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日本のライトノベルシリーズ ウィキペディアから
「戯言シリーズ」(ざれごとシリーズ)は、西尾維新のデビュー作『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』(クビキリサイクル あおいろサヴァンとざれごとづかい)をはじめとする小説シリーズ。イラストは竹が担当している。初代担当編集者は太田克史。7作品(10冊)が刊行されている。
戯言シリーズ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ジャンル | ミステリー、バトルアクション、ロー・ファンタジー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
小説 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者 | 西尾維新 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
イラスト | 竹 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出版社 | 講談社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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レーベル | 講談社ノベルス・講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
刊行期間 | 2002年2月5日 - (ノベルス) 2008年4月15日 - (文庫) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
巻数 | 既刊10巻(2023年2月現在) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
小説:人間シリーズ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者 | 西尾維新 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
イラスト | 竹 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出版社 | 講談社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
掲載誌 | メフィスト | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レーベル | 講談社ノベルス・講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
刊行期間 | 2004年2月5日 - 2010年3月25日 (ノベルス) 2011年12月15日 - 2014年10月15日 (文庫) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
巻数 | 全7巻 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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小説:最強シリーズ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者 | 西尾維新 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
イラスト | 竹 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出版社 | 講談社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
掲載誌 | メフィスト | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レーベル | 講談社ノベルス・講談社文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
連載期間 | 2014 VOL.1 - 2018 VOL.1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
刊行期間 | 2015年4月23日 - 2020年5月11日 (ノベルス) 2020年5月15日 - 2022年8月10日 (文庫) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
巻数 | 全4巻 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
小説:人類最強のヴェネチア | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者 | 西尾維新 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
イラスト | 竹 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出版社 | 講談社 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
掲載誌 | メフィスト | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
掲載号 | 2020 VOL.1 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
刊行期間 | 2020年11月11日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
OVA:クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
原作 | 西尾維新 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
総監督 | 新房昭之 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
