日経・経済図書文化賞(にっけい・けいざいとしょぶんかしょう)は、日本経済新聞社と日本経済研究センターが、経済および経営・会計分野の学問、知識の向上に貢献するとともに、その一般普及・応用に寄与することを目的として、1958年(昭和33年)に設立した。著者および出版社を表彰する。
第1回(1958年度) - 第10回(1967年度)
- 第4回(1961年度)
- 篠原三代平「日本経済の成長と循環」(創文社)
- 石川滋「中国における資本蓄積機構」(岩波書店)
- 大原総一郎「化学繊維工業論」(東京大学出版会)
- 三菱経済研究所「企業の成長と収益性」(東洋経済新報社)
- 沼田嘉穂「固定資産会計」(ダイヤモンド社)
- 一橋大学経済研究所編「解説日本経済統計」(岩波書店)
- ロストウ著、木村健康・久保まち子・村上泰亮訳「経済成長の諸段階―一つの非共産主義宣言」(ダイヤモンド社)
- 第6回(1963年度)
- 番場嘉一郎「棚卸資産会計」(国元書房)
- 岡稔「計画経済論序説」(岩波書店)
- 竹内啓「数理統計学 データ解析の方法」(東洋経済新報社)
- 新沢嘉芽統「河川水利調整論」(岩波書店)
- 近藤文二「社会保険」(岩波書店)
- 河野豊弘「長期経営計画の基礎」(ダイヤモンド社)
- 田中時彦「明治維新の政局と鉄道建設」(吉川弘文館)
- ドラッカー著、岩根忠訳「経済人の終わり―新全体主義の研究」(東洋経済新報社)
- 第7回(1964年度)
- 小宮隆太郎編「戦後日本の経済成長」(岩波書店)
- 大内力「日本経済論」上・下巻(東京大学出版会)
- 西沢脩「研究開発費会計」(白桃書房)
- 大内経雄「フォアマン制度の研究」(ダイヤモンド社)
- 松川七郎「ウィリアム・ペティ」上・下巻(岩波書店)
- 中野卓「商家同族団の研究」(未來社)
- アジア経済研究所編「アジア経済の長期展望」(東京大学出版会)
第11回(1968年度) - 第20回(1977年度)
- 第12回(1969年度)
- 溝口敏行・浜田宗雄「経済時系列の分析」(勁草書房)
- 鈴木金三「銀行行動の理論」(東洋経済新報社)
- 柴川林也「投資決定論」(同文舘出版)
- 二階堂副包「Convex Structures and Economic Theory」(Academic Press)
- 熊代幸雄「比較農法論」(御茶の水書房)
- 第13回(1970年度)
- 南亮進「日本経済の転換点」(創文社)
- 佐野陽子「賃金決定の計量分析」(東洋経済新報社)
- 佐和隆光「計量経済学の基礎」(東洋経済新報社)
- 降旗武彦「経営管理過程論の新展開」(日本生産性本部)
- 渡部経彦「数量経済分析」(創文社)
- 第14回(1971年度)
- 村松祐次「近代江南の租棧」(東京大学出版会)
- 大野忠男「シュムペーター体系研究」(創文社)
- 梅村又次「労働力の構造と雇用問題」(岩波書店)
- 青木昌彦「組織と計画の経済理論」(岩波書店)
- 西川孝治郎「日本簿記史談」(同文舘出版)
- 第15回(1972年度)
- 高村直助「日本紡績業史序説」上・下巻(塙書房)
- 唯是康彦「食料の経済分析」(同文書院)
- 深沢宏「インド社会経済史研究」(東洋経済新報社)
- 稲田献一・関口末夫・庄田安豊「経済発展のメカニズム その理論と実証」(創文社)
- 吉野洋太郎「The Japanese Marketing System: Adaptations and Innovations」(MIT Press)
- 第16回(1973年度)
- 速水融「近世農村の歴史人口学的研究―信州諏訪地方の宗門改帳分析」(東洋経済新報社)
- 小野旭「戦後日本の賃金決定」(東洋経済新報社)
- 速水佑次郎「日本農業の成長過程」(創文社)
- 市川洋・林英機「財政の計量経済学 租税、政府支出および社会保障の計量理論」(勁草書房)
- 根岸隆「General Equilibrium Theory and International Trade」(North-Holland)
- 岡本清「原価計算」(国元書房)
- 第17回(1974年度)
- 斎藤光雄「一般均衡と価格」(創文社)
