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航空自衛隊の戦闘機部隊 ウィキペディアから
第302飛行隊(だい302ひこうたい、JASDF 302nd Tactical Fighter Squadron)は、航空自衛隊北部航空方面隊第3航空団隷下の戦闘機部隊である。三沢基地に所属し、航空自衛隊では初となるF-35Aの運用部隊である。連絡機にT-4を運用している。
1974年(昭和49年)7月19日に千歳基地で臨時F-4EJ飛行隊が編成され、同年10月1日に「第302飛行隊」へと改編し航空自衛隊2番目のF-4EJ飛行隊として第2航空団隷下に配属された[1]。
千歳基地における第201飛行隊(F-15)の新編と、那覇基地の第207飛行隊(F-104)の解隊に伴い、1985年(昭和60年)11月26日に沖縄県那覇基地へ移駐し、第2航空団から第83航空隊隷下へ編入。1992年(平成 4年)には能力向上改修機(F-4EJ改)の受領が開始され、1995年(平成 7年)には機種更新を完了した。
日本の最北・最南端で長らく防空任務に就いた第302飛行隊は、2009年(平成21年)にF-15を運用する第204飛行隊と入れ換わる形で茨城県百里基地へ移駐し、首都圏の防空任務に従事した。
防衛省は2017年(平成29年)8月31日に公表した「平成30年度概算要求の概要」の中で、第302飛行隊のF-35Aへの機種改編と三沢基地への移駐計画を明らかにした[2]。同年12月1日には三沢基地において臨時F-35A飛行隊が編成されてF-35Aの受け入れ態勢が整えられ[3]、2018年(平成30年)1月26日に1機目のF-35A(89-8706号機)が臨時F-35A飛行隊に配備された[4]。臨時F-35A飛行隊へのF-35A配備は2018年度に12機体制となり、2019年(平成31年)3月19日に百里基地でF-4EJ改がラストフライトし[5]、同年3月26日に三沢基地において部隊新編が完了した[6]。
部隊マークは尾白鷲をモデルにしており、同隊が北海道で発足したことを意味している。羽・尾・脚で「三〇二」を表すようデザインされている。 このマークは航空自衛隊戦闘機部隊の中で一番サイズが大きいことでも有名で、これは「部隊マークは国籍標識(日の丸)より小さいサイズにしなければならない」という現行規定が、制作当時は存在しなかったためといわれている。部隊章はスズランの花をかたどったものに日の丸と運用機種であるF-4のシルエット、「ファントムII」の文字を重ねたデザインである。
臨時F-35A飛行隊では、風神雷神図屏風の雷神をモチーフとしたものになっており、新生第302飛行隊へ引き継がれるものとみられていたが[7]、2020年3月2日に航空自衛隊三沢基地公式ホームページにてオジロワシの描かれたF-35Aの姿が公開された[8]。
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