監督 | 八瀬祐樹 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
シリーズ構成 | 東冨耶子、新房昭之 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
脚本 | 木澤行人 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
キャラクターデザイン | 渡辺明夫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
音楽 | 梶浦由記 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
アニメーション制作 | SHAFT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
製作 | アニプレックス、講談社、SHAFT | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発表期間 | 2016年10月26日 - 2017年9月27日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
話数 | 全8話 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
テンプレート - ノート | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロジェクト | 漫画 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ポータル | 文学・漫画 |
外伝作品である「人間シリーズ」(にんげんシリーズ)、「哀川潤の失敗」(あいかわじゅんのしっぱい)、「最強シリーズ」(さいきょうシリーズ)、『人類最強のヴェネチア』(じんるいさいきょうのヴェネチア)についても本項で記述する。
主人公である「ぼく」が、周りで起きる殺人事件を解決へと導いていく推理小説であるが、物語が進むに連れてミステリー要素は少なくなっていく。戯言シリーズ全体の英題は「Juvenile Talk」。
講談社ノベルス(講談社)より2002年2月5日から刊行されている。後に文庫化され、講談社文庫より2008年4月15日から刊行されている。「新青春エンタ」を標榜している。
第1作『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』は第23回メフィスト賞を受賞している[2]。文芸雑誌『メフィスト』上の座談会では何回も話題になった上での受賞となった[要出典]。日経BP社がインターネットで実施したアンケートを基に公表した「2003年度ライトノベルランキング」では5位を獲得している[3]。「このライトノベルがすごい!」作品部門では2005年版で2位[4]、2006年版で第1位[5]、2007年版で3位を獲得している[6]。
シリーズ物であるがネタバレには配慮されており、どの巻から読んでも問題のない作りになっている(複数巻構成である『サイコロジカル』『ネコソギラジカル』以外)[7]。
2016年5月6日にアニメ化プロジェクトが発表。同年8月20日に『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』がシャフトによってOVAで映像化され、同年10月26日以降、全8巻で発売される。
同作者の「〈物語〉シリーズ」とのコラボ小説『混物語』として「第軍話 しおぎレンジャー」、「第招話 あかりトリプル」、「第喰話 りずむロックン」、「第大話 みここコミュニティ」が存在する。
本シリーズは2005年11月7日刊行の『ネコソギラジカル(下) 青色サヴァンと戯言遣い』で完結とされていたが、2022年8月7日公開の西尾維新デビュー20周年記念PVにて新作『キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘』を刊行することが発表され[8]、2023年2月8日に刊行された[9]。
「『萌え』と『ミステリー』の融和」を目指して描かれた作品であり[10]、作中には多数のいわゆる「萌えキャラ」が登場し、「萌え要素」自体が伏線になっていることもある[10]。
元々は推理小説として書き始められたが[11]、物語が進むにつれて「人外バトル」的な要素が増えていき、『ヒトクイマジカル』の頃にはミステリー要素はほぼ放棄されている[12]。また西尾が「キャラクターを書くのが楽しくなった」という理由で「萌えとミステリーの融和」は二の次になっていくが[13]、「萌えキャラが次々にあっさりと死んでいく」という点はどの巻でもほぼ共通している。
また、西尾はツタヤとのインタビューの中で、本シリーズにおいて一人のキャラクターを確立させたら、対となるキャラクターを作るという手法を取っていることを明らかにしている[14]。たとえば、玖渚友と戯言遣いはコンビであると同時に対照的なキャラクター性が持たれているほか、零崎人識は戯言遣いの対となるキャラクターとして作られた[14]。さらに、零崎人識の兄たちのように、一人ずつ裏返したり、違いを持たせるといった手法も取られている[14]。
西尾は執筆にあたり影響を受けた作品として上遠野浩平のブギーポップシリーズを挙げており、同作品で行われていた時系列と視点を入れ替える手法も試してみたが、本シリーズでのデビューに際し「視点を主人公の一人称に統一」「時系列を全く入れ替えない」事でブギーポップと逆をやるコンセプトとしたと明かしている[15]。
あらすじ | 登場人物 |
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クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い(英題:Alred marchen) | |
19歳の大学生である「ぼく」は、あるとき友人である玖渚友の付き添いとして、日本海に浮かぶ孤島、「鴉の濡れ羽島」を訪れる。そこには、画家・伊吹かなみ、料理人・佐代野弥生、ER3システムと呼ばれる組織の最高峰である七愚人の一人・園山赤音、占い師・姫菜真姫と呼ばれる天才やその関係者が来ていた。やがて、かなみが密室で殺される。事態を収拾しようと「ぼくは」1つ提案をするも、2人目の被害者を出してしまう。犯人を探すため、「ぼく」は本格的に動き出す。 | 赤神イリア、班田玲、千賀あかり、千賀ひかり、千賀てる子、伊吹かなみ、佐代野弥生、園山赤音、姫菜真姫、玖渚友、逆木深夜、ぼく、哀川潤 |
クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識(英題:Easy Love, Easy No) | |
「鴉の濡れ羽島」から帰ってきて数日後、「ぼく」はクラスメイトの葵井巫女子から彼女の親友である江本智恵の誕生日パーティーに誘われる。それと同時に、世間を騒がせる連続殺人犯・零崎人識と邂逅する。 渋々ながらもパーティーへの誘いを了承し、智恵と巫女子、巫女子の友人である貴宮むいみ、宇佐美秋春を加えた4人とともに、それなりに楽しい時を過ごす。その翌日、「ぼく」のもとへ警察が来て、江本智恵が殺されたことが判明する。智恵との会話で彼女に何かを感じた「ぼく」は、再び出会った人識とともに、事件の究明を目指す。 |
ぼく、零崎人識、貴宮むいみ、宇佐美秋春、江本智恵、葵井巫女子、浅野みいこ、鈴無音々、佐々沙咲、斑鳩数一、玖渚友、哀川潤 |
クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子(英題:ZigZag Highschool) | |
「ぼく」は哀川潤の依頼の手助けのため、お嬢様学校・澄百合学園へ半ば無理矢理連れて来られた。「ぼく」は紫木一姫という女子生徒を連れ出すために潜入する。 やがて、澄百合学園が単なるお嬢様学校ではなく人間兵器の育成機関であることが判明し、「ぼく」は生徒たちに追い回される。 |
哀川潤、紫木一姫、ぼく、市井遊馬、萩原子荻、西条玉藻、檻神ノア |
サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し / (下) 曳かれ者の小唄(英題:MAD DEMON & DEAD BLUE) | |
玖渚友の昔の仲間、綾南豹から「同じく友の昔の仲間・兎吊木垓輔が悪名高き斜道卿壱郎博士に囚われている」という連絡が入る。友は「ぼく」、鈴無音々とともに、絶対の守りを誇る斜道卿壱郎研究施設へと急ぐ。 | 玖渚友、鈴無音々、ぼく、斜道卿壱郎、大垣志人、宇瀬美幸、神足雛善、根尾古新、三好心視、春日井春日、兎吊木垓輔、哀川潤、石丸小唄(零崎愛識) |
ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹(英題:Do not eat, need we say more?) | |
ある日、「ぼく」は大学助教授・木賀峰約から研究の手伝いを依頼される。さして興味もなかったために断るが、隣人の浅野みいこが骨董趣味のために少なくない金を必要としていると知り、それが研究の報酬と一致していたため、アパートの住人となった一姫と、少し前から「ぼく」の部屋に居候していた春日井春日とともに依頼を受ける。 | ぼく、木賀峰約、円朽葉、匂宮出夢、匂宮理澄、浅野みいこ、紫木一姫、闇口崩子、石凪萌太、隼荒唐丸、七々見奈波、春日井春日、哀川潤、西東天、玖渚友 |
ネコソギラジカル(上) 十三階段 / (中) 赤き征裁 vs. 橙なる種 / (下) 青色サヴァンと戯言遣い(英題:(上)Party / (中)Halloween / (下)After Festival) | |
「ぼく」を自身の敵と認識した狐面の男・西東天。現れる敵・十三階段。死んだと思っていた友人・想影真心。世界の終わり。物語は終局に向け、加速する。 | 赤神イリア、班田玲、千賀あかり、千賀ひかり、千賀てる子、伊吹かなみ、佐代野弥生、姫菜真姫、園山赤音、逆木深夜、貴宮むいみ、宇佐美秋春、江本智恵、葵井巫女子、佐々沙咲、斑鳩数一、市井遊馬、萩原子荻、西条玉藻、檻神ノア、斜道卿壱郎、大垣志人、宇瀬美幸、神足雛善、根尾古新、三好心視、春日井春日、兎吊木垓輔、日中涼、梧轟正誤、棟冬六月、撫桐伯楽、綾南豹、式岸軋騎、滋賀井統乃、木賀峰約、円朽葉、匂宮出夢、匂宮理澄、浅野みいこ、紫木一姫、闇口崩子、石凪萌太、隼荒唐丸、七々見奈波、石丸小唄、零崎人識、架城明楽、一里塚木の実、絵本園樹、宴九段、古槍頭巾、時宮時刻、右下るれろ、闇口濡衣、澪標深空、澪標高海、ノイズ、奇野頼知、想影真心、西東天、哀川潤、玖渚友、ぼく |
キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘 | |
玖渚羸、玖渚絆、玖渚直、玖渚友、玖渚焉、玖渚遠、玖渚近、玖渚盾、千賀雪洞、哀川潤、戯言遣い | |
「人間シリーズ」(にんげんシリーズ)は、「戯言シリーズ」の登場人物・零崎人識を始めとする殺人鬼集団「零崎一賊」を主役としたシリーズ。イラストは戯言シリーズと同じく竹が担当している。2004年2月5日から2010年3月25日にかけて講談社ノベルスより刊行された。全7巻。後に文庫化され、2011年12月15日から2014年10月15日にかけて講談社文庫より刊行された。講談社ノベルス版にはCD-ROMやカードなどが付属する。「人間シリーズ」には「戯言シリーズ」に登場しなかった一部登場人物も登場している。
前述した戯言シリーズでの「縛り」の一つであった「視点のずらし」は本シリーズでは解禁されており、登場人物の視点の移動が行われている。また本シリーズは月二回のウェブ連載という形であった事から、前述した「ブギーポップシリーズに対するビートのディシプリンのポジション」にする事を決めていた為と話している[16]。
シリーズ第1作『零崎双識の人間試験』はシオミヤイルカ作画で漫画化されている。当初は『パンドラ』(講談社)に掲載され、その後『月刊アフタヌーン』(同)に移籍し、2011年11月号から2013年8月号まで連載された。全5巻。
シリーズ第2作『零崎軋識の人間ノック』はチョモラン作画で漫画化されている。『月刊アフタヌーン』2014年10月号[1]から2016年11月号まで連載。全4巻。
「〈物語〉シリーズ」とのコラボ小説として『混物語 第殺話 いおりフーガ』が存在する。
あらすじ | 登場人物 | |
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零崎双識の人間試験 | ||
いつも何かから逃げているようなヴィジョンを持ちながら生きている平凡な女子高生、無桐伊織はある日ひょんなことから同じ学校に通うクラスメイトの夏河靖道(かがわ・やすみち)を殺害してしまう。伊織は人を殺したことに全く罪悪感を覚えない自分に疑念を抱きつつも、警察署に行って自首しようとする。そこに、零崎一賊の長兄・双識が現れる。 | 無桐伊織、早蕨刃渡、早蕨薙真、早蕨弓矢、零崎双識、零崎人識、死色の真紅(哀川潤) | |
零崎軋識の人間ノック | ||