- 大川一司他「日本の経済成長 20世紀における趨勢加速」(東洋経済新報社)
- 宮崎義一「現代の日本企業を考える」(岩波書店)
- 野口悠紀雄「情報の経済理論」(東洋経済新報社)
- 朝倉孝吉・西山千明編「日本経済の貨幣的分析―1868-1970」(創文社)
- 野中郁次郎「組織と市場」(千倉書房)
- 第19回(1976年度)
- 嵐嘉一「近世稲作技術史 その立地生態的解析」(農山漁村文化協会)
- 行沢健三「労働生産性の国際比較」(創文社)
- 今井賢一「現代産業組織」(岩波書店)
- 目良浩一「Income Distribution and Regional Development」(University of Tokyo Press)
- 森實「監査論研究」(白桃書房)
- 山田珠夫「企業財務と選択理論」(多賀出版)
第21回(1978年度) - 第30回(1987年度)
- 第22回(1979年度)
- 石弘光「租税政策の効果 数量的接近」(東洋経済新報社)
- 土屋清「飛翔の時機は来た」(山手書房)
- 奥田央「ソヴェト経済政策史 市場と営業」(東京大学出版会)
- 福岡正夫「一般均衡理論」(創文社)
- 森田哲弥「価格変動会計論」(国元書房)
- 清水龍瑩「企業行動と成長要因の分析」(有斐閣)
- 第23回(1980年度)
- 新保生二「現代日本経済の解明」(東洋経済新報社)
- 筑井甚吉・村上泰亮「Turnpike Optimality in Input-Output Systems: Theory and Application for Planning」(North-Holland)
- 堀内昭義「日本の金融政策 金融メカニズムの実証分析」(東洋経済新報社)
- 八代尚宏「現代日本の病理解明」(東洋経済新報社)
- 小松芳喬「産業革命期の企業者像」(早稲田大学出版部)
- 木村栄一「ロイズ保険証券生成史」(海文堂出版)
- 第24回(1981年度)
- 太田誠「品質と価格」(創文社)
- 田代和生「近世日朝通交貿易史の研究」(創文社)
- 金本良嗣「Theories of Urban Externalities」(North-Holland)
- 香西泰「高度成長の時代 現代日本経済史ノート」(日本評論社)
- 小林健吾「原価計算発達史 直接原価計算の史的考察」(中央経済社)
- 吉原英樹・佐久間昭光・伊丹敬之・加護野忠男「日本企業の多角化戦略 経営資源アプローチ」(日本経済新聞社)
- 第26回(1983年度)
- 本間正明「租税の経済理論」(創文社)
- 寺西重郎「日本の経済発展と金融」(岩波書店)
- 山口三十四「日本経済の成長会計分析」(有斐閣)
- 植田和男「国際マクロ経済学と日本経済」(東洋経済新報社)
- 深尾光洋「為替レートと金融市場」(東洋経済新報社)
- 田中隆雄「管理会計発達史」(森山書店)
- 第27回(1984年度)
- 鈴村興太郎「Rational Choice, Collective Decisions and Social Welfare」(Cambridge University Press)
- 山澤逸平「日本の経済発展と国際分業」(東洋経済新報社)
- 井堀利宏「現代日本財政論 財政問題の理論的研究」(東洋経済新報社)
- 吉川洋「マクロ経済学研究」(東京大学出版会)
- 石井寛治「近代日本とイギリス資本 ジャーディン=マセソン商会を中心に」(東京大学出版会)
- 門田安弘「Toyota production system: practical approach to production management」(Industrial Engineering and Management Press, Institute of Industrial Engineers)
- 第28回(1985年度)
- 塩野谷祐一「価値理念の構造 効用対権利」(東洋経済新報社)
- 森棟公夫「経済モデルの推定と検定」(共立出版)
- 小野善康「国際企業戦略と経済政策」(東洋経済新報社)
- 翁邦雄「期待と投機の経済分析」(東洋経済新報社)
- 安藤英義「商法会計制度論」(国元書房)
- 日本経済新聞社編「ゼミナール 日本経済入門」(日本経済新聞社)
