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長野県飯田市上飯田にある東海旅客鉄道の駅 ウィキペディアから
飯田駅(いいだえき)は、長野県飯田市上飯田にある、東海旅客鉄道(JR東海)飯田線の駅である。特急「伊那路」や、快速「みすず」などが発着する、飯田線内における主要駅として機能している。
かつては当駅と岐阜県中津川市にある中津川駅を結ぶ国鉄中津川線計画があったが、未開業のまま建設中止となった。しかし飯田市と中津川市を結ぶ鉄道路線は2027年以降開業予定のリニア中央新幹線によって実現する見込みである。
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線を有する地上駅である[1]。
南側の単式ホーム(1番線)に面して駅舎がある。駅舎の屋根は赤く塗られた丸い形状をしており、駅舎正面上部にはリンゴをあしらった装飾も見られる[9]。これは、信州名産のリンゴと風越山をイメージしたデザインとも言われる[5]。ただ、リンゴに関しては、信州の特産品の1つだからでは無く[9]、飯田大火からの復興のシンボルとされたものがリンゴであるためとも言われる[9]。
駅長が配置された直営駅で、駅舎内にはJR全線きっぷうりばがある。キヨスクは新型コロナウイルスの影響で2023年3月31日限りで閉店した[1]。また、駅構内にJR東海飯田支店が設置されている。管理駅として、中井侍駅から伊那大島駅の間の各駅を管理している。
列車によって発着番線が変化するため、駅掲示時刻表等での確認が必要である。主に上り列車は1番線[注釈 1]、下り列車は2番線である。また豊橋方面特急「伊那路」は1番線、辰野方面快速「みすず」は3番線から発車する[11]。
飯田市統計書によれば、1日平均乗車人員は以下の通り。
飯田線は大嵐駅 - 駄科駅付近までと、市田駅付近から先は、殆ど天竜川に沿うように敷設されている。しかし、飯田市の中心駅である当駅に寄るように、飯田線は松川上流方向に屈曲して、切石駅に達してから松川を渡り、この当駅に到達している。なお、次の桜町駅付近では、松川の支流・野底川を渡っている。このような線形であるため、この付近では飯田線が中央自動車道に接近している。
当駅は飯田市役所の最寄り駅であり[1]、駅前には商店街が見られる[1]。また、駅正面から長野県道21号飯田停車場線が伸び、南東に約200メートルの所に国道151号の起点がある。1992年に飯田駅の駅舎がリンゴをイメージしたデザインに改装されたが、飯田市のリンゴ並木も、飯田駅からは比較的近い。なお、駅舎の塗装は経年劣化で色あせが発生したため、2018年6月から10月にかけて塗り替えが行われ、リンゴをイメージした赤が蘇った[12]。
前述した各施設を除く主要施設は下記のとおり。
東京方面への中央高速バス・名古屋方面への中央道高速バスや長野方面への「みすずハイウェイバス」、市内線用飯田市民バス、信南交通バスが飯田駅前に発着している。以前は高速バスの始発・終着は駅から800メートル程離れた飯田バスセンター(飯田商工会館1階)であったが、飯田商工会館建替え工事のため廃止された2011年10月1日から当駅前に変更された。同センターで行われていた高速バス定期券発売等は、2011年10月から信南交通飯田駅前発券所[16]で扱っている[17]。なお、飯田商工会館建替え工事が完了したことに伴い、2014年4月1日から「飯田商工会館」バス停が一部の高速バス路線起終点として復活した[18]。
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