零崎一賊の一員・零崎軋識は、一賊に敵対した人間を殺すため、当時14歳の人識とともに高級マンションへ行く。殺人自体は成功したものの、別の場所にいた萩原子荻が遠くからマンションを狙撃する。更に西条玉藻がエレベーターに乗って2人に襲いかかる。 | 零崎軋識、零崎人識、零崎双識、零崎曲識、萩原子荻、西条玉藻、市井遊馬、赤神イリア、赤神オデット、千賀あかり、千賀ひかり、千賀てる子、匂宮出夢、闇口濡衣、闇口憑依、石凪萌太、哀川潤、暴君(玖渚友) | |
零崎曲識の人間人間 | ||
子荻は匂宮雑技団の分家である総角三姉妹に双識を殺させるために、自ら足手まとい役を演じようと零崎双識と遊園地ランドセルランドでデートをしていた。彼女はこのデートを通じてしていた。一方零崎一賊の一人・零崎曲識は人識とともに長兄の護衛と称して遊園地に来ていた。 | 零崎曲識、零崎双識、零崎軋識、零崎人識、無桐伊織、匂宮出夢、総角ぱれす、総角ろうど、総角さえら、哀川潤、想影真心、西東天、架城明楽、由比ヶ浜ぷに子、罪口積雪、右下るれろ、萩原子荻 | |
零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係 | ||
ある日零崎人識は、ひょんなことから西条玉藻と共に匂宮出夢の仕事、玖渚機関直系血族の殺害を手伝うことになる。三人の前には護衛として直木三銃士が立ちはだかる。 | 零崎人識、匂宮出夢、西条玉藻、萩原子荻、市井遊馬、直木飛縁魔、直木泥田坊、直木煙々羅、玖渚直 | |
零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係 | ||
ある日、人識らは闇口衆の本拠地・大厄島を訪れる。目的は石凪萌太の遺品である水玉模様の大鎌の回収だった。 | 零崎人識、無桐伊織、石凪萌太、闇口崩子、六何我樹丸、闇口憑依、石凪砥石、哀川潤、想影真心 | |
零崎人識の人間関係 零崎双識との関係 | ||
ある日、人識は、「呪い名」から集められた6人の寄せ集め・裏切同盟と双識との戦いに巻き込まれる。 | 零崎人識、零崎双識、零崎軋識、零崎曲識、萩原子荻、西条玉藻、紫木一姫、裏切同盟(時宮時雨、罪口摘菜、奇野既知、拭森貫道、死吹屍滅、咎凪尖離) | |
零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係 | ||
零崎人識、ぼく、佐々沙咲、江本智恵、木賀峰約、円朽葉、七々見奈波、浅野みいこ、鈴無音々、哀川潤、玖渚友 |
この作品記事はあらすじの作成が望まれています。 |
「哀川潤の失敗」(あいかわじゅんのしっぱい)は、「戯言シリーズ」の登場人物・哀川潤を取り巻く人物たちが、彼女の人間像について語るシリーズ。『メフィスト』で2010 VOL.1から2011 VOL.2にかけて連載。現5話。「最強シリーズ」の発刊に伴いノベルスに収録された。
「最強シリーズ」(さいきょうシリーズ)は、「戯言シリーズ」の登場人物・哀川潤を主役としたシリーズ。舞台は「戯言シリーズ」から10年程度未来、ジャンルは「戯言シリーズ」と異なり「SF」となっている。イラストは「戯言シリーズ」と同じく竹が担当している。『メフィスト』にて2014 VOL.1から2018 VOL.1にかけて連載。講談社ノベルスより2015年4月23日から刊行されている。全4巻。
「〈物語〉シリーズ」とのコラボ小説として『混物語 第強話 じゅんビルド』が存在する。
あらすじ | 登場人物 |
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人類最強の初恋 | |
人類最強の初恋:哀川潤は強くなりすぎたがゆえに、世界のすべてに降伏され、倒すべき敵も、応えるべき依頼も失ってしまう。そんなある日、東京で途方に暮れていた潤の頭上に隕石が落下してくる。 人類最強の失恋:潤は宇宙服「クローゼット」のテストと騙される形で月に追放されてしまう。月を探索していた彼女は月のマスコン(mass concentration、重力が集中するエリア)にて、岩を積み重ねたような風貌の生物・ストーンズと出会う。 |
哀川潤、長瀞とろみ、因原ガゼル、若紫和歌、肆屍然刃 |
人類最強の純愛 | |
人類最強の求愛:ある日、潤はふとしたことから過去と未来の自分と出会う。 人類最強の熱愛:潤は「右腕を炎に変化させる」という能力を持った男、示際祭に襲撃と依頼を受ける。依頼の内容は匂宮兄妹を生み出したマッドサイエンティスト・喜連川茂連(きつれがわ もつれ)の遺品「ふれあい」というガス状生命体にまつわることだった。 人類最強の純愛:潤はER-3の調査団とともに深海を訪れ、シーラカンスのような古代魚を思わせる姿をしたセイマーズという生き物と会う。 |
哀川潤、軸本みより、喜連川ほつれ、示際祭 |
人類最強のときめき | |
第1話「人類最強のときめき」:ある日、海底火山の噴火によって新たな島が生まれ、四神一鏡やER3システムをはじめとする複数の組織で取り合いとなる。四神一鏡の関係者である長瀞とろみは、世界的にアンタッチャブルな存在である潤がその島に住めば誰も手出しできないだろうと考えて潤に依頼する。潤が単独で島に上陸した翌朝、辺り一面は植物に覆われ、潤もまた蔓に巻かれていた。 第2話「人類最強のよろめき」:潤は因原ガゼルから「死ぬほど面白い本」の焚書を依頼する。 第3話「哀川潤の失敗 Miss/ion3. 死ぬほど幸せ」:ある日、潤繰島箏子という会社員が自殺未遂を起こす。事件を担当していた刑事の佐々沙咲は潤にこのことを相談する。 第4話「哀川潤の失敗 Miss/ion4. デジタル探偵との知恵比べ」:ある日、潤は缶堂開発所が開発したデジタル探偵との知恵比べに臨む。 第5話「哀川潤の失敗 Miss/ion5.不敗のギャンブラーと失敗の請負人」:日本人ギャンブラーのコントローラーは、世界中のカジノで連勝したことであらゆるカジノ場から出入り禁止を言い渡される。潤はその人物にギャンブルを辞めさせる依頼を受ける。 |
哀川潤、因原ガゼル、ドクター・コーヒーテーブル(第2話)、潤繰島箏子(第3話)、缶堂妙香(第4話)、コントローラー(第5話) |
人類最強のsweetheart | |
第1話「人類最強のlove song」:零崎曲識に思いを寄せていた時宮時針は、ある日彼の経営するピアノバー・クラッシュクラシックにて、彼が制作したと思われる楽譜を手に入れる。彼女はこの楽譜がもたらす効能を知るべく、ガゼルを通じて潤に楽譜の真贋鑑定を依頼する。 第2話「人類最強のXOXO(キスハグキスハグ)」:かつて鴉の濡れ羽島に滞在していた佐代野弥生はフードビジネスで成功し、世界中から飢餓をなくすために昆虫食の研究をしていた。彼女は昆虫の専門家である蒸木蟲子(じょうきむしこ)に協力を依頼するが、蒸木博士の怪々館(かいかいかん)で育てられていた虫の一部が暴走した。弥生は潤と共に怪々館へ救援に向かう。 |
