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千葉県から茨城県に至る一般国道 ウィキペディアから
国道124号(こくどう124ごう)は、千葉県銚子市から茨城県水戸市に至る一般国道である。
途中経路の鹿嶋市から終点の水戸市までの区間は国道51号との重複区間であり、124号は実質鹿嶋 - 銚子までの約35 kmにとどまる。鹿島港と東関東自動車道を結ぶ主要道路であるため、神栖市内と鹿嶋市内は片側2車線が確保されるなど整備度が高い。全線を通して飯沼街道を踏襲している。
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
茨城県鹿嶋市と神栖市にまたがる鹿島港を中心とする地域は、1963年(昭和38年)4月に鹿島臨海工業地帯を造る国家プロジェクト「鹿島開発」により工業整備特別地域に指定され、現在のルートの国道124号(幅員40 m)は、1967年(昭和42年)9月に都市計画道路の計画決定により、建設省道路局補助の道路整備事業として道路整備が開始された[5]。鹿島開発の対象地域内の用地買収は、一括して鹿島開発組合により順調に進められて計画道路は早期開通したが、それ以外の地域の用地確保がすすまず、鹿島地区が2002 FIFAワールドカップの開催地のひとつに選ばれたことを契機に、2002年(平成14年)のワールドカップ開催に合わせ鹿島神宮付近の国道124号鹿島バイパスは、国道51号鹿嶋バイパスと同時期に開通している[5]。
起点である銚子大橋前交差点から100 mほどで、銚子大橋に差しかかり利根川を渡河すると、茨城県神栖市に入る。神栖市(旧波崎町)の銚子寄りでは、波崎漁港に由来する商店街や集落があり、片側1車線である。かもめ大橋入口付近から水戸寄りは、片側2車線の道路となる。交通量は多くない。
神栖市(旧神栖町)の地域では、ほぼ全線で片側2車線(一部片側4車線部分あり)となっているが、鹿島港や鹿島臨海工業地帯にアクセスできる茨城県道240号奥野谷知手線をはじめとする県道と接続することから、交通量は非常に多い。とりわけ朝夕の通勤時間帯は、鹿島セントラルホテル(平泉交差点)から茨城県道240号奥野谷知手線(知手交差点)までの区間で交通の流れが悪く、コンビナートの定期修理期間中にあたる毎年5月 - 6月は工事関係者の車両も加わり、朝の下り線をピークに通勤ラッシュで大渋滞となる[4]。自治体からの要請もあったことなどから、交通渋滞緩和を目的に知手交差点から平泉交差点までの5.3 km区間は、6車線化されている[4]。
鹿島セントラルホテル前から鹿嶋市の国道51号との合流まで片側2車線で、国道51号との合流付近では、交通量は比較的穏やかであるが、鹿島セントラルホテル前からショッピングセンターチェリオ付近では、沿線のロードサイド店舗への買い物客で休日を中心に混雑する。神栖市 - 鹿嶋市は、通行する車両の総重量の最高限度25 tである道路の指定を受けている[22][26]。
神栖市の鹿島セントラルホテル前から鹿嶋市街の沿線には、ショッピングセンターチェリオやロードサイド店舗をはじめとする市街地が形成されており、国道51号との合流付近では、鹿島神宮の杜に沿って通っている。
※国道51号鹿嶋バイパス重複区間は国道と自動車専用道路のみを記す。
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