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大嵐駅

静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家にある東海旅客鉄道の駅 ウィキペディアから

大嵐駅map
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大嵐駅(おおぞれえき)は、静岡県浜松市天竜区水窪町奥領家にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線である[1]

概要 大嵐駅, 所在地 ...
概要 大嵐駅, 所属事業者 ...

所在地は静岡県浜松市ではあるが、愛知県北設楽郡豊根村富山地区の玄関口とされる[3]。静岡県=愛知県境から約50m静岡県側にあり、佐久間湖に架けられた鷹巣橋を渡ると富山地区である。

豊橋方の大原トンネルは5,063mあり、飯田線で最長のトンネルである。

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歴史

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駅構造

島式ホーム1面2線と側線を有する地上駅警報機の付いた構内踏切が平岡方面にある。中部天竜駅管理の無人駅である。

1955年(昭和30年)に、佐久間ダム建設に伴って飯田線佐久間 - 大嵐間経路を変更した際に、従来よりも山側に駅を移設した。これは1942年(昭和17年)9月27日に豪雨でプラットホームと駅舎が天竜川に崩落する事故が発生した経緯があり、ダム湖水位変動の影響も懸念されたことから防災対策として移転されることになったものである。旧駅は大原トンネル出口すぐ川側にあり、新駅同様島式ホームを備えた駅であった。大原トンネル出口から大嵐トンネル入口までは106mしか無く、大原トンネル出口付近64.2mと大嵐トンネル入口付近54.5mを拡幅断面として、トンネル内に分岐器とプラットホームの一部を設ける構造となっている[4]

駅舎

1997年(平成9年)に富山村が地方交付税等約3800万円を用いて新駅舎を建設した[3]。川上幸男村長が主導して建設が計画され、建設費は富山村の一般会計予算の約5%に当たる。築約60年の旧駅舎が同年4月に解体されると、飯田線全線開通60周年記念日である8月20日に新駅舎完成式が開催され、特別列車等で訪れた観光客らも式典に参加した。JR東海の施設では無く豊根村[注釈 1]の施設であるため、厳密には駅舎では無く休憩所と定められており、「みんなの休む処」と言う名称が付けられている[3][6]

駅舎は東京駅をモチーフとしており[1]、赤レンガを模した不燃パネル等が用いられている。駅舎延床面積は56m2であり、約2万m2ある東京駅の約1/300である。内部には富山郵便局と富山村森林組合が寄贈した木製机や椅子が設置されている。内部には富山村の俳句愛好家が設置した投句箱や、来訪記念ノート等も設置されている。駅舎横にトイレがある。

のりば

さらに見る 番線, 路線 ...
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利用状況

「静岡県統計年鑑」及び「浜松市統計書」によると、近年の1日平均乗車人員は以下の通り[7][8]

さらに見る 年度, 1日平均 乗車人員 ...

駅周辺

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駅前風景

駅は静岡県浜松市天竜区にあるが、愛知県北設楽郡豊根村富山地区への玄関駅となっている[3]。駅前にある鷹巣橋(愛知県道426号・静岡県道287号津具大嵐停車場線)を渡ると豊根村富山地区となる。

とても山深い場所に位置し駅周辺には商店は無く自動販売機も無い。

道路による他地域とのアクセスが非常に不便であるため、新聞輸送や郵便配達に飯田線列車が用いられている[1]

新聞は豊橋駅発の下り始発列車で運ばれ、郵便物は宛先が愛知県側であっても静岡県の日本郵便天竜郵便局によって行われており、社員は郵便物が入ったリュックを背負い、電車から降りると、駅前に停めてあるバイクに積込んで配達に向かう。

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隣の駅

東海旅客鉄道(JR東海)
CD 飯田線
快速
通過
普通
水窪駅 - 大嵐駅 - 小和田駅

かつて存在した路線

日本国有鉄道
飯田線(旧線)
白神駅 - 大嵐駅 (- 小和田駅)

脚注

参考文献

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関連項目

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