哀川潤、姫菜幻姫、時宮時針、佐代野弥生 |
哀川潤がヴェネチアで遭遇した連続殺人事件を調査するミステリー小説。『メフィスト』2020 VOL.1にて一挙掲載され、これまでの戯言シリーズ関連作品と異なり四六判の単行本にて刊行された。最強シリーズと同じく「人類最強の」を含んだタイトルであるが、最強シリーズは本作の刊行後も『人類最強のsweetheart』で完結として扱われている[17]。
あらすじ | 登場人物 |
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人類最強のヴェネチア | |
哀川潤、軸本みより、班田玲 | |
この作品記事はあらすじの作成が望まれています。 |
「声」はOVAにおける担当声優。
作品内の人物、玖渚友の説明によれば作品内の世界は大きく四つに分けられる。四つの世界はそれぞれ少しずつ重なり合って安定しており、それ故に互いの情報が異なる世界に回ることもある。
以下、この区分けによって登場人物を説明する。
『ネコソギラジカル』では倒壊した。
《匂宮雑技団》。殺し名第一位。相手が誰であっても頼まれれば殺す「殺し屋」。殺しは「職業」であり「仕事」。殺戮を正しく奇術のように行うため、「殺戮奇術集団・匂宮雑技団」と称される。究極無比の実力主義集団で、役に立たなければ処分される。元々寄り合いみたいな組織なので分家筋も多く、「早蕨」「澪標」等、五十三家が存在する。名字は『源氏物語』の各帖の名に由来。しかし本家と分家は仲が悪い。本家ではイクスパーラメントという人工的な殺し屋を創造する実験がされている。分家を含めれば最大の組織力を誇り、しかも本家「匂宮」だけでも残る全ての殺し名と呪い名を相手にしても引けを取らない強大な戦力を持つ。対極の対極の対極の「時宮」を見たら薙ぎ払うように仕込まれている。主に兄弟姉妹で仕事をしており、人為的に強さを形成され、大抵は兄弟姉妹による変則的な戦術を仕込まれるよう、生まれる前から宿命づけられている。
《闇口衆》。殺し名第二位。己がこれと決めた主君のためなら、どんな行為にもおよぶ「暗殺者」。そこには計算も計画も限度も限界も無く、異常なまでの忠誠心で命じられた殺人を実行する。殺しは仕事の一つでしかなく、美学を持たない。対極は「罪口」。北海道の孤島、大厄島を拠点の一つとしている。
《零崎一賊》。殺し名第三位。理由無く人を殺す「殺人鬼」。人数は20 - 25人程度。「血縁」ではなく「流血」で繋がっている異端のためか、殺し名で唯一対極となる呪い名をもたない。殺しは「生き様」で何でもないこと。男性が多く、女性の零崎は希少(男性は識、女性は織が名前につく)。一賊体を一つの「家族」と見做しており、殺し名の中では珍しく、集団内の結束が非常に強い。そのため、一人の構成員を敵に回すことは一賊全体を敵に回すことと同義であり、一人が傷つけられると一賊の殺人鬼全員がその復讐に乗り出し、標的とその関係者全てを徹底的に殺戮する。そのため、少人数でありながらも殺し名の中でも最も恐れられ、忌み嫌われる存在となっている。無差別殺人を始める際は、個人によって言い回しが異なるが、「零崎を始める」と言う。面影真心の暴走により、構成員の大半が死亡した。生き残りである舞織と人識も、潤との約束により「零崎」としての活動はしていない。
《薄野武隊》。殺し名第四位。正義のために殺す「始末番」。対極は「奇野」。
《墓森司令塔》。殺し名第五位。みんなのために殺す「虐殺師」。対極は「拭森」。拷問を得意としており、呪い名・罪口とは拷問用の武器開発を依頼する関係。
《天吹正規庁》。殺し名第六位。綺麗にするために殺す「掃除人」。対極は「死吹」。
《石凪調査室》。殺し名第七位。生きているべきでない者、運命に背く者を殺す「死神」。対極は「咎凪」。殺し名の中でも最も特異な例外的存在で、その構成員は文字通り死の神と言われる。異質の格が違う、最下層にして特権階級。殺し名広しといえど、大鎌(デスサイズ)を使うのは彼らだけ。石凪にとって殺しとは「運命」。マイナーな組織で、たまに間違えて呪い名に分類されることがあり、実在が疑われるほど表には出てこない。便宜上殺し名に分類されるものの、石凪は人を殺すのではなく、ただ人を看取るだけとのこと。
《時宮病院》。「操想術師」。呪い名第一位。「恐怖」「怯懦」を司り、意識を操る操想術専門集団。殺し名「匂宮」の対極の対極の対極の存在。洗脳統制主義で、催眠や洗脳系の術である操想術の使い手。幻覚で自滅を図るなど、決して自分の力で戦わず、殺さない。人の内面に踏み込み、心の弱みに付け込んで呪いをかける。
《罪口商会》。「武器職人」。呪い名第二位。殺し名「闇口」の対極の存在。武器商人の集団。殺し名「墓森」とも(商売上の客として)接点がある。武器に愛されるが故に武器による攻撃が一切通用しないという特徴を持つ。「武器が体に合わなければ体を武器に合わせればいい」という概念が基本姿勢。殺し名にとっての闇口のように、呪い名の中でもやや浮いており、それなりの関わりが持てる程度には異質な存在。しかし武器を人より上に置いているなど、呪われた存在であることに違いはない。殺し名とも武器制作のために付き合いがあり、他の呪い名と比べて関係が悪いわけではない。
《奇野師団》。「病毒遣い」呪い名第三位。殺し名「薄野」の対極の存在。既知のものから未知のものまで、ありとあらゆる毒を身体に仕込んで使う。あらゆる毒を風邪でも移すかのように相手に移していく特異性があり、だがそのためほとんどの者がドーピング狂であり短命。死吹に次ぐ貴重種。奇野にとって戦闘とは毒薬の実験であり、殺す相手は被験者。呪い名の中で最も暗殺に向いている。
《拭森動物園》。「飼育員」。呪い名第四位。殺し名「墓森」の対極の存在。暗示により人間・動物・生物あらゆるものの脳を攻撃する「脳内干渉」の使い手。徹底して戦わずに殺し、自らを認識させず、ターゲットに攻撃されたという自覚すら与えない。序列こそ四位だが、呪い名の中で最も呪い名らしい呪い名。
《死吹製作所》。「死配人」。呪い名第五位。殺し名「天吹」の対極の存在。対象の意思に関係なく肉体を支配する「身体支配」の使い手。「し」の発音が「死」となる方言が特徴。呪い名の中で最も相手を傷つけるために自分が傷つくことを厭わず、相手を殺すために自分が死ぬことを肯定している。呪い名の一番の貴重種。
《咎凪党》。「予言者」。呪い名第六位。殺し名「石凪」の対極の存在。予知を使うらしいが、詳細不明。
暴力の世界でも屈指のプレイヤー集団。人数が少ない為に殺し名には含まれていないが、個々人の実力はそれに匹敵する。血縁関係はなく、直木飛縁魔と彼の弟子で構成されている。
