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日本の女優・朗読家 ウィキペディアから
幸田 弘子(こうだ ひろこ、本名:三善 弘子<旧姓:臼田[1]>、1932年〈昭和7年〉8月29日 - 2020年〈令和2年〉11月24日)は、日本の女優、声優、朗読家。東京都出身。女子美術大学卒業[1]。
夫は音楽評論家で東京音楽大学名誉教授の三善清達[2]。長女は中央線沿線文化に関する著書などの多いエッセイストの三善里沙子。
1953年NHK東京放送劇団に5期生として入り、舞台・放送で女優として活動。1976年の連続テレビ小説「雲のじゅうたん」に出演。また、NHKラジオで主演した音楽詩劇「オンディーヌ」(三善晃作曲)で文部大臣賞、イタリア賞大賞受賞。
舞台で古典から現代文学作品までの朗読を続け、1977年から毎年「幸田弘子の会」を開催、樋口一葉を中心に、『源氏物語』や泉鏡花・森鷗外・夏目漱石・堀辰雄・瀬戸内寂聴の作品などを舞台で朗読。
舞台朗読という新しい分野を確立した功績に対し、1981年、1982年、1984年と続けて文化庁芸術祭優秀賞受賞。1985年一葉の『十三夜』『大つごもり』などで芸術選奨文部大臣賞、1995年毎日芸術賞、1996年紫綬褒章、2002年藤村記念歴程賞受賞。1991年より国語審議会委員を三期つとめる。
2003年秋旭日小綬章受章[3]。1999年より『源氏物語』、『おくのほそ道』などによる「古典を読む」会の連続公演も開始。
2001年から「源氏語り五十四帖」と題して『源氏物語』の原文を、彩の国さいたま芸術劇場で読み始めた。
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