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山本周五郎賞
日本の文学賞 ウィキペディアから
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概要
主に大衆文学・時代小説の分野で昭和期に活躍した山本周五郎にちなみ、すぐれた物語性を有する小説・文芸書に贈られる文学賞である。主催は新潮文芸振興会、後援は新潮社。
長年にわたり新潮社が開催した日本文学大賞の後継イベントとして、純文学を主とする三島由紀夫賞とともに1988年に創設された。略称は主に「山本賞」や「山周賞」(「山本賞」という名称の賞は他のジャンルにも存在しているので区別するため)と呼ばれている。
選考対象は、前年4月から当年3月までに発表された小説とされているが、実際はその期間に発行された単行本が対象になることが大半である。
受賞は、選考委員(任期は4年)の合議によって決定され、年1回5月に発表される。受賞者には正賞として記念品、副賞として100万円(2024年現在)が授与される。
第4期までは選考会の全記録を文章化して、結果発表の場である『小説新潮』に掲載するなど、直木賞との違いを明確に打ち出していた(第5期から選考委員1人ずつの選評に変わったが、それでも他の雑誌と違い1人3ページずつと長めに掲載されている)。
ちなみに、山本周五郎は、直木三十五賞(第17回)で、授賞決定後に辞退をした史上唯一の人物である(作品は『日本婦道記』で1943年上半期)。
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選考委員
- 第1期(第1回から第4回):井上ひさし、田辺聖子、野坂昭如、藤沢周平、山口瞳
- 第2期(第5回から第8回):井上ひさし、阿刀田高、逢坂剛、長部日出雄、山田太一
- 第3期(第9回から第12回):同上
- 第4期(第13回から第16回):北原亞以子、久世光彦、長部日出雄、花村萬月、山田詠美
- 第5期(第17回から第20回):浅田次郎、北村薫、小池真理子、重松清、篠田節子
- 第6期(第21回から第24回):同上
- 第7期(第25回から第28回):石田衣良、角田光代、佐々木譲、白石一文、唯川恵
- 第8期(第29回から第32回):同上(第30回からは白石の代わりに荻原浩が務める)
- 第9期(第33回から第36回):伊坂幸太郎、今野敏、江國香織、荻原浩、三浦しをん
- 第10期(第37回〜):同上(荻原の代わりに小川哲が務める)
受賞作一覧
要約
視点
年は発表年。
第1回から第10回
第11回から第20回
第21回から第30回
第31回から第40回
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脚注
関連項目
外部リンク
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