西東天が理想を成就するために集めた異能集団で、天のカリスマに惹きつけられて集まったともいえる。既存のメンバーが抜けるごとに段位が繰り上がる(一段目の架城明楽は永久欠番)。メンバーの入れ替わりが激しい。十三階段という名前は匂宮理澄が命名した。能力以外にも、西東天の個人的な嗜好から、「眼鏡」という重要な入段条件がある(架城明楽・時宮時刻は例外、闇口濡衣は人相不明)。
日本における数少ない財閥家系の一つであり、その最上モデル。関連企業に傘下企業の数は21200以上で、実質上はその数字を遥かに超える。権力の世界を支配する集団の長で、七つの巨大組織を下部組織としている。玖渚の一族が中枢で、その直系血族は実在が疑われるほど。
世界中に影響力を持ち、「壱外(いちがい)」、「弐栞(にしおり)」、「参榊(さんざか)」、「肆屍(しかばね)」、「伍砦(ごとりで)」、「陸枷(ろくかせ)」、「柒(しち)」の名を飛ばして「捌限(はちきり)」そしてそれらを束ねる「玖渚(くなぎさ)」。西日本に陣取るこれらの組織で、一世界を築いている。本部は兵庫県南東部の神戸、芦屋、西宮の3市にまたがっている。日本に暮らしてい以上、誰であれその支配下にあり、巨大すぎて存在そのものを意識されていない。 「柒の名」は存在しない組織と言われているが、実際は存在している模様。
二十世紀末に、日本で暗躍した集団。「ぼく」が帰国した時期を境に自然解体している。正式な呼称はなく、メンバーそれぞれが好き勝手に名前をつけている。首領である玖渚は「仲間(チーム)」と呼ぶ。玖渚友のための集団であり、全員が玖渚友を崇拝している。玖渚にとって、「ぼく」の代わりのような存在で、本人たちもそのことを理解しているため「ぼく」のことを嫌っている。
巻 数 |
タイトル | 刊行形式 | 初版発行日付 | ISBN | ページ 数 |
備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
戯言シリーズ(既刊10巻) | ||||||
1 | クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い |
ノベルス | 2002年2月5日 | 4-06-182233-0 | 379 | 第23回メフィスト賞受賞。 メフィスト賞応募時のタイトルは『並んで歩く』。 |
文庫 | 2008年4月15日 | 978-4-06-275430-9 | 553 | |||
2 | クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識 |
ノベルス | 2002年5月8日 | 4-06-182250-0 | 381 | |
文庫 | 2008年6月13日 | 978-4-06-276077-5 | 559 | |||
3 | クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 |
ノベルス | 2002年8月5日 | 4-06-182267-5 | 197 | |
文庫 | 2008年8月12日 | 978-4-06-276133-8 | 279 | |||
4 | サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し |
ノベルス | 2002年11月5日 | 4-06-182283-7 | 242 | |
文庫 | 2008年10月15日 | 978-4-06-276179-6 | 331 | |||
5 | サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄 |
ノベルス | 2002年11月5日 | 4-06-182284-5 | 292 | |
文庫 | 2008年10月15日 | 978-4-06-276212-0 | 399 | |||
6 | ヒトクイマジカル 殺戮奇術の匂宮兄妹 |
ノベルス | 2003年7月5日 | 4-06-182323-X | 477 | |
文庫 | 2008年12月12日 | 978-4-06-276226-7 | 755 | |||
7 | ネコソギラジカル(上) 十三階段 |
ノベルス | 2005年2月5日 | 4-06-182393-0 | 371 | |
文庫 | 2009年2月15日 | 978-4-06-276283-0 | 601 | |||
8 | ネコソギラジカル(中) 赤き征裁 vs. 橙なる種 |
ノベルス | 2005年6月5日 | 4-06-182399-X | 373 | |
文庫 | 2009年4月15日 | 978-4-06-276337-0 | 611 | |||
9 | ネコソギラジカル(下) 青色サヴァンと戯言遣い |
ノベルス | 2005年11月7日 | 4-06-182400-7 | 373 | |
文庫 | 2009年6月12日 | 978-4-06-276389-9 | 605 | |||
10 | キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘 |
ノベルス | 2023年2月5日 | 978-4-06-530234-7 | 272 | |
人間シリーズ(全7巻) | ||||||
1 | 零崎双識の人間試験 | ノベルス | 2004年2月5日 | 4-06-182359-0 | 288 | 壁紙やスクリーンセーバーを収録したCD-ROM付。 |
文庫 | 2011年12月15日 | 978-4-06-277121-4 | 443 | |||
2 | 零崎軋識の人間ノック | ノベルス | 2006年10月25日 | 4-06-182509-7 | 329 | 架空のカードゲーム「零崎一賊の人間コロシアム」のカード封入。 |
文庫 | 2012年5月15日 | 978-4-06-277206-8 | 505 | |||
3 | 零崎曲識の人間人間 | ノベルス | 2008年3月6日 | 978-4-06-182582-6 | 235 | 架空のカードゲーム「零崎一賊の人間コロシアム」のカード封入。 |
文庫 | 2012年11月15日 | 978-4-06-277372-0 | 355 | |||
4 | 零崎人識の人間関係 匂宮出夢との関係 |
ノベルス | 2010年3月25日 | 978-4-06-182679-3 | 185 | 架空のカードゲーム「零崎一賊の人間コロシアム」のカード封入。 |
文庫 | 2014年10月15日 | 978-4-06-277930-2 | 275 | |||
5 | 零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係 |