- 第30回(1987年度)
- 上野裕也「競争と規制-現代の産業組織」(東洋経済新報社)
- 天野雅敏「阿波藍経済史研究」(吉川弘文館)
- 猪木武徳「経済思想」(岩波書店)
- 斎藤憲「新興コンツェルン理研の研究」(時潮社)
第31回(1988年度) - 第40回(1997年度)
- 第31回(1988年度)
- 伊藤元重・奥野正寛・清野一治・鈴村興太郎「産業政策の経済分析」(東京大学出版会)
- 山本拓「経済の時系列分析」(創文社)
- 筒井義郎「金融市場と銀行業 産業組織の経済分析」(東洋経済新報社)
- 宮本又郎「近世日本の市場経済 大坂米市場分析」(有斐閣)
- 後藤純一「国際労働経済学 貿易問題への新しい視点」(東洋経済新報社)
- 香村光雄「現代企業会計と証券市場」(同文舘出版)
- 第32回(1989年度)
- 大川一司・篠原三代平・梅村又次編「長期経済統計ー推計と分析」全14巻(東洋経済新報社)
- 吉岡完治「日本の製造業・金融業の生産性分析 規模の経済性・技術変化の実証研究」(東洋経済新報社)
- 杉山伸也「Japan's Industrialization in the World Economy, 1859-1899: Export Trade and Overseas Competition」(Athlone Press)
- 第34回(1991年度)
- 金子文夫「近代日本における対満州投資の研究」(近藤出版社)
- 石川経夫「所得と富」(岩波書店)
- 坂本多加雄「市場・道徳・秩序」(創文社)
- 樋口美雄「日本経済と就業行動」(東洋経済新報社)
- 金井壽宏「変革型ミドルの探求」(白桃書房)
- 桜井久勝「会計利益情報の有用性」(千倉書房)
- 第35回(1992年度)
- 兼光秀郎「国際経済政策」(東洋経済新報社)
- 鶴見誠良「日本信用機構の確立-日本銀行と金融市場」(有斐閣)
- 洞口治夫「日本企業の海外直接投資-アジアへの進出と撤退」(東京大学出版会)
- 松井透「世界市場の形成」(岩波書店)
- 藤本隆宏他「Product Development Performance: Strategy, Organization, and Management in the World Auto Industry」(Harvard Business School Press)
- 中野常男「会計理論生成史」(中央経済社)
- 第36回(1993年度)
- 丸山雅祥「日本市場の競争構造-市場と取引」(創文社)
- 栗田啓子「エンジニア・エコノミスト フランス公共経済学の成立」(東京大学出版会)
- 西村清彦「Imperfect Competition, Differential Information, and Microfoundations of Macroeconomics」(Oxford University Press)
- 尾高煌之助「職人の世界・工場の世界」(リブロポート)
- 森川英正「Zaibatsu: The Rise and Fall of Family Enterprise Groups in Japan」(University of Tokyo Press)
- 第37回(1994年度)
- 大瀧雅之「景気循環の理論 現代日本経済の構造」(東京大学出版会)
- 橘木俊詔・下野恵子「個人貯蓄とライフサイクル 生涯収支の実証分析」(日本経済新聞社)
- 田村信一「グスタフ・シュモラー研究」(御茶の水書房)
- 山本有造「両から円へ 幕末、明治前期貨幣問題研究」(ミネルヴァ書房)
- 市石達郎「The Cooperative Nature of the Firm」(Cambridge University Press)
- 第38回(1995年度)
- 大塚啓二郎・村上直樹・劉徳強「中国のミクロ経済改革―企業と市場の数量分析」(日本経済新聞社)
- 清川雪彦「日本の経済発展と技術普及」(東洋経済新報社)
- 千代田邦夫「アメリカ監査論」(中央経済社)
- 西口敏宏「Strategic Industrial Sourcing: The Japanese Advantage」(Oxford University Press)
