別を助長、社会復帰への障害となる恐れがあるので、NHKの判断で放送を中止した」と説明した。
放送時間はそれぞれの国・地域の現地時刻。
全てワーナー・ホーム・ビデオより発売。未ブルーレイ化。Amazonプライムの(初期エピソードのリマスター版含む)HD版配信は字幕版のみで、吹替版のHD視聴が可能な配信サービスはHuluのみとみられる[21]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.