ノベルス | 2010年3月25日 | 978-4-06-182680-9 | 253 | 架空のカードゲーム「零崎一賊の人間コロシアム」のカード封入。 |
文庫 | 2014年10月15日 | 978-4-06-277937-1 | 381 | |||
6 | 零崎人識の人間関係 零崎双識との関係 |
ノベルス | 2010年3月25日 | 978-4-06-182681-6 | 165 | 架空のカードゲーム「零崎一賊の人間コロシアム」のカード封入。 |
文庫 | 2014年10月15日 | 978-4-06-277934-0 | 241 | |||
7 | 零崎人識の人間関係 戯言遣いとの関係 |
ノベルス | 2010年3月25日 | 978-4-06-182682-3 | 173 | 架空のカードゲーム「零崎一賊の人間コロシアム」のカード封入。 |
文庫 | 2014年10月15日 | 978-4-06-277938-8 | 259 | |||
最強シリーズ(全4巻) | ||||||
1 | 人類最強の初恋 | ノベルス | 2015年4月22日 | 978-4-06-299040-0 | 265 | 「人類最強の初恋」(初出:『メフィスト』2014 VOL.1) 「人類最強の失恋」(初出:『メフィスト』2014年Vol.2) |
文庫 | 2020年5月15日 | 978-4-06-519716-5 | 368 | |||
2 | 人類最強の純愛 | ノベルス | 2016年5月6日 | 978-4-06-299074-5 | 234 | 『人類最強の熱愛』(初出:『メフィスト』2014 VOL.3) 『人類最強の求愛』(初出:『メフィスト』2015 VOL.1) 『人類最強の純愛』(初出:『メフィスト』2015 VOL.2) 『哀川潤の失敗 Miss/ion1. 4321枚の落書き』(初出:『メフィスト』2010 VOL.1) 『哀川潤の失敗 Miss/ion2. 仲間割れ同好会』(初出:『メフィスト』2010 VOL.2) |
文庫 | 2021年2月16日 | 978-4-06-522419-9 | 336 | |||
3 | 人類最強のときめき | ノベルス | 2017年4月19日 | 978-4-06-299093-6 | 196 | 『人類最強のときめき』(初出:『メフィスト』2015 VOL.3) 『人類最強のよろめき』(初出:『メフィスト』2016 VOL.1) 『哀川潤の失敗 Miss/ion3. 死ぬほど幸せ』(初出:『メフィスト』2010 VOL.3) 『哀川潤の失敗 Miss/ion4. デジタル探偵との知恵比べ』(初出:『メフィスト』2011 VOL.1) 『哀川潤の失敗 Miss/ion5. 不敗のギャンブラーと失敗の請負人』(初出:『メフィスト』2011 VOL.2) |
文庫 | 2022年2月15日 | 978-4-06-526649-6 | 256 | |||
4 | 人類最強のsweetheart | ノベルス | 2020年5月7日 | 978-4-06-519765-3 | 130 | 『人類最強のlove song』(初出:『メフィスト』2016 VOL.3) 『人類最強のXOXO(キスハグキスハグ)』(初出:『メフィスト』2017 VOL.1) 『人類最強の恋占い』(初出:『アニメ「クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い」解体新書』) 『人類最強のSweetheart』(初出:『メフィスト』2017 VOL.2) 『人類最強のJUNE BRIDE』(初出:『メフィスト』2017 VOL.3) 『人類最強のPLATONIC』(初出:『メフィスト』2018 VOL.1) 『巻末予告 人類最強のhoneymoon』(書き下ろし) |
文庫 | 2020年8月10日 | 978-4-06-528924-2 | 288 | |||
その他の作品 | ||||||
人類最強のヴェネチア | 四六判 | 2020年11月9日 | 978-4-06-521559-3 | 326 | 初出:『メフィスト』2020 VOL.1 | |
巻 数 |
タイトル | 初版発行日付 | ISBN | 備考 |
---|---|---|---|---|
西尾維新(原作)・竹(キャラクター原案)・シオミヤイルカ(作画)『零崎双識の人間試験』講談社〈アフタヌーンKC〉、全5巻 | ||||
1 | 零崎双識の人間試験(1) | 2011年12月22日発売 | 978-4-06-310795-1 | |
零崎双識の人間試験(1)特装版 | 978-4-06-362206-5 | ポストカードセット付 | ||
2 | 零崎双識の人間試験(2) | 2012年5月23日発売 | 978-4-06-387822-6 | |
零崎双識の人間試験(2)特装版 | 978-4-06-362219-5 | ポストカードブック付 | ||
3 | 零崎双識の人間試験(3) | 2012年12月7日発売 | 978-4-06-387852-3 | |
零崎双識の人間試験(3)限定版 | 978-4-06-358418-9 | ストラップ付 | ||
4 | 零崎双識の人間試験(4) | 2013年4月23日発売 | 978-4-06-387882-0 | |
5 | 零崎双識の人間試験(5) | 2013年10月23日発売 | 978-4-06-387930-8 | |
零崎双識の人間試験(5)特装版 | 978-4-06-362262-1 | フルカラー小冊子付 | ||
西尾維新(原作)・竹(キャラクター原案)・チョモラン(作画)『零崎軋識の人間ノック』講談社〈アフタヌーンKC〉、全4巻 | ||||
1 | 零崎軋識の人間ノック(1) | 2015年1月23日発売 | 978-4-06-388029-8 | 初版本は竹とチョモランによる大判イラストカード付[27] |
2 | 零崎軋識の人間ノック(2) | 2015年8月21日発売 | 978-4-06-388076-2 | 初版本は零崎人識と匂宮出夢のしおり付[28] |
3 | 零崎軋識の人間ノック(3) | 2016年3月23日発売 | 978-4-06-388131-8 | |
4 | 零崎軋識の人間ノック(4) | 2016年11月22日発売 | 978-4-06-388213-1 |
日本(日本語) 講談社ノベルス | 台湾(中国語) 浮文字 | 韓国(韓国語) ファウストノベルズ | アメリカ合衆国(英語) Del Rey | |
---|---|---|---|---|
1 | クビキリサイクル | 斬首循環 | 잘린머리 사이클(ジャルリンモリ サイクル[注 7]) | The Kubikiri Cycle |
