滝部駅
山口県下関市豊北町にある西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
山口県下関市豊北町にある西日本旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
滝部駅(たきべえき)は、山口県下関市豊北町大字滝部字森友にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅である。事務管コードは▲800709[2]。
長門市駅 - 幡生駅間における、数少ない有人駅の1つで、朝晩には両方向へ折返し列車が設定される。以前は特急「いそかぜ」も停車していた。
大正期に山陰本線最後の連結区間として、この地域の鉄道敷設が行われた。当初、本線は日本海沿いに敷設される予定であったが、地域の要望や予算等により、当駅と特牛駅の2駅が内陸にあるような線形となった(鉄道と政治を参照)。
国鉄時代には、夜中3時台に当駅始発で出発する下関行普通列車があった。この列車は全国で最も早い時刻の始発列車であった[注釈 1](※夜行列車除く)。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。以前は単式・島式ホーム複合型2面3線を有し、列車交換可能であったが、駅舎から一番遠い1線(3番線)の分岐器・信号機が撤去され、線路が本線から切り離された。そのため、当駅で系統分断される列車同士の乗継にはホームの移動を伴うようになった。駅舎は元々単式であった1番ホーム側にあり、両ホームは小串寄りにある無蓋跨線橋で連絡している。ホーム上に待合室がある。以前は夜間滞泊も行われていたが、当該列車運転区間が小串駅までに短縮され、消滅した。
長門鉄道部が管理する[10]簡易委託駅(NPO法人「環境みらい下関 豊北支部」受託)[4]。月・木を除いて窓口営業を行っている。
近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通り。2022年の年間利用客数は5万3425人である[12]。
乗車人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
1999 | 400 |
2000 | 393 |
2001 | 368 |
2002 | 351 |
2003 | 328 |
2004 | 310 |
2005 | 280 |
2006 | 304 |
2007 | 311 |
2008 | 304 |
2009 | 290 |
2010 | 266 |
2011 | 250 |
2012 | 239 |
2013 | 208 |
2014 | 185 |
2015 | 165 |
2016 | 166 |
2017 | 164 |
2018 | 182 |
2019 | 212 |
2020 | 202 |
2021 | 198 |
2022 | 146 |
下関市豊北町(旧豊北町域)の中心部に近く、当駅に並行する県道39号線を北東に約600m進んだ所に下関市役所豊北総合支所があり、その周辺に商店・施設等がある。前述した経緯により、海岸からは遠く離れた内陸部に位置している。なお、角島は隣の特牛駅が最寄駅となるが、当駅からもバスで行くことが可能。
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