松山大学
愛媛県松山市にある私立大学 ウィキペディアから
愛媛県松山市にある私立大学 ウィキペディアから
松山大学(まつやまだいがく、英語: Matsuyama University)は、愛媛県松山市文京町4-2に本部を置く日本の私立大学。1923年創立、1949年大学設置。大学の略称は松大(まつだい)。
1923年(大正12年)松山高等商業学校は四国で最初の、日本で三番目の私立高等商業学校として創立された。以来、7万を超える卒業生を送り出し、政財界での活躍も多数。経済学部、経営学部、人文学部、法学部、薬学部の5学部を設置する四国最大の私立大学である[1]。
法学部には大学院の修士課程、経済学部と経営学部および人文学部には修士課程・博士課程、薬学部には、博士課程を有する。
キャンパスは愛媛県松山市の中心市街にあり、四国最大の国立大学愛媛大学と校地を接している。図書館の蔵書数は中四国最大。同窓会温山会は7万9千の会員と42の支部を国内、国外に設置する。中四国地方を中心に学生が集まり学生の半数は一人暮らしをしている[1]。
松山大学では「教育方針」を制定しており、その中で大学の目的や使命を明確化している。科学の総合的かつ専門的な研究と教育を目的として掲げ、人材養成を通じて社会の発展を図ることを使命としている[2]。
建学の精神である三実主義、すなわち真実・忠実・実用の精神を伝統的な教育理念としている。
今日の松山大学では、前身の松山高等商業学校の設立に寄与した新田長次郎、加藤恒忠、加藤彰廉を「三恩人」と呼んでいる[3]。
1923年(大正12年)に松山出身の大阪の実業家である新田長次郎(温山)の出資をもとに、正岡子規の叔父で当時松山市長の加藤恒忠(拓川)および後の初代校長となる加藤彰廉(元大阪高等商業学校校長)の3人によって創立された松山高等商業学校が起源である。新田は東京証券取引所一部上場のニッタの創業者でもある。
四国で最も古い歴史を持つ私立文系大学であったが、平成18年度に薬学部を新設した。2023年に、開学100年を迎える。2025年に情報学部を新設予定。
校歌として、北川康宏が作詞し團伊玖磨が作曲した『松山大学校歌』が定められている[11]。また、松山大学の前身である松山高等商業学校では、沼波武夫が作詞し山田耕筰が作曲した『松山高等商業学校校歌』が校歌として歌われていた[11]。のちに松山商科大学となった際は、旧高商校歌の一部を修正し『松山商科大学校歌』として引き継いだ[11]。
2015年5月14日に、愛媛県のマスコットキャラクター「みきゃん」とコラボレーションした「松大みきゃん」が愛媛県庁と大学から発表された[12]。みきゃんの「お友達」という設定で、夏目漱石の坊つちやんに登場する「坊っちゃん」と「マドンナ」をイメージした衣装に身を包み、「松大みきゃん(坊っちゃん)」の頭部には松山大学の名前が入った学帽が、「松大みきゃん(マドンナ)」の頭部には松山大学のシンボルマークをモチーフとしたリボンが付いている[13]。
大学祭の名称は「熟田津祭」(にぎたつ)で、例年11月中旬に開催される。
文化系、体育系、同好会、非公認同好会など合わせて100以上のクラブ・サークル・同好会が活動している。中国・四国地区で常に上位を占めるものや、全国でも優秀な実績を持つものも多い。平成19年の第56回四国地区大学総合体育大会(四国インカレ)では、男子は優勝を逸したが、女子は21年連続21度目の優勝を遂げた。ちなみに、昨年まで男子は21年連続となる47度目、男女総合は20年連続の優勝を続けていた。
同窓会は、創立者の雅号を冠し「温山会」と呼び、創設は1927年(昭和2年)。全国各地とニューヨークに合わせて42の支部があり、合わせて会員約6万人。
松山市の中心部に近く、「松山城」北部に広がる文京地区に位置している。
主に運動部が活動している。
主に運動部が活動している。
ゼミや研究などの会議にて使用されている。創立者新田長次郎が建築させた洋館であり、新田家から大学側に寄贈された施設である[14]。また、NHKの朝の連続テレビ小説「わかば」(ロケ地:神戸、淡路島)ではわかばの住む家として、同じく連続テレビ小説「マッサン」ではヒロイン・エリーがお世話になる大富豪・野々村家として撮影された。
東京都周辺での就職活動やインターンシップの支援活動をはじめ、国や都道府県東京事務所からの情報収集などを行っている[15]。 同オフィスが所在するニッタビルは、新田長次郎が創業したニッタの所有であり、同社東京支店も当ビル内にある。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.