- 福田慎一「価格変動のマクロ経済学」(東京大学出版会)
- 第39回(1996年度)
- 杉原薫「アジア間貿易の形成と構造」(ミネルヴァ書房)
- 高山憲之・有田富美子「貯蓄と資産形成-家計資産のマイクロデータ」(岩波書店)
- 竹内洋「日本のメリトクラシー 構造と心性」(東京大学出版会)
- 速水佑次郎「開発経済学」(創文社)
- 第40回(1997年度)
- 浅沼萬里「日本の企業組織 革新的適応のメカニズム」(東洋経済新報社)
- 延岡健太郎「マルチプロジェクト戦略 ポストリーンの製品開発マネジメント」(有斐閣)
- 畠中道雄「Time-Series-Based Econometrics: Unit Roots and Co-Integrations」(Oxford University Press)
- 安冨歩「「満州国」の金融」(創文社)
第41回(1998年度) - 第50回(2007年度)
- 第41回(1998年度)
- 林文夫「Understanding Saving: Evidence from the United States and Japan 」(MIT Press)
- 谷本雅之「日本における在来的経済発展と織物業」(名古屋大学出版会)
- 小川一夫・北坂真一「資産市場と景気変動 現代日本経済の実証分析」(日本経済新聞社)
- 山岸俊男「信頼の構造 こころと社会の進化ゲーム」(東京大学出版会)
- 第42回(1999年度)
- 八田達夫・小口登良「年金改革論 積立方式へ移行せよ」(日本経済新聞社)
- 三輪芳朗・神田秀樹・柳川範之編「会社法の経済学」(東京大学出版会)
- 権上康男「フランス資本主義と中央銀行 フランス銀行近代化の歴史」(東京大学出版会)
- 大村敬一・川北英隆・宇野淳・俊野雅司「株式市場のマイクロストラクチャー―株価形成メカニズムの経済分析」(日本経済新聞社)
- 第43回(2000年度)
- 藤田昌久他「The Spatial Economy: Cities, Regions, and International Trade」(MIT Press)
- 山崎福寿「土地と住宅市場の経済分析」(東京大学出版会)
- 沼上幹「液晶ディスプレイの技術革新史 行為連鎖システムとしての技術」(白桃書房)
- 佐藤郁哉「現代演劇のフィールドワーク 芸術生産の文化社会学」(東京大学出版会)
- 第44回(2001年度)
- 黒崎卓「開発のミクロ経済学」(岩波書店)
- 齊藤誠「金融技術の考え方・使い方」(有斐閣)
- 小林慶一郎・加藤創太「日本経済の罠 なぜ日本は長期低迷を抜け出せないのか」(日本経済新聞社)
- 浅子和美「マクロ安定化政策と日本経済」(岩波書店)
- 松本俊郎「「満洲国」から新中国へ 鞍山鉄鋼業からみた中国東北の再編過程 1940~1954」(名古屋大学出版会)
- 第45回(2002年度)
- 小佐野広「コーポレート・ガバナンスの経済学」(日本経済新聞社)
- 玄田有史「仕事のなかの曖昧な不安―揺れる若年の現在」(中央公論新社)
- 宮下國生「日本物流業のグローバル競争」(千倉書房)
- 星岳雄「Corporate Financing and Governance in Japan: The Road to the Future」(MIT Press)
- 第46回(2003年度)
- 松井彰彦「慣習と規範の経済学 ゲーム理論からのメッセージ」(東洋経済新報社)
- 青木正直「Modeling Aggregate Behavior and Fluctuations in Economics: Stochastic Views of Interacting Agents」(Cambridge University Press)
- 中林真幸「近代資本主義の組織」(東京大学出版会)
- 中川雅之「都市住宅政策の経済分析」(日本評論社)
- 第47回(2004年度)
- 国友直人・高橋明彦「数理ファイナンスの基礎 マリアバン解析と漸近展開の応用」(東洋経済新報社)
- 赤井伸郎・佐藤主光・山下耕治「地方交付税の経済学:理論・実証に基づく改革」(有斐閣)