2002年2月 | 2006年1月 | 2006年10月 | 2008年7月 | |
2 | クビシメロマンチスト | 絞首浪漫派 | 목조르는 로맨티스트(モクチョルヌン ロメンティストゥ[注 8]) | The Kubishime Romanticist |
2002年5月 | 2006年9月 | 2007年2月 | 2010年6月予定 | |
3 | クビツリハイスクール | 懸樑高校 | 목매다는 하이스쿨(モクメダヌン ハイスクル[注 9]) | |
2002年8月 | 2006年11月 | 2007年9月 | ||
4 | サイコロジカル(上) | 絕妙邏輯(上)[注 10] | 사이코로지컬 상(サイコロジコル) | |
2002年11月 | 2007年1月 | 2008年4月 | ||
5 | サイコロジカル(下) | 絕妙邏輯(下) | 사이코로지컬 하(サイコロジコル) | |
2002年11月 | 2007年5月 | 2008年4月 | ||
6 | ヒトクイマジカル | 食人魔法(上/下)[注 11] | 카니발 매지컬(カニバル メジコル) | |
2003年7月 | 2007年12月/2008年7月 | 2008年10月 | ||
7 | ネコソギラジカル(上) | 完全過激(上)[注 12] | 모든 것의 래디컬 상(モドゥン ゴセ レディコル[注 13]) | |
2005年2月 | 2008年11月 | 2009年4月 | ||
8 | ネコソギラジカル(中) | 完全過激(中) | 모든 것의 래디컬 중(モドゥン ゴセ レディコル) | |
2005年6月 | 2008年12月 | 2009年4月 | ||
9 | ネコソギラジカル(下) | 完全過激(下) | 모든 것의 래디컬 하(モドゥン ゴセ レディコル) | |
2005年11月 | 2009年12月 | 2009年6月 |
『クビキリサイクル』翻訳版のデータを掲載する。
2016年5月6日に「戯言シリーズ」のアニメ化が発表され[30]、2016年8月20日にシリーズ第1作『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』のアニメ化となることが発表された[31]。全8巻によるOVAで2016年10月26日より毎月発売される予定だったが、第3巻以降は1か月延期、第6巻以降はさらに1か月延期、第7巻以降はさらに2か月延期される[32]。制作は西尾作品の「〈物語〉シリーズ」を制作したシャフトと新房昭之が担当する。
各巻には副音声として「最強シリーズ」の登場人物によるオーディオコメンタリー「キャラクターコメンタリー」(脚本:西尾維新)が付属する。10年以上前のドキュメント映像を、現在進行中のシリーズの登場人物が見るという形が取られている[33]。
製作のきっかけは、プロデューサー・岩上敦宏が2002年に原作を読んだことだった[34]。岩上は「戯言シリーズ」をどのような形でアニメ化するか考えていくうちに、「戯言シリーズ」だけでなく西尾作品全体の展開を考えるようになり、そして生まれたのが「西尾維新アニメプロジェクト」だった[34]。同プロジェクトにより「〈物語〉シリーズ」と『刀語』はテレビアニメ化されたが、『クビキリサイクル』がテレビアニメではなくOVAになったのは、長編ミステリーを1クールで放送する場合視聴者の混乱が予想される、テレビで毎週映像を制作しようとすると求めるクオリティーに達しにくくなることがある、テレビアニメが増加している中で本当に「戯言シリーズ」が好きな人に届けるためにはOVAという媒体が良いのではないかといった理由による[35]。メインターゲットは、かつて原作にはまった20代から30代の男女となっている[36]。
同じ西尾維新原作でシャフト制作のアニメ「〈物語〉シリーズ」とはある程度雰囲気を変えるよう考えられている[37]。「〈物語〉シリーズ」では短いカットを積んで緊迫感を出しているが、本作品ではこの表現をあまり使用していない[37]。また、「〈物語〉シリーズ」における、文字のテロップを短く出すという演出もなるべくしないようにし、ギャグのような描写も控えられている[37]。言葉の読み方やイントネーションは西尾維新が監修している[37]。
話数 | サブタイトル | 脚本 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 | コメンタリー | 発売日 |
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1 | 三日目(1) サヴァンの群青 | 木澤行人 | 八瀬祐樹 | 鈴木博文、岩本里奈 | 渡辺明夫 鈴木博文 岩本里奈 | 哀川潤 長瀞とろみ | 2016年 10月26日 | |
2 | 三日目(2) 集合と算数 | - | 鈴木拓磨 八瀬祐樹 | 伊藤良明、高野晃久、岩本里奈 鈴木博文、清水恵子、越後光崇 水上ろんど、宮嶋仁志 | 渡辺明夫 鈴木博文 岩本里奈 高野晃久 | 哀川潤 因原ガゼル | 11月30日 | |
3 | 四日目(1) 首斬り一つ | 大谷肇 八瀬祐樹 | 大谷肇 | 鈴木博文、伊藤良明、清水恵子 鳥山冬美、宮嶋仁志、築山翔太 岩田秀信、沼田誠也 | 哀川潤 軸本みより | 2017年 1月25日 | ||
4 | 四日目(2) 0.14の悲劇 | 潮月一也 八瀬祐樹 | 平向智子 | 鈴木博文、清水恵子、岩田秀信 鳥山冬美、伊藤良明、宮嶋仁志 築山翔太 | 哀川潤 石丸小唄 | 2月22日 | ||
5 | 五日目(1) 首斬り二つ | 大谷肇 | 鈴木拓磨 | 伊藤良明、高野晃久、清水恵子 宮嶋仁志、築山翔太、鳥山冬美 山崎克之、岩本里奈 | 哀川潤 佐々沙咲 | 3月29日 | ||
6 | 五日目(2) 嘘 | 大谷肇 八瀬祐樹 | 矢野孝典 平向智子 | 岩本里奈、高野晃久、清水恵子 鳥山冬実、櫻井拓郎 | 哀川潤 長瀞とろみ 因原ガゼル | 5月31日 | ||
7 | 五日目(3) 鴉の濡れ羽 | 八瀬祐樹 | 岩本里奈、高野晃久、鈴木博文 清水恵子、石原恵治、鳥山冬美 櫻井拓郎 | 哀川潤 佐代野弥生 | 8月30日 | |||
8 | 一週間後 分岐 後日談 まっかなおとぎばなし | 笹木信作 | 八瀬祐樹 平向智子 浅見隆司 | 鈴木博文、岩本里奈、高野晃久 山村洋貴、清水恵子、柏淳二 中熊太一、伊藤良明 | 渡辺明夫 鈴木博文 岩本里奈 高野晃久 山村洋貴 | 哀川潤 ぼく | 9月27日 |
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