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日本の実業家、和装研究家 ウィキペディアから
小泉 清子(こいずみ きよこ、1918年5月7日 - 2019年2月17日)は、日本の実業家で、きもの研究家。呉服販売会社「鈴乃屋」取締役名誉会長。
東京市下谷区(現在の東京都台東区)で、1909年(明治42年)に開店した洋品店「鈴木シャツ被服店」を営んでいた鈴木房吉夫妻の家に生まれた。その影響もあり、小泉は幼い頃から和服に対する関心を持っていたという。弟は、後に鈴木シャツ被服店を継いで婦人服専門店の大手「鈴屋」に拡大した実業家の鈴木義雄である[1]。
東京府立第一高等女学校を卒業後、日立に3日間だけ勤務した後、内務省に入省する[2]。その後結婚し、子供を2人もうけるが、夫は太平洋戦争中にフィリピンで戦死した。
敗戦後の1947年(昭和22年)、子供を養うため、生地に近い上野で呉服店「鈴乃屋」を開業する。旧姓と母の名の字から「鈴乃屋」と名付けた。苦難の末に、会社を全国規模の呉服販売チェーンストアに成長させた。
1963年(昭和38年)、軽井沢で催した鈴乃屋の展示会に皇后美智子の女官が訪れたことがきっかけで美智子との交流が始まり、美智子の着物のデザインを担当した。また、2005年に行われた紀宮(黒田清子)の結婚披露宴の衣装も担当している[3]。
1984年(昭和59年)からは毎年、NHKの大河ドラマ計33作で衣装考証を担当していた。ドラマ『渡る世間は鬼ばかり』でも衣装協力し、橋田壽賀子とも親交が深かった。2007年(平成19年)には衣装考証での長年の貢献により、第15回橋田賞特別賞を受賞した。同年、日本きもの連盟会長に就任する。
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