- 岩田規久男「昭和恐慌の研究」(東洋経済新報社)
- 園部哲史・大塚啓二郎「産業発展のルーツと戦略」(知泉書館)
- 第49回(2006年度)
- 宮尾龍蔵「マクロ金融政策の時系列分析-政策効果の理論と実証」(日本経済新聞社)
- 阿部正浩「日本経済の環境変化と労働市場」(東洋経済新報社)
- 富田俊基「国債の歴史-金利に凝縮された過去と未来」(東洋経済新報社)
- 大月康弘「帝国と慈善 ビザンツ」(創文社)
- 中島隆信「障害者の経済学」(東洋経済新報社)
第51回(2008年度) - 第60回(2017年度)
- 第51回(2008年度)
- 西村和雄・矢野誠「マクロ経済動学」(岩波書店)
- 斎藤修「比較経済発展論 -歴史的アプローチ-」(岩波書店)
- 川口章「ジェンダー経済格差 なぜ格差が生まれるのか、克服の手がかりはどこにあるのか」(勁草書房)
- 阿部彩・國枝繁樹・鈴木亘・林正義「生活保護の経済分析」(東京大学出版会)
- 西沢和彦「年金制度は誰のものか」(日本経済新聞出版社)
- 第52回(2009年度)
- 小西秀樹「公共選択の経済分析」(東京大学出版会)
- 中村二朗・内藤久裕・神林龍・川口大司・町北朋洋「日本の外国人労働力 経済学からの検証」(日本経済新聞出版社)
- 印南一路「「社会的入院」の研究 高齢者医療最大の病理にいかに対処すべきか」(東洋経済新報社)
- 第53回(2010年度)
- 和田一夫「ものづくりの寓話 -フォードからトヨタへ-」(名古屋大学出版会)
- 細野薫「金融危機のミクロ経済分析」(東京大学出版会)
- 野田知彦「雇用保障の経済分析 -企業パネルデータによる労使関係-」 (ミネルヴァ書房)
- 小塩隆士「再分配の厚生分析 -公平と効率を問う-」 (日本評論社)
- 第54回(2011年度)
- 太田聰一「若年者就業の経済学」(日本経済新聞出版社)
- 斉藤淳「自民党長期政権の政治経済学 -利益誘導政治の自己矛盾-」(勁草書房)
- 菅山真次「『就社』社会の誕生 -ホワイトカラーからブルーカラーへ-」 (名古屋大学出版会)
- 小堀聡「日本のエネルギー革命 -資源小国の近現代-」 (名古屋大学出版会)
- 第55回(2012年度)
- 小池和男「高品質日本の起源 発言する職場はこうして生まれた」(日本経済新聞出版社)
- 深尾京司「『失われた20年』と日本経済 構造的原因と再生への原動力の解明」(日本経済新聞出版社)
- 武石彰・青島矢一・軽部大「イノベーションの理由 資源動員の創造的正当化」 (有斐閣)
- 高槻泰郎「近世米市場の形成と展開 幕府司法と堂島米会所の発展」 (名古屋大学出版会)
- 池田新介「自滅する選択 先延ばしで後悔しないための新しい経済学」(東洋経済新報社)
- 第56回(2013年度)
- 澤田康幸・上田路子・松林哲也「自殺のない社会へ―経済学・政治学からのエビデンスに基づくアプローチ」 (有斐閣)
- 山重慎二「家族と社会の経済分析―日本社会の変容と政策的対応」(東京大学出版会)
- 鈴木竜太「関わりあう職場のマネジメント」 (有斐閣)
- 大日方隆「利益率の持続性と平均回帰」 (中央経済社)
- 沢井実「近代日本の研究開発体制」 (名古屋大学出版会)
- 第57回(2014年度)
- 山本勲・黒田祥子「労働時間の経済分析―超高齢社会の働き方を展望する」 (日本経済新聞出版社)
- 瀬古美喜「日本の住宅市場と家計行動」(東京大学出版会)
- 森川正之「サービス産業の生産性分析―ミクロデータによる実証」 (日本評論社)
- 第58回(2015年度)
- 田口聡志「実験制度会計論―未来の会計をデザインする」 (中央経済社)
- 冨浦英一「アウトソーシングの国際経済学―グローバル貿易の変貌と日本企業のミクロ・データ分析」 (日本評論社)
- 清田耕造「拡大する直接投資と日本企業―世界のなかの日本経済:不確実性を超えて7」 (NTT出版)
- 島本実「計画の創発―サンシャイン計画と太陽光発電」 (有斐閣)
- 彭浩「近世日清通商関係史」 (東京大学出版会)
- 第59回(2016年度)
- 清水洋「ジェネラル・パーパス・テクノロジーのイノベーション」 (有斐閣)
- 石川亮太「近代アジア市場と朝鮮」 (名古屋大学出版会)
- 上原兼善「近世琉球貿易史の研究」 (岩田書院)
- 薄井彰「会計制度の経済分析」 (中央経済社)
- 久保田敬一・竹原均「Reform and Price Discovery at the Tokyo Stock Exchange: From 1990 to 2012」(東京証券取引所の改革と価格発見 1990-2012年)(Palgrave Macmillan)
- 第60回(2017年度)
- 岩本康志・鈴木亘・両角良子・湯田道生「健康政策の経済分析」 (東京大学出版会)
- 神田さやこ「塩とインド」 (名古屋大学出版会)
- 山口一男「働き方の男女不平等」 (日本経済新聞出版社)
- 鶴光太郎「人材覚醒経済」 (日本経済新聞出版社)
- 伊藤公一朗「データ分析の力 因果関係に迫る思考法」 (光文社)
第61回(2018年度) -
- 第61回(2018年度)
- 鈴木健嗣「日本のエクイティ・ファイナンス」(中央経済社)
- 中村亮介・河内山拓磨「財務制限条項の実態・影響・役割:債務契約における会計情報の活用」(同)
- 西村清彦・尾崎裕之 Economics of Pessimism and Optimism: Theory of Knightian Uncertainty and Its Applications, Tokyo: Springer, 2017.(悲観と楽観の経済学)
- 高島正憲「経済成長の日本史:古代から近世の超長期GDP推計730-1874」(名古屋大学出版会)
- 第62回(2019年度)
- 萬代悠「近世畿内の豪農経営と藩政」 (塙書房)
- 小川道大「帝国後のインド:近世的発展のなかの植民地化」 (名古屋大学出版会)
- 伊藤隆敏・鯉渕賢・佐藤清隆・清水順子 Managing Currency Risk: how Japanese firms choose invoicing currency,Cheltenham, Northampton: Edward Elgar Publishing, 2018.(為替リスク管理と貿易建値通貨選択)
- 白川方明「中央銀行:セントラルバンカーの経験した39年」 (東洋経済新報社)
- 第64回(2021年度)
- 山口慎太郎「子育て支援の経済学」(日本評論社)
- 大橋弘「競争政策の経済学:人口減少・デジタル化・産業政策」(発行:日経BP日本経済新聞出版、発売:日経BPマーケティング)
- 中島楽章「大航海時代の海域アジアと琉球:レキオスを求めて」(思文閣出版)
- 櫻川昌哉「バブルの経済理論:低金利、長期停滞、金融劣化」(発行:日経BP日本経済新聞出版、発売:日経BPマーケティング)
- 小林佳世子「最後通牒ゲームの謎:進化心理学からみた行動ゲーム理論入門」(日本評論社)
- 第65回(2022年度)
- 長岡貞男「発明の経済学:イノベーションへの知識創造」(日本評論社)
- 植杉威一郎「中小企業金融の経済学:金融機関の役割政府の役割」(発行:日経BP日本経済新聞出版、発売:日経BPマーケティング)
- 山口朋泰「日本企業の利益マネジメント:実体的裁量行動の実証分析」(中央経済社)
- 矢作敏行「コマースの興亡史:商業倫理・流通革命・デジタル破壊」(発行:日経BP日本経済新聞出版、発売:日経BPマーケティング)
- 渡辺努「物価とは何か」(講談社〈講談社選書メチエ〉)
- 第66回(2023年度)
- 宇南山卓「現代日本の消費分析:ライフサイクル理論の現在地」(慶應義塾大学出版会)
- 室岡健志「行動経済学」(日本評論社)
- 東島雅昌「民主主義を装う権威主義:世界化する選挙独裁とその論理」(千倉書房)
- 竹林史郎「歴史学派とドイツ社会学の起原:学問史におけるヴェーバー資本主義論」(ミネルヴァ書房)※原タイトル:Die Entstehung der Kapitalismustheorie in der Gründungsphase der deutschen Soziologie, の田村信一・山田正範による翻訳
- 廣光俊昭「哲学と経済学から解く世代間問題:経済実験に基づく考察」